2001ネンダイエーホークス勝敗ショウハイ        
試合 勝敗 点数 日付 対戦チーム 球場 投手 セーブ 本塁打 戦評 備考
1 2-6 3/24 オリックス 福岡ドーム 西村1敗   井口1号 オリックスは1回に谷のセンター前タイムリーなどで2点を先制。その後も効果的に加点。投げても2番手カルロスが2回と2/3を1失点に抑える好投で勝ち投手。また、新外国人ストッパーのク・デソンがセーブがつかない場面の9回に登板し、ランナーを出しながらも無失点に抑えた。ダイエーは毎回のようにチャンスを作るも、併殺打が5つの拙攻と開幕戦を勝利で飾れなかった。  
2 4-0 3/25 オリックス 福岡ドーム 田之上1勝 ペドラザ1S バルデス1号 ダイエー先発、田之上が好投。9回途中までオリックス打線を8安打0点に抑えた。プロ入り初完封目前だったが、9回二死で交代。2番手で登板したペドラザも無難にリリーフし、1セーブ目を挙げた。打線は4回に小久保、松中、城島の3連打で2点、5回にはバルデスの来日初となる1号2ランで追加点を奪い、田之上を援護した。オリックスは2度あった満塁のチャンスも活かせず、12残塁の拙攻で、開幕2連勝はならなかった。  
3 4-0 3/27 近鉄 大阪ドーム 星野1勝     ダイエーは3回に井口のタイムリーで1点を先制。その後も5回にフィルダースチョイス、城島のレフト前タイムリー、ミッチェルの犠牲フライで3点を追加し、そのまま星野-渡辺正和-岡本-吉田-ペドラザの完封リレーで近鉄打線を無得点におさえ、2連勝。ダイエー先発星野は今季初勝利となった。対する近鉄は連勝を2でストップさせた。近鉄先発愛敬はプロ入り初登板。  
4 7-4 3/28 近鉄 大阪ドーム 山田1勝 ペドラザ2S 小久保1号、2号 ダイエー先発はルーキー山田。2連勝中と波に乗るダイエーは3回に柴原のレフトへの犠牲フライで先制、続く井口のタイムリー2ベースで計3点をあげる。その後も7回に3点、8回に1点を追加し、近鉄を突き放す。山田は7回まで無得点に抑えられも8回に中村の3ランなどで4点を奪われ降板。その後は吉田、ペドラザがきっちりと抑えてダイエーは開幕3連勝。山田は見事プロ入り初勝利をあげた。  
5 6-5 3/30 日本ハム 福岡ドーム ラジオ1勝 ペドラザ3S   ダイエー先発ラジオ、日本ハム先発オーミーの両外国人投手で始まったこの試合。3回、1点を追いかける日本ハムは、6連打とラジオを打ち込み、4点をあげ逆転。しかしダイエーは、4回に1点をとると、6回、小久保が同点となる2点タイムリー2ベース、さらに城島が勝ち越しとなるタイムリーを放つなどこの回4点、再びリードを奪う。その後は、継投策で日本ハム打線を1点に抑え4連勝。守護神ペドラザ、今季早くも3つ目のセーブをあげた。  
6 0-1 3/31 日本ハム 福岡ドーム 斎藤和1敗     両先発の好投で投手戦となり、0対0で迎えた4回、日本ハムは上田の1号ソロで先制した。投げては先発下柳が8回まで被安打1、2塁を踏ませない好投を見せた。下柳は9回裏二死2塁から、バルデスにヒットを打たれるが、レフト中村豊の好返球でランナー村松はホームでタッチアウト。下柳は昨年8月22日以来のプロ入り2度目の完封を果たした。一方ダイエーは150球1失点の力投を見せた先発斉藤を打線が援護しきれず、連勝は4で止まった。  
