第八話








くあああああ〜〜〜(背伸び)
しゃっしゃっしゃっ(耳掻いてる)
ぴくっぴくっぴくっ(耳で虫払ってる)
ほええええ〜〜〜〜(心の叫び)













あら、みなさんおひさしぶり♪
猫ですのよん。
今日も桜の木の上でまったりしてますのよ。
やっぱり気持ちいいですねぇ♪














ところで、前回大変なことになりましたねぇ・・・
お友達になってくれって言われても・・・
あれじゃだめっすよねぇ・・・














ってなんであんな軟弱なんですか・・・
うーん、悩みの種っす。
ほんと困ったっす。

























・・・がりがりがり



























はーどうしようかなぁ・・・
とりあえず、あの軟弱な性格を直さなくては。
うーん、でもどうしたらいいか・・・























・・・がりがりがりがりがりがり




























他の野良猫と喧嘩させるか・・・
あーでも逃げるだろうなぁ・・・
うにゅー困った。
猫、困った・・・























ちら(下を見る)

















・・・がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり(必死)





















〔うえぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!登れないよぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〕




















あああ〜〜〜頭痛いっす(泣)
ちゅーか、木ぐらい登れよ。
どうしようもないっすねぇ・・・
仕方ないなぁ・・・
下に降りますか。























ひょい(華麗に着地)
とてとてとてっ(すごい勢いで近寄ってくる)























〔うううう〜〜〜〜〜おねいちゃん、ひどいよぉ〜〜〜〜〜(えぐえぐ)〕
























あーはいはい・・・
あたしが悪かったです。
だから、頼むから泣かないでくれ。
こっちが泣きたくなるからっ(泣)
























はぁ・・・・
仕方ない。
ご飯でも食べるか・・・
おい、ついておいでっ!!


















てくてくてく(移動中)
とぼとぼとぼ(移動中)
























ほれ、着いたぞ。
っていつまでも泣いてんじゃないよっ!!
あそこに鮭があるだろう。
あれがあたしたちのご飯だ。
さぁ、あれを盗んできなっ!!!






















〔ふぇぇ・・・・そんなのできないよぉぉぉ・・・・〕



















あああああああああああああああああっ!!!!
いいから、早く行けっ!!!
捕まりそうになったら助けるからっ!!!!























〔うううううううううう・・・・・(えぐえぐ)〕
〔おねいちゃん、恨むからね・・・(ぐしぐし)〕





















とぼとぼとぼ(魚屋の前に行く)



















「あぁぁぁぁん、テメェまた魚奪いにきたのかァァ???」





















〔ううううううううううううううううううううううう(泣)〕
〔助けて・・・助けて・・・ママ・・・〕
〔オオオォ〜ママー許して、ママァァァァァァ(号泣)〕
























ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン(腕振り下ろす)
ガクガクガクガクガクガク(怯える女将さんの息子)
ドキドキドキドキドキドキ(なんとなく緊張してる猫)


















「ほれほれほれほれほれほれほれほれ」
















ひらひらひらひら(タオル振ってる)


















〔はああああああああああ!!!!!〕
〔ひらひらしてる!!!!!!〕
〔えいえい!!!(前足でタオルを威嚇してる)〕

























「くくく・・・やはり、猫にはこれが一番だ!!!」





























・・・・・・・
女将さん・・・
あたしにはやっぱり無理かもしれない(泣)
まぁ、この間に鮭奪ってきますか・・・
・・・・はぁ・・・・



































───────────────夕方。





















ぱくぱく。
もぐもぐ。
がつがつ。






























はぁ〜鮭はうまいっす♪
今日は切り身2つもパクってきたのです。
うふうふうふ。
これ食べ終わっても、
まだあとひとつあるのですよん☆
さて、そろそろ頂きますか(ニヤリ)



















・・・・ぅぅぅぅぅ


















んっ???
なんか聞こえましたか?
気のせいですね。
さて、お食事の続きを♪




















・・・・ううううううっ





























うっ・・・・後ろからサムイ視線が・・・
き・・・気のせいです。
気のせいなのです!!!!(汗)
さ・・・さぁ、ご飯を・・・
食べなきゃ・・・食べな・・・



























〔ううぅ・・・うぅらぁみぃぃまぁぁぁすぅぅぅ〜〜〜〜〜〜(by 中○○ゆき)〕

































ひいいいいいいいいいいいっ!!!!!!(ぞくぞくぞく)
そんな暗い声で歌うなっ!!!
って、あんた無事だったのね。
あのまま、店主に捕まっておけばよかったものを・・・































〔うううううううううううううううう・・・・(えぐえぐ)〕


































うううううううううううううううう(汗)
わ・・・・わかったわよぉ・・・・
これ取れたのはあんたが店主のおとりになったおかげだから、
あんたが食いなさいよ。
あ・・・あたしはもういらないわ・・・



























〔・・・・・うえ??おねいちゃん、いいの???〕


























ううううっ!!!
そんなつぼらな瞳で見るなっ!!!
食えといったら食えっ!!!


























〔ううううう・・・・ありがとう・・・〕
























ぱくぱく。
もぐもぐ。




























うふっ・・・おいしそうに食べてるわね。
お腹すいてたんだねぇ・・・
泣き虫だけど面白い奴だ。
もうちょっとがんばってみよう・・・


























食事が終わってあたしたちは女将さんのところに帰ることにしました。
今日も一日が終わったなぁ(遠い目)
明日もまったりするぜ!!!
というわけで、猫帰還します!!!!


























てくてくてく(移動中)


























むむむっ!!!
怪しげな影を2つ発見!!!
しかも同族!!!!


















う・・・・
なんかやばい・・・・
嫌な予感が・・・
























猫A:「おいおいおいおい、こっからは通行禁止だぜ」
猫B:「ちゅーか、お嬢ちゃん、俺達と一緒に遊ばない?」
























げ・・・・絡まれた・・・・
あーウゼぇ・・・
さっさと逃げるかって・・・
あ・・・もう一人いたんだった・・・





















ちらっ(女将さんの息子見る)




























ガクガクガクガクガクガクガク(驚愕)





























はああああああ・・・・・(ため息)
こりゃダメだ・・・・
あたし一人なら何とかなるんだけどねぇ・・・
























さて、どうしたものかねぇ・・・






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