沖縄で会った奇妙な生物
謎の生物 
 
こいつは何だったんだろうか。
 宮古島の吉野海岸で魚の観察をしていて、浅かったのでバランスを崩して、海底に右手をついた。つく前に平らな長方形のものが見えたので、岩かなと思っていた。ところがつくとグニャリとした感触で、すぐに岩ではないと思った。そして右手に奇妙な感覚が…。手を見ると蜘蛛の糸のような粘りのある白いものが一面についていた。取ろうとしてもなかなか取れない。 
 海底を見ると、長方形の物体の穴から糸が出ていた。しばらくすると途切れたが、足で軽く踏んでみると、また糸が出て来る。退治しようと,思いっきり踏みつけても,糸が出るばかりだった。
 仕方がないので、最後は枝サンゴを穴にねじ込んでおいた。
2回目に宮古島へ行ったときはお目にかかれなかった。
クラゲ
 
奇妙な生物ではないが、本島の万座ビーチで泳いでいると、クラゲに襲われた。一匹だったが、明らかにこちらに向かって来る。昔この形のクラゲが身体に触れるとミミズバレになったことを思い出して、それだけは避けようと攻撃した。すぐスノーケルをはずして、何度もクラゲを殴った。しばらくすると、バラバラのクラゲの残骸が散らばっているのが見えた。
なまこ
 
沖縄やサイパンにはナマコがたくさんいる。いろいろな種類がいるが、宮古島や石垣島にはタコの足のように見えるものが多数いた。
 万座ビーチにはトラロープのように、黄色と黒のまだらのものがいて、海蛇と間違えて、あわてて逃げたことがある。海底でじっとしていたので多分ナマコだったのだろう。
海ヘビ
 石垣島の白保で潜っていた時、突如サンゴの陰から現れた。ナマコとほぼ同じ模様の黄色と黒。
 向こうから攻撃はしないということだが、かまれると命がないので、逃げた。スリルがあった。