7 5-7 4/1 日本ハム 福岡ドーム 田之上1勝1敗     1回に4連続安打で3点を先制した日本ハムは、3回にウィルソンの1号3ランでさらに3点を追加。7回にも、田中幸雄がこの試合2本目のタイムリーを放ち、先発岩本を援護した。対するダイエーは、3回に井口の2点タイムリーツーベースと小久保のタイムリーで3点返すと、7回に井口のタイムリーでさらに2点を返し、2点差まで縮めるが及ばず2連敗。  
8 4-6 4/2 西武 西武ドーム 星野1勝1敗   ミッチェル1号 1回の裏、カブレラの3号2ランで2点を先制。続く2回にもマクレーンが2試合連続となる4号ソロを放つなど2点を追加。3回には鈴木のタイムリー2ベースが出て、この回までに一挙6点を挙げる。一方ダイエーは5回、ミッチェルに来日初アーチとなる2ランが飛び出し、6回にも2点を取り、追い上げる。しかし西武は中継ぎ陣が7回以降ダイエーを抑え、9回は新ストッパーの豊田がランナーを出しながらもしめて、今季初セーブをマークした。ダイエーは3連敗で勝率5割に逆戻り。  
9 3-10 4/3 西武 西武ドーム 永井1敗   浜名1号 西武先発西口は5連続三振と、好調な立ち上がり。1点リードで迎えた4回マクレーンが3試合連続となる、2ランホームランで点差を広げる。3本のホームランを含む14安打で10点を挙げ西武が勝利。ダイエーは8回2点を返すに留まった。西武はダイエーに2連勝。ダイエーは4連敗を喫し借金1となった。  
10 1-10 4/4 西武 西武ドーム 山田1勝1敗   小久保3号 西武は2回裏、中嶋聡のタイムリーヒットで2点を先制。その後も3回にカブレラの3ランなどで4点、5回には今日猛打賞の鈴木と中嶋聡のタイムリーで3点をとり着実に得点を重ねる。7回には代打玉野のタイムリー2塁打で1点を加え、2試合連続2ケタ得点。ダイエーも9回に4番小久保が3号ソロを放ち意地を見せるが、反撃もここまで。西武先発松坂は、7回までダイエー打線を無得点に抑え今季初勝利を挙げた。  
11 4-1 4/6 ロッテ 千葉マリン ラジオ2勝 ペドラザ4S ミッチェル2号 1回、ダイエー先発ラジオは、自らの暴投で1点を与える。しかしダイエーは4回、ミッチェルのレフトへの特大2号ソロで同点に追いつくと、続く5回、バルデスのセンター前タイムリーで勝ち越し。さらに続く6回にもバルデスの2点タイムリー2ベースでロッテを突き放した。ラジオは2回以降は危なげないピッチングで7回を投げ1失点。最後は守護神ペドラザが三者凡退に抑え、連敗を5でストップ、ロッテの連勝も2で止まった。  
12 6-7 4/7 ロッテ 千葉マリン 若田部1敗  先発 斎藤和   バルデス2号 ダイエーはバルデス、ロッテは初芝、メイのホームランなどで3対3の同点で迎えた8回表、ダイエーは小久保のタイムリー2ベース、代打林の2点タイムリーで3点を勝ち越した。しかし、ロッテは8回裏、メイ、清水将のタイムリーで3点を挙げ、試合を振り出しに戻した。そして6対6の同点で迎えた9回裏、2死からボーリックが四球で出塁。続く途中出場の立川が、左中間に2ベースを放つと、1塁ランナーボーリックがホームに生還。ロッテが今シーズン初のサヨナラ勝利を収めた。  
13 0-8 4/8 ロッテ 千葉マリン 田之上1勝2敗     ロッテは1回表、福浦のタイムリーで先制。さらに2回裏には福浦のタイムリー2ベースなど、打者一巡の猛攻で5点を追加。その後も4回裏に小坂のタイムリー、8回裏には諸積のタイムリーで得点を重ね、8-0と快勝した。ロッテ先発小野はダイエー打線を散発5安打に抑え、今季初勝利を、昨年5月7日のオリックス戦以来の完封勝利で飾った。  
