はっぴいえんどのル−ツ、サテライトステ−ジはもとより 各地のミニバイクレ−ス
そしてサンデ−レ−ス、全日本選手権に至るまで安全の為に○○にワイヤ−ロック等の項目が必ず存在しています。
でも意外とドレンボルトって何? とか ワイヤ−ロック?なんて人も多いのが事実。
また初めてレ−スに参加する人には聞いた事もない内容でもありますね(質問するのもなんだか恥ずかしかったり)
そんな訳で簡単ではありますが、写真つきでその辺りの説明と取り付け方法などを伝授したいと思います。




★ドレンボルトに穴開けとは?

ドレンボルトとは2サイクル、4サイクル関係なくエンジンの下側或いは側面に存在し、
エンジン(ミッション)オイルを抜くためにあるボルトです。
サイズはメ−カ−によって多少の差はありますが、形状には余り差はありませんね。
万が一、これが緩んでオイルをサ−キットにぶちまけたりすると・・・
自分も含めて大変な事になってしまいますので、まずはこいつの頭に穴を開けて
ワイヤ−で緩み止めするのがドレンボルトのワイヤ−ロックです。
因みにのこの規則はロ−ドレ−スであれば排気量の大小関係なく
広く施行されている規則で必須科目だ。
穴を開ける道具として一番入手しやすいのはやはり電気ドリル。
でも右の写真のように手に持って加工する事は不可能だし大変危険。
かと言って車体に取り付けたままではまずドリルが届かないし
他のパ−ツを壊す二次災害の恐れもありますね。

またワイヤ−の太さやボルトの頭径を考えてドリルの刃の径は
1.5mm〜3mm程度が良いでしょう。
刃は鉄工用であれば普通に加工できますが、堅い材質のボルトや
他のワイヤ−ロック用の穴も沢山開けたい場合、長く使いたい場合は
ステンレス用の刃がお勧めです。
勿論、ワイヤ−本体はステンレスしか認められない場合が多いので
最初からステンレスワイヤ−を買っておきましょう。(下記参照)
やはりネジを挟むに安定した台座のホ−ムラン王と言えば万力ですね。
簡単に言えばこれにしっかり挟んで、マ−キングした部分に穴を貫通させます。
但し、ネジ山の部分を挟むとネジが潰れてしまいますので挟む場所には注意!

小さいものならホ−ムセンタ−に売っていますが
頻繁に使わないし勿体ない場合が殆どでしょう。
懇意にしているバイク屋さんや鉄工所等で、缶コ−ヒ−の2〜3本も渡して
ドリルと共に借りる手もありますね。
上手く行けば綺麗に穴をあけるコツも教えて貰えるかも?
でもガレ−ジに1つあれば便利に工具でもあります。
穴開けする工作機械のエリ−トと言えばこの卓上ボ−ル盤。
何かと使えて便利ですし、最近はホ−ムセンタ−等でも安く売っています。
真っ直ぐ綺麗に穴を開ける事ができ、刃が折れたり損傷したりする事も減りますね。
チ−ムでレ−スしている人なら数人で割り勘購入もお勧め。

ドリルよりも楽にアッと言う間に加工できますよ。
そうなると何にでも穴を開けたくなる症候群に陥る人も時々います(笑)

しかしどうしても加工が面倒くさい人やアルミ製のドレンボルトが欲しい人向けに
最初から穴の空いたドレンボルトも売っています。
有名パ−ツショップ等でお探しください。









★ワイヤ−ロックしてみよう
これはTZM50のエンジンでドレンボルトが右横下部に付いています。
ついでにこれも規則で決まっているフィラ−キャップ(オイル注入口)の穴を開け
2つを縒ったワイヤ−で結び、互いをワイヤ−ロックしました。
尚、殆どの車種の場合、この2つの穴はかなり離れる事になるので
こんな風なワイヤ−ロックは一部の車種と思われます。
(勿論、こんな場合でも別々にしたところで全然構わない)

一番肝心なのはワイヤ−の引っ張る方向(止める方向)は
ネジ、ボルトが緩まない、抜けない方向であることが重要なのです。

フィラ−キャップはプラスチック製が殆どなので穴開けは容易です。
希にゴム製やアルミ製もありますけど!


例2


例3


例4
これはワイヤ−ロックを楽しくする工具でワイヤ−ツイスタ−と言い
ワイヤ−ロックを容易に行う事ができる優れモノです。
安ければ2000円程度からありますので、レ−サ−なら1つは工具箱に欲しい所。
プライヤ−やペンチでも代用できなくはありませんが、
挟む、捻る、引っ張るのスピ−ドと簡単さが圧倒的なのは言うまでもありません。

ステンレスワイヤ−はホ−ムセンタ−でもバイク用品店でも工具屋さんでも手に入ります。
但し、あまり細いと強度不足で車検落ちの場合もありますので
参加するレ−スの規則書にも合致する太さを選びましょう。
0.7mm〜1mmぐらいが使いやすく、強度的にも問題ありません。
レ−スの種類、レギュレ−ションによってはブレ−キやオイルラインにもワイヤ−ロック指定の場合があります。
特にシングルレ−ス、旧車レ−スでは他にも指定箇所がかなり多いですね。
ワイヤ−ロック忘れて車検で落とされないように、規則書をよく読んで確認しましょう。
現場で加工なんて出来ないに等しいですから。

