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趣旨


 人々が大切にしてきた温もり−長い年月を掛けて育まれてきた伝統−そして風土の息づかいが伝わってくる民家。
 そんな家に棲んでみたいと思ったことはありませんか?
 たしかに「新建築」は経済効率が良く?、機能満載で魅力的です。しかし健康を害され(シックハウス症候群など)、人生より寿命が短い家屋…そうした問題が一部で浮上している事実も否めません。
 それにくらべ、日本の気候と暮らしに合わせて長いあいだ集積してきた造形美や、匠の技を活かした住居空間−民家。そのすばらしさを見直してみませんか?
 いま、歴史と風格を備えた民家が、次々と取り壊されています。
世代交代や衰退など、さまざまな事情がその存続を拒んでいることと思います。
しかし引き取り手のいないそうした民家は重機に砕かれ、廃棄処分されています。この重機による「ミンチ解体」は、ガラス、木材、土(瓦)などが入り混じっているためリサイクルされることなく、不法投棄もしくは野焼きによるダイオキシン汚染を引き起こすなど多くの社会問題になっています。
 何十年、いえ何百年と培われ、木材に込められた自然の魂が、廃棄され、環境汚染の源になるというなんとも無惨な状況が現実にあるということに胸が痛みます。
 しかし、もし民家を引き取り、建て直して住んでみたいとお考えの方がおられたら、どんなにすばらしいことでしょう。
 もちろん、今ある形のまま移築しなければならないというわけではありません。「復元」が目的なのではなく、あくまでも現在の個々のライフスタイルに合わせて、古い物を生かす…いわゆる「再生」こそが、21世紀に生きてゆく現代人の目標とする姿ではないでしょうか?
 生涯を通して財産の多くを投じて建てる我が家を、真の意味で地球と人に優しい暮らしを保証してくれる家にしたいと思います。
 民家に暮らす。それは単に懐古趣味といったものに終わるのではなく、自分の生き方と地球のありかたに思いを馳せ、自然に優しく愛にあふれた暮らしを考えるということだと思います。

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譲渡条件(過去のことです)


譲渡条件  日本民家再生リサイクル協会の方針に従い申し込んで頂くことになります
期限 2001(平成13)年6月頃 詳細は相談の上
費用  日本民家再生リサイクル協会の利用料、解体費用 等
 実際の金額は、日本民家再生リサイクル協会に問い合わせて下さい。
優先性  もし、日本民家再生リサイクル協会会員で譲渡希望者が出た場合は、協会会員が優先となりますことを、あらかじめご了承ください。
条件変更  本ホームページ上の内容は、譲渡条件も含めて必要に応じて変更することがあります。詳細事項は、日本民家再生リサイクル協会様の規則を最優先しますが、それ以外に必要なことが有れば、当人間で話し合いにより決めて行く物とします。日本民家再生リサイクル協会様の規則外の事項に関しては、当事者同士の話し合いにより取り決めていくものとします。


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物件の経歴


    購入時に建てた人から聞いた話を伝え聞いたり、現在の居住者の記憶によるものなので、おおよその話しです。
  • 昭和3〜4年頃 注文建築
  • 昭和16年頃 建築主が移民するに当たり現在の所有者が購入
  • 昭和40年    風呂の釜を替える (現在も薪による五右衛門風呂)
  • 昭和45年頃 ふすま張り替え
  • 昭和47年    台所を改築(土間を改造)
  • 昭和49年頃 トイレをくみ取り式から水洗式に改築
  • 昭和50年頃 屋根の瓦を葺き替える
  • 昭和50年頃 窓をサッシに改築(三個所 内 二個所は掃き出し窓)
  • 昭和50年頃 白蟻駆除 一部 しきいと床板を替える 畳替え

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物件と私と


 私がここで記載している家と出会ったのは、私の所の顧客として出入りしたところから始まります。多少外目は悪い物のずいぶん良い家だと常々思っていました。そうして15年以上が過ぎました。
 昨年の年末の事ですが家を建て直すと聞きました。ずいぶんもったいないことだと思い何とか成らないかと考えていました。そうしているうちに建築業者と建て直しの契約をしたとの知らせが入りました。慌てて家の持ち主の方の理解を得て木材だけでも何とか残せないかと考えて色々模索していました。そんな中でインターネット上でたまたま「日本民家再生リサイクル協会」の存在を見つけ連絡を取りました。担当の方に来ていただいて調べて貰ったところかなりしっかりした良い建物であることが解りました。現在の住まいを改築して住み続けることも検討しました。しかし、家の持ち主の色々な事情や既にハウスメーカーとの契約をしてしまっているなどの事情で後戻りをすることは困難な状況との結論になりました。こうして「移築」による引き取り手を探すことになりました。
 移築すれば後何十年とかもしくはそれ以上十分に使える建材です。しかし、購入すれば高価な木材もゴミになれば単なる厄介者扱いにしか成りません。何としてでもこの家を使っていただける方を探したく思っております。

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問い合わせ




既に無くなってしまいました。有り難うございました。




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