14 7-2 4/9 近鉄 福岡ドーム 星野2勝1敗   小久保4号、松中1号 1回、ダイエーは小久保のタイムリー2ベースで1点を先制。その後小久保の4号ソロ、今日復帰第一戦目の松中の1号2ラン、ミッチェルの来日初となる猛打賞などを含む10安打で着実に点を重ね、計7得点。一方近鉄は5回に大村の2号2ランで2点を返すが、反撃もそこまでに留まった。結局7対2でダイエーが連敗を2で止めた。ダイエー先発星野は今季初完投で2勝目。なお近鉄先発門倉が右耳に打球を受け、3回途中で降板するアクシデントに見舞われた。  
15 13-6 4/10 近鉄 福岡ドーム 篠原1勝 先発 山田   井口2号、3号、小久保5号、城島1号 ダイエーは1回、城島の走者一掃のタイムリー2ベースで3点を先制。続く2回にも井口の2ラン等で4点を追加し、近鉄先発高村をノックアウト。その後も井口の今日2本目となるホームランを含む3本のホームランなどで着実に得点を重ね、計13点を挙げ近鉄に連勝。近鉄も中盤に一時は3点差にまで追い上げるが、先発高村を含め投手陣の乱調が響き、連敗。近鉄は単独最下位に転落。                                                ≪井口 快打2発!快走2盗塁≫

 ダイエーが4本塁打を含む14安打で今季最多の13得点。猛打ショーの主役は井口だ。二回に高村のシュートを左翼席へ運べば、四回の左前打を挟み六回には左中間へ3号ソロ。「1本目はうまく打てた感じだったけど、2本目は完ぺきでした。久々にストレートをうまく引っ張れました」さらに走るほうでも初回と八回に2盗塁。7盗塁はロッテ・小坂に2差つけるリーグトップだ。この調子なら3割、30本、30盗塁の「トリプル・スリー」も夢ではない。
 
16 18-3 4/13 オリックス 神戸 ラジオ3勝   城島2号、3号、4号、柴原1号、井口4号、ミッチェル3号 ダイエーは1点差で迎えた6回、バルデスの走者一掃タイムリー2ベースや、城島の2試合連続となる2号2ランなどで6点を奪い逆転。さらに7回柴原の1号ソロと井口の2試合連続となる4号2ランで3点を追加。勢いは止まらず、9回には打者12人の猛攻。城島が1イニング2本のホームランを放つなど9点を挙げ、計18点を奪い圧勝。投げてはラジオが114球で完投。ダイエーは休みをはさみ3連勝で勝率を5割に戻した。  
17 3-9 4/14 オリックス 神戸 西村2敗   松中2号、城島5号 オリックスは2回、進藤がレフトスタンドに2号3ラン、続く日高も2者連続となる1号ソロを放ち計4点を先制、ダイエー先発西村をノックアウト。4回ダイエーは松村のライトスタンドへの2号2ランと、2者連続、3試合連続となる城島の5号ソロで3点を返すが、オリックスはその後も田口の1号ソロなどで順調に点を重ね、9対3で快勝した。  
18 11-3 4/15 オリックス 神戸 田之上2勝2敗   井口5号、松中3号 1回に3点を先制したダイエーは2回にも井口の3ランと、松中の2試合連続となるソロホームランでさらに追加点を挙げ序盤に一挙7得点とリード。その打線の援護を受け、先発田之上も順調な立ち上がり。6回3分の2を投げ、2本のホームランの3点に抑え、11対3と大差でダイエーがオリックスを下した。  
19 1-2 4/16 ロッテ 福岡ドーム 吉田1敗 先発 星野     0対0で迎えた6回、ダイエーは二死満塁のチャンスで城島がフォアボールを選び1点を先制する。しかしロッテは8回、佐藤のサードゴロ間に1点、続くメイのセンター前タイムリーで1点の計2点を奪い逆転。ダイエーは8回、9回と得点圏にランナーを進めるが、得点することはできなかった。ロッテが逃げ切り4連勝で首位をキープ。一方ダイエーは借金生活に逆戻り。  