因みにミニバイク系ではここまでの規則のあるところは無いと思います。
勿論、どんなネジでも緩んだら怖いので各部共確認は必要ですよね。
そうワイヤ−ロックとは、万が一ボルトが緩んだ時に抜け落ちないようにとの安全面と
重要な部分のボルトを締めた後の自分自身の確認作業でもあるのです。
本当に大事なのは規則云々より、自分そして回りの安全を守る為の確実な作業だと思います。



★ガソリンキャッチタンク

さて、ミニバイクレ−スを専門にやって来た人以外は聞き慣れないこの言葉
オイルキャッチタンクなら知っているけど?なんて人も少なくない。
またロ−ドレ−スではガソリンタンクの吹き返しでキャッチタンクを使うのだが
キャブレタ−に繋ぐなんてのは基本的にやっていないですよね。

これは狭いコ−スで転倒の多いミニバイクならではの規則から発生したと思われます。
簡単に言えば転倒してオバ−フロ−したガソリンが路面にこぼれて後続車がスッテ−ンと行かないように
ホ−スを繋いで耐ガソリン性の容器に受けるものです。
確かに雨の日なんてガソリン(特に2スト混合なら)の流出は最悪ですから

尚、写真のホ−スは例なので1本ですが、
ケイヒンは2本、ミクニは3本のオバ−フロ−パイプが出ている場合が多い。
(偶に外品のキャブレタ−等でブリ−ザ−が存在しない場合のみキャッチタンク免除、例FCR等)
尚、ル−ツ・サテライトでもコレを装着しないと参加できないので注意ですぞ。
でも何本も出すのは面倒とか思う人には、1〜2本塞いで1本だけ出すなんて裏技もあります。

またエアクリ−ナ−BOXを装着している車両なら
吸入口に、或いは穴開け加工して、そこからホ−スを差し入れる方法もOKです。

容器は耐薬品製のポリ容器であれば問題ありませんが
飲料水のボトルなどは条件をクリアできない場合が多いです(溶けて流れたら意味なし)
専用のキャッチタンクはバイク用品店でも手に入るし、同製品はホ−ムセンタ−でも購入できます。
容量は200ccも要らないぐらい、同時に耐油製のホ−スもキャブドレンと口径合わせて買っておきましょう。
これも上記の店なら手に入ります。

取り付ける位置はできるだけキャブレタ−より下の位置にタイラップ等を使って確実に取り付けてくださいね。
もちろんマフラ−やエンジンの熱い所を避け、操作の邪魔にならない部分がベストです。
(できれば車検で車検官が解る、確認できる位置にしておきましょう)

そして走る前には必ず中身を確認して空にしておくのを忘れないようにしましょう。
特に雨中走行の後は水が溜まっていたりしてそれをキャブが吸い込んで不調の原因になる場合もあります。
またホ−スはボトルの真ん中、深くても三分の二あたり迄に差し込んでおきましょう。
底にピッタリつけると希にキャブレタ−が負圧で真空状態になり不調の原因になったケ−スもあります。

 ☆ 取り付け例 ☆
上記の条件を満たして運転に邪魔にならない場所であればOK!



これはラジエタ−のキャッチタンク
かなり簡単な説明だったので詳しい人にはもの足らず、初心者の人にはまだまだ?な部分もあると思いますが
これ以上の詳しい事、不明な部分はレ−スに詳しいバイクショップやベテランの先輩諸氏に尋ねるのも一興です。
流石に伝えられて来た知恵や工夫等、雑誌等では得られない部分が吸収できるかも知れませんよ。
勿論、当店でもお教えできますし、加工のお手伝いもできますので気軽に尋ねてくださいね。

最後にどんなレ−スに参加する場合でも規則書をよく読んできちんと理解し(抜け穴を探すのでは無く)
参加者全員が安全で楽しいレ−スができるような車検対応のバイクに仕上がる事を願っています。

★オイルキャッチタンク


ガソリンキャッチタンクと名前は良く似ているが少し違うのがオイルキャッチタンク。
これも4サイクルの改造クラスにはレギュレ−ションで義務付けられているところが多いですね。
簡単に言えばブリ−ザ−パイプから吹き出したオイルをそのまま外へ垂れ流さないで
一旦、耐熱性のタンクに受けとめて拡散を防ごうって仕組みのものです。



で、最近はそのタンクから最終的に大気解放されるホ−スをもう一度、エアクリ−ナ−BOXや
キャブBOX内、またはこの写真のようにキャブレタ−吸入口の前に戻して
吹き出したオイル混じりのブロ−バイガスやオイルそのものをエンジンに吸わせる方法が一般的です。
サテライトステ−ジ、ル−ツ・ザ・原チャリにおいてもオイルキャッチタンク装着の改造車について
同ル−ルを採用していますので、このように加工してください。



★オイル受けアンダ−カウル


これも4サイクル改造車に付随する規則ですが
(サテライトステ−ジ4サイクル全車に義務、ル−ツ改造クラスは強く推奨)
オイルを受ける形状となったアンダ−カウルを装着した例です。
このカウルは、後端が壁になっているので
万が一、エンジンオイルがエンジンから漏れた場合でも路面に流れず
カウル内に収まる容量に仕上げられています。
上記オイルキャッチタンク、そしてアンダ−カウルは各FRPショップ
又は部品販売店にて販売されています。
但し、専用品は良いのですが流用の場合はマフラ−形状の部分加工と
バンク角も視野に入れて選びましょう。




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