クリスマス

 

 

感謝祭が終わると、街中、クリスマスの準備が始まります。

 

 

 

 

 

もみの木

 

たくさんのもみの木が、あちこちの広場に運ばれてきて、売られます。せっかくアメリカにいるのだからと、私達は、本物のもみの木を買うことにしました。この辺りで売られている、もみの木は、たいてい、根っこが付いていません。根元の方を、のこぎりで切って、そこに、木の板を打ちつけて、立つようにします。ちょっと、残酷で、もみの木に申し訳ないような気がします。

でも、アパートに住んでいるものにとっては、たとえ根っこ付きで買ってきたとしても、植える場所がありませんから、しかたないです。クリスマスが終わると、アパートの、ほぼ中央に、もみの木専用の巨大なごみ箱(?)が、置かれ、御用済みのもみの木は、ここに集められて、どこかへ運ばれていきました。

デパートでは、日本で売られているような、作り物のもみの木を売っています。サイズは、小さな物もありますが、本物と負けず劣らず、高さ2メートルぐらいのものがたくさんあります。値段は、本物のもみの木よりも高かったので、買おうなどとは、思いませんでした。でも、日本では、そんな大きな物は、とても値が張るだろうし、簡単に手に入るかどうかわからない…ので、買っておけば良かったなあと、ちょっぴり、後悔しています。

 

 

 

 

 

サンタが街にやってくる

 

12月に入ると、商店街やデパートの広告に ・・月・・日サンタクロースが来ます…というのがだんだん入ってきます。

小学校にもサンタクロースが来ました、といってもプレゼントを持ってではありません。この一年いい子にしていたか調査に来るのです。膝の上に抱っこして、「いい子にしてたかな?」などと話します。小学校ではこのとき記念写真を撮り、希望者に販売します。(このサンタさんのメインは、写真の販売の方です。)

よく行くお店にも、サンタクロースが来ると言うので、子どもを連れていってみました。ここでも、子どもを膝に抱いて、「いい子にしてるかな…。」などと。声を掛けてくれたのですが、うちの子達は恥ずかしがってあまり答えませんでした。他の子を見ていると、「何が欲しいかな?」などと聞いていたりしたので、これは親が子どもにクリスマスプレゼントを買うためなんだあ、と納得しました。

アパートにもサンタクロースが来るというお手紙が来ました。日本で、アパートにサンタクロースが来るというと、プレゼントをもらえていたので(自治会の子供会担当者が色々と準備してくれるのですが)うちの子達は、かなり期待して行きました。

アパート中の子ども達が集まって一列に並んでいます。しばらく並んで待ってやっと順番が来ました。そして。やっぱりというか膝に抱かれて「いい子にしてたかな?」と聞かれ、小さなお菓子の包みをもらいました。うちの子達はかなり期待外れでがっかりしていました。

クリスマス前に来るサンタさんは、クリスマスプレゼントを何にしようか決める親のためにくるようです。

 

 

 


ディープサウス・オブ・USA