20 6-2 4/17 ロッテ 福岡ドーム 永井1勝1敗   ミッチェル4号、松中4号、城島6号 ダイエー先発永井が8回までロッテを無得点に抑える好投。打線もミッチェル、松中、城島の3本のホームランなどで6点を取り援護する。永井は9回表、福浦に4号ソロ、初芝にタイムリーを許し、被安打10、奪三振4、死球1、113球を投げ、完封直前で惜しくも降板したが、チームの勝利に貢献。ダイエーは勝率を5割に戻した。ロッテの連勝は4でストップとなったが、首位をキープ。  
21 10-3 4/18 ロッテ 北九州 ラジオ4勝   小久保6号、7号満塁、ミッチェル5号、6号 1回、ダイエーは小久保の2試合連続となる2ランで2点を先制。2回にも、その小久保の2打席連続となる満塁ホームラン、さらにミッチェルの5号ソロ、6号3ランと史上16人目となる1イニング2ホームランなどを含む、打者一巡の猛攻で8点を追加。序盤に計10得点を挙げる。一方ロッテは16安打とダイエーの14安打を上回るも、史上最多タイの6併殺で結局3点しか奪えなかった。ダイエーは2連勝。ダイエー先発ラジオは今季4勝目。  
22 6-1 4/20 西武 福岡ドーム ヘイニー1勝   小久保8号 ダイエーは1回、井口のショートゴロ間に1点を先制。続いて2回にも鳥越の犠飛で1点を追加、リードを2点に広げた。さらに6回、1点を追加し、なおも二死1、2塁の場面で4番小久保のホームランが飛び出し、リードを6点に広げた。西武はカブレラの12号ソロホームランが飛び出し1点を返すが、反撃はここまで。結局、来日初先発のヘイニーが初登板、初勝利を挙げ、ダイエーは3連勝!  
23 3-2 4/21 西武 福岡ドーム 渡辺正1勝 先発 若田部 ペドラザ5S 小久保9号 西武は、ダイエー先発若田部の立ち上がりを攻め、ヒットとダブルスチールでチャンスを作り、カブレラのショートゴロ間に1点を先制。さらに6回にも鈴木の併殺打間に1点を追加しリードを広げる。一方、ダイエーは5回まで西武先発西口にノーヒットに抑えられるが、6回裏に小久保の3試合連続となる9号2ランで同点に追いつくと、8回にはバルデスのタイムリーで逆転し、西口をK.O.。最後は守護神ペドラザで1点差を守りきり3対2で勝利。ダイエーは苦手な西武に連勝し、4連勝、2位に浮上した。  
24 3-5 4/22 西武 福岡ドーム ペドラザ1敗5S 先発 田之上     ダイエーは2回、井口のタイムリー2ベースで2点を先制。対する西武は6回、代打村上のタイムリー、佐藤友のタイムリーで2点を返し同点に追いつく。しかしその裏、バルデスがタイムリーを放ちダイエーは勝ち越し。迎えた9回、ダイエーは守護神ペドラザがマウンドへ上がるが、二死一、三塁からカブレラが13号3ランを放ち西武逆転。5対3で西武が勝利した。松坂は8回を7安打4奪三振ながらも3勝目。  
24 13-1 4/24 日本ハム 東京ドーム 星野3勝1敗   小久保10号、11号、バルデス3号、4号、井口6号 ダイエーは7回までに11点を奪う猛攻。その11点はバルデスの2本(3号3ラン・4号2ラン)、小久保も2本(10号3ラン・11号2ラン)、井口6号ソロと計5本のホームランだけでたたき出す。さらに8回、9回にも1点ずつ追加し、結局13対1と圧勝。これでダイエーは首位に浮上した。一方日本ハムは3連敗。  
