新聞販売機

 

タラハッシーでも、モービルでも、新聞は新聞販売機で買っていました。タラハッシーの地方紙は平日20セントで、日曜は1ドルです。新聞販売機に10セントコインを2枚入れてふたを自分で開けます。中には新聞がどっさり入っています。その一番上の一部を取ってふたを閉めます。一度ふたを閉めるとお金を入れるまで、開けようとしてもあきません。でも一度開けると新聞はいくらでも取ることができます。

ある日、図書館の前の新聞販売機で新聞を買おうとしてお金を入れたら、ふたが開きません。どうしようかしらと思っていたら、そばにいた親切そうなおじさんが、リセットボタンを押してくれました。コインが出てきたので、そのおじさんはそれをまた入れました。今度はうまくいってふたがあきました。そのおじさんは新聞を一部取ると私に渡してくれました。私がありがとうと言うのも意に介さず、もう一部 自分の分を取って去って行きました。後に残された私はちょっと変な気分でした。

時々、新聞販売機の近くで新聞をたくさん持って新聞を売っている人を見かけます。そんな人は、新聞社に委託されて売っているのでしょうか。新聞販売機の中の新聞をごっそり取って、かってに売って小遣い稼ぎをしているのでは…などと、勘ぐってみたくなります。

 

 

次のページへ


アメリカで暮らして