混成種―HYBRID 角川ホラー文庫

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著者 カシュウ タツミ
価格 \505
●科学が生んだ悪魔との死闘!

最近はバイオテクノロジー技術が高まり、ヒトゲノムもほとんど解読できていると
言われている。人が神の領域に踏み込むまであと何年なのだろうか。
近年、ついにクローン技術にも手を出し始めているという。
昔から、科学と倫理はともに語られ続けた。
科学技術の発展とともに、われわれ人間が失っているものがきっとあるはず。
AI(コンピュータ知能)はコンピュータでありながら、人間でいわれる知能を
持っているもの。コンピュータが自分で判断し、行動を行う。
そうなると、人間はどうなるのだろうか・・・。

ある科学者が金属で出来た植物を作り出した。
金属という無機質なものが自ら成長することは確かにすごいことだが、
本当にこの金属の植物らしきものは成長しているのか?
そもそも、果たしてそれが何の役に立つのか?
学会で発表はしたものの、周りの記者や学者からは馬鹿にされるだけで
終わってしまった。

後に彼はそれを、人工神経として利用することにたどり着く。
これを使えば、下半身付随になっても再び歩くことを取り戻せる。
そう考えはしたが、実際に人体実験になるとなかなかできなかった。
しかしそんな折、彼は交通事故に巻き込まれ、下半身付随に。
ちょうどいいとばかりに、周りの反対を押し切って自分の体への移植に成功する。
ところが、その金属の植物は知能を持っていた。そして、その植物は
科学者に対し反抗しはじめる。

途中に起こる人工神経とのバトルシーンでは、台詞などの言い回しが
とても少年漫画的で、初めのリアルな科学的説明から非現実的な世界へと
読んでいて少し拍子抜けした。
瀬名秀明の「パラサイト・イブ」から流行りだしたバイオホラー系。

   

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