25 10-7 4/25 日本ハム 東京ドーム 倉野1勝 先発 永井 ペドラザ1敗6S 小久保12号、ミッチェル7号、バルデス5号 昨日、首位奪回したダイエーは1回、金村から小久保の2試合連続の12号3ランで3点を先制したが、その裏、日本ハムは永井を攻め、小笠原、田中幸の適時打で同点に追いつく。
ダイエーは3回、松中の中前適時打で一旦は勝ち越したが、
2人目倉野が5回、小笠原の同点3号ソロを浴び、試合は振り出しに。
ダイエーは6回、城島が猛打賞を記録した城島を一塁に置いて、ミッチェルが豪快に7号2ランを左翼看板まで運び、再び勝ち越し、金村は降板。
さらに、バルデスが16試合連続安打となる適時打で1点を追加、7-4と3点リード。
7回、城島がきょう4安打目となる適時打で9-4。8回にはバルデスが2試合連続5号ソロと今日も打線爆発で10-4、ダイエーは昨日に続いて今季4度目の2ケタ得点。
その裏、ここまで好投を続けていた倉野がつかまり、田中幸に3ランを打たれ、3点差に迫られる。
しかし、8回途中から岡本、9回はペドラザが反撃を断った。ダイエーは2連勝で首位をキープ。日本ハムは4連敗。2人目の倉野は3年ぶりの勝利投手となった。
 
27 8-5 4/26 日本ハム 東京ドーム ヘイニー2勝 ペドラザ1敗7S 松中5号、城島7号 ダイエーは3回、清水から井口の適時二塁打で2点を先制、松中の5号3ランで一挙5点を挙げ、ヘイニーを援護した。
日本ハムは4回、金子、田中幸の適時二塁打で2点を返し、さらに6回には小笠原の4号2ランで5-4と1点差に迫られ、ヘイニーは降板。
7回、城島が7号3ランを放ち、日本ハムを突き放した。
8回、高橋憲が先頭のミッチェルに死球を与え、乱闘騒動となり、ミッチェルは今季パ初の退場処分となる。この時、静止した田中幸が足を負傷し、退場。さらに今度は芝草が井口に危険球を投じ、芝草が退場処分と終盤、試合は荒れ模様となった。ダイエーは岡本、渡辺正、吉田、ペドラザで日ハムの反撃を1点に食い止め、このカード、ダイエーの3連勝。貯金も今季最多タイの5とし、首位をがっちりキープした。
 
28 6-11 4/28 近鉄 福岡ドーム 渡辺正1勝1敗 先発 若田部   松中6号 ダイエーと近鉄との首位攻防第1ラウンド。ダイエーは1回、エルビラの立ち上がりを攻め、小久保が左中間を破る2点適時二塁打、さらに大越の適時打で計3点を先制。そして2回、2人目の宇高から井口、城島の適時打で2点を追加し、5−0と序盤、優位に立つ。が、3回、若田部がローズに4試合ぶりの8号3ランを浴び、2点差とされる。ダイエーは4回、松中が6号ソロで6−3としたが、近鉄は5回、磯部の適時打で2点差。そして6回から登板した2人目、渡辺正が大誤算。満塁から水口、中村に連続適時打で同点とされ、渡辺正は降板。代わった篠原も近鉄に傾いた流れを止めることができずに、ローズ、磯部の適時打、吉岡の犠飛などでこの回一挙5点を献上し、近鉄に逆転される。さらに7回、斉藤和が北川のプロ初本塁打、8回にも吉岡の適時打で追加点を許し、大勢が決まった。ダイエーは8回、無死満塁と逆転機を迎えたが、盛田の前に井口、小久保、松中が凡退、反撃ならなかった。近鉄は今季両リーグ最多タイの18安打で首位にたった。ダイエーは、4月4日西武戦以来の2ケタ失点で連勝は「3」で止まった。  
29 4-3 4/29 近鉄 福岡ドーム ペドラザ1勝1敗7S 先発 ラジオ   小久保13号 ダイエーは1回、柴原の二塁打と赤堀の暴投で無死三塁からバルデスが19試合連続安打となる適時内野安打で1点を先制した。2回には村松の犠飛、3回にも小久保の併殺くずれの間に追加点を挙げ、3−0とした。
