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近年、物が豊富で、欲しい物はなんでも手に入る世の中。
それゆえ、子供の創造力がなくなってきているとよく言われている。
私が子供の頃は、自分ですごろくゲームを作っては学校で友達と遊んだり
していたものだが、最近の子供はどうなんだろう。。。
著者は、もともと絵本やおもちゃを扱う会社で働いていて、この本はそういった
商品を売るために書いた本だそうで、ほのぼのとした家族漫画を交えて、
絵本やおもちゃを紹介しています。楽しいエピソードとともに紹介されているので、
思わず紹介されている本を読みたくなってしまいます。 この本の中で印象的だった話があります。
スイスの数学者でデザイナーあるピエール・クラーセンという人が作った
「キュービックス」という知育玩具(著者はこの「知的玩具」という言葉を嫌って
いますが)で遊んだ大人が、「大人でも充分に堪能できるレベルの高い
おもちゃだ!」という意味で、「こりゃ、こどもにはもったいないシロモンだね。」
といったそうです。そのときのクラーセンの答えが、おもしろい。
「ちがう!大人にはもったいないんだ!」 たしかに、こどもは大人よりも感受性が強く偏見を持たない分、いろんな発想をし、
大人を驚かせることがあります。
そういうところで、こどもの「なぜ?」には勉強させられることがあります。
自分が大人の振りして、知ったかぶりしていることを見透かされてしまう。
当たり前だと思っていたことに突っ込みがはいると、そういえばなぜだろう・・・。
と考えるきっかけになったりします。
最近話題になっているゆとり教育と新教科書。教科書を薄くすることが
本当にこどものためになるのでしょうか?
小さいころは興味のあることがたくさんあったはず。
教科書を薄くするということは、ひとりひとり興味がある分野については、
個別にしっかりと対応できるような教育が必要になってくるでしょう。
また、教師はひとりひとりがいろんなことに興味を持つように教育して
いかなければ意味がありません。
こどもにはゆとりができても、教師にはゆとりが無くなるでしょう。
教科書が薄くなっただけで、教育方法がいままでと変わらないのなら、
きっと単に学力の低下だけで終わってしまうでしょう。
ともあれ、絵本には感受性を豊かにさせるものであることを再認識しました。
とくに、「ぐりとぐら」のつくったパンケーキはおいしそうでたまりません・・・。
とか書いてたら腹が減ってきた・・・・。 |