近鉄は4回、ダイエー先発のラジオからローズが2試合連続9号ソロを放ち、2点差とすると、8回、またもローズが2人目・吉田から適時打を放ち1点差、そして9回、大村がペドラザから適時打で、とうとう土壇場で同点に追いつき、試合は延長へ。しかし、10回、ここまでチャンスに凡退していた小久保が香田から左中間に劇的な13号サヨナラアーチ。主砲の一振りでダイエーは今季初のサヨナラ勝ちとし、首位に返り咲いた。また、柴原は4打数4安打、4本の二塁打とプロ野球タイ記録を達成した。
延長10回
30 5-12 4/30 近鉄 福岡ドーム 星野3勝2敗     ダイエーは1回、門倉から小久保の犠飛で1点を先制。
2回には柴原の適時打で2−0とする。3回、先発・星野が中村に左翼ポール際にライナーで運ばれ(8号2ラン)同点とされる。さらに5回には、大村の適時二塁打で逆転。中村の犠飛で2−4とされ、星野はKO。リリーフの篠原も猛牛打線の勢いは止められず、磯部、吉岡、川口の適時打、大村の投ゴロの間、中村への押し出し四球、ローズの2点適時打とサンドバック状態、この回一挙10点のビッグイニングとされ、勝負あり。ダイエーは7回、バルデスの適時打、内之倉の押し出し四球、大道の右前適時打で3点を返すが、焼け石に水。近鉄は首位に、ダイエーは0.5差で2位。
 
31 6-2 5/1 ロッテ 福岡ドーム 田之上3勝2敗   井口7号 近鉄との首位攻防3連戦でいずれも先制しながら1勝2敗として首位を譲ったダイエーはこの日から、直前西武に3連敗のロッテとどんたくシリーズ3連戦。
ダイエーは1回、1死2,3塁からロッテ先発横田に小久保、松中、城島が3連打を浴びせ3点先制。更に5回、井口の7号ソロで4−0。7回にもエラーで出塁の井口がこの日2つ目、再び単独トップの12個目となる盗塁で無死2塁とし、小久保の適時二塁打で1点、また小久保も盗塁で3塁進塁後、エラーで追加点。足を使った得意の攻撃で完全に流れを支配、6-0とダメ押し。
一方、それまで被安打2、1四球と好投のダイエー先発田之上に対し、ようやくロッテは8回初芝、9回福浦の適時二塁打で1点ずつ返して6-2としたものの反撃もここまで。田之上は今期3勝目をプロ12年目で初の完投で飾った。
連続試合安打20で注目のバルデスはこの日5打席ついに出塁なしで記録更新ならず。開幕戦から続いていた連続試合出塁も30でストップした。またこの日近鉄は日ハムに1-0で敗れたためダイエーは再び首位に返り咲いた。2位近鉄との差は0.5。ロッテは2度目の4連敗で今季初の借金生活に。
 
32 8-7 5/2 ロッテ 福岡ドーム ペドラザ2勝1敗7S 先発 倉野   小久保 14号、松中 7号 満塁、井口 8号 ダイエーは2回、小久保がロッテ先発加藤から豪快に14号ソロを左翼席中段に運び、今日も先制。しかし、久しぶりの先発となる倉野は3回、ボーリックに2点適時打で逆転を許す。 その裏、ダイエーは無死満塁の好機に松中がグランドスラム、7号満塁弾で再び逆転。連日の特打ちの成果が出る。
4回、倉野はメイ、初芝に連続本塁打を打たれ、5−4となったところで降板。
ロッテは5回、3人目、岡本から初芝が適時打で同点としたが、その裏、ダイエーは鳥越の適時打で1点を勝ち越す。
しかし、勝利の方程式が崩壊している今のダイエー中継ぎ陣がこのリードを守れない。8回、吉田が福浦に同点適時打を浴び、その裏井口の8号ソロで再び勝ち越しても、9回、ペドラザが松中のエラーなどで同点に追いつかれ、試合は延長戦にもつれこむ。
延長11回1死、三塁打の村松をおいて、代打・坊西が小林から左越えサヨナラ適時打を放ち、5時間19分の乱打戦に決着をつけた。ダイエーは今季2度目のサヨナラ勝ちで対ロッテ戦も5連勝。ロッテは今季初の5連敗。
ダイエーの貯金は今季最多の「6」とした。
延長11回
33 2-10 5/3 ロッテ 福岡ドーム 永井1勝2敗     ダイエーは3回に井口のタイムリーヒットで1点を先制した。しかし、ロッテは4回にメイの2試合連続となる7号3ランで逆転。さらに6回にも福浦の7号2ランで2点を追加し、ダイエーを突き放した。ロッテは8回にメイのこの日2本目となる2ラン、続く9回にも追加点をあげ、10-2でダイエーに大勝。ロッテ先発ミンチーは8回を1失点に抑え4勝目、ロッテは連敗を5で止めた。  
34 10-9 5/4 近鉄 大阪ドーム 吉田1勝1敗 先発 若田部 ペドラザ2勝1敗8S バルデス6号、松中8号 首位ホークスと0.5ゲーム差2位大阪近鉄と首位攻防3連戦の第1ラウンド。
肩の故障で出遅れていた秋山が今季初のスタメン出場。
ダイエーは1回、バルデスがエルビラから右翼席へ豪快に6号ソロ、秋山の復帰を祝う一発で先制したが、先発若田部がピリッとせず、その裏、先頭打者・大村に5号ソロを献上し同点、中村の9号2ランで逆転、さらに吉岡の4号2ランで1-5とされ、若田部は1回もたずにKO。
近鉄は5回、ここまで好投していた2人目佐久本から中村がこの試合2本目となる10号2ランで6点差とし、近鉄の楽勝で試合は決まったかに見えた。
しかし、ダイエーは6回、松中の8号2ラン、ヒットの城島が盗塁・バッテリーエラーなどでホームイン、投手牽制球悪送球の間に三塁打の秋山がホームインと、足でかき回し、5-7と2点差と詰め寄った。
近鉄はその裏、2死満塁に代わった渡辺正から磯部が2点適時打で5-9と再び4点差。
ダイエーは7回、松中、城島の適時打、大道の2点適時打でついに同点、ダイエーは終盤、粘り腰で試合をふりだしに戻し、試合は延長戦へ。ホークスにとっては今季3度目の延長戦。
10回の満塁のピンチも吉田修が踏ん張る。11回ダイエーは大塚から小久保が右越え三塁打でチャンスをつくると松中が一、二塁間を破る勝ち越し適時打。11回裏は守護神ペドラザが登板。2死一、二塁から中村の痛烈な打球を小久保が横っ飛び、ファインプレーで5時間17分(パリーグ史上4番目の試合時間)の死闘にピリオドを打った。一時は6点差あった試合をひっくり返したダイエーは主将秋山の復帰を白星で祝うと共に貯金を「6」とし、2位近鉄との差を1.5とした。
延長11回
35 4-3 5/5 近鉄 大阪ドーム 吉田2勝1敗 先発 ラジオ ペドラザ2勝1敗9S 城島8号、柴原2号 首位攻防戦の第2ラウンド。2回、近鉄先発・赤掘から城島が8号ソロで今日も先制するが、2回近鉄は、ラジオから阿部が2点適時打を放ち、逆転。 さらに、近鉄は4回、先頭のローズが11号ソロを放ち3-1とリードを広げる。 赤堀は尻上がりに調子を上げ、ホークス打線につけいるスキを与えない。ダイエーは敗色濃厚の9回、抑えの大塚から小久保、松中、城島と中軸の3連打でついに同点。昨日に続き、延長戦へともつれ込む。
ダイエーは延長10回、昨日、今日と無安打の柴原が2号ソロ勝ち越し本塁打で鮮やかに逆転!
最後は、ペドラザが締めて、2日連続、延長戦を制した。ダイエーが首位攻防戦に2連勝。 相性のいい大阪ドームではなんと引き分けをはさんで11連勝!
ダイエーは今季4回目となる延長戦をすべて勝ち、ダイエーの貯金は今季最多の「7」。
延長10回
36 4-3 5/6 近鉄 大阪ドーム 星野4勝2敗 ペドラザ2勝1敗10S 松中9号、城島9号、小久保15号 首位攻防戦の第3ラウンド。4回、ここまで完璧な投球を見せていた門倉から松中が狙いすましたように左翼席に9号ソロ、続く城島も2階席に9号ソロと連続本塁打で2点を先制した。その裏、近鉄も星野からローズがバックスクリーンに12号ソロでお返し。5回には無死一、三塁から的場の三塁ゴロを小久保がエラー、近鉄同点に追いつく。6回、ダイエーは小久保が汚名挽回の15号勝ち越しソロ、さらに大道、村松の連打で1点追加。4-2と再びリードする。その裏、近鉄に1死満塁と攻められ、星野は降板、代わった渡辺正は代打北川の三塁ゴロの間に1点を与えただけと好救援を果たす。7回にもエラーなどで1死満塁のピンチを迎えるが、ここは3人目吉田が中村を併殺に仕留めて、傾きかけた流れを食い止める。最終回、ペドラザが走者を出すも、最後はライト大越の美技に救われ、ゲームセット。中軸が打ち、勝利の方程式が復活、接戦をものにする本来の勝ち方で近鉄に3連勝。  
37 3-5 5/9 オリックス 富山 ヘイニー2勝1敗     王・ダイエー通算勝率5割をかけて、GWが終わって2位に浮上したオリックスとの首位攻防戦。前日は雨で中止となったためスライド先発となったヘイニーは立ち上がりの初回から2者連続四球。一死二、三塁からアリアスの遊ゴロ間に先制され、2回にも福留、ビティエロ、相川の連続長短打で2失点、3-0。ダイエーはようやく3回、先発金田から秋山この試合初安打で攻撃の口火を切り、続く鳥越、柴原の連続安打でまず1点。また二死一、三塁から井口の2点適時二塁打で同点に追いつき、3-3。しかし4回、二死二塁で日高の適時打で1点勝ち越され、続く5回にもアリアスの11号ソロで、5-3。結局ヘイニーは5回5失点で降板。オリックスは6回から2番手のルーキー大久保が好投してダイエー打線を1安打に押さえ反撃を許さず、ゲームセット。ゲーム差は1,5に縮まった。  
38 4-2 5/12 西武 福岡ドーム 若田部1勝1敗 ペドラザ2勝1敗11S 城島10号、井口9号 今季まだ未勝利の先発・若田部は立ち上がりから変化球を低めに集め、西武打線につけいるスキを与えない。2回、福岡ドームでは5勝0敗と不敗神話を持つ松坂から城島が先制10号ソロを放ち、熱投の若田部に檄を飛ばす。
中盤は若田部と松坂の白熱した投手戦となるが、ダイエーは6回、井口が内角直球を鮮やかに左翼席中段に9号2ラン(これで猛打賞)を運び、貴重な追加点をいれた。さらに、7回、鳥越の右前適時打で4-0と徐々にリードを広げた。
若田部は完封を目前とした9回、2死からカブレラの右前適時打で2点を失い、ペドラザにマウンドを譲ったものの8回まで4安打無四球2失点の納得いく内容で今季初勝利。 最後をきっちり締めたペドラザは11セーブ目。ダイエーは貯金を今季最多タイの「8」とした。 (ダイエー3勝4敗)
 
39 3-5 5/13 西武 福岡ドーム 吉田2勝2敗 先発 田之上   井口10号、小久保16号 ダイエーは1回、許から1死一、三塁とし、小久保の三塁ゴロの間に1点を先制。
ダイエー先発、中11日となる田之上は立ち上がりから低めに球を集めて、西武打線を5回まで1安打と完璧な内容。しかし、6回、1死一、二塁から柴田の適時打と松井の好走塁で逆転、続く鈴木の左中間適時二塁打と、いっきに1-3と逆転される。ところが、8回、東尾監督はここまで好投していた許を交代。これで試合の流れは変わった。井口が3人目デニーから2試合連続の10号ソロを放ち1点差とすると、小久保も16号ソロをライナーで左翼席へ、ダイエーは3番4番の連続弾でついに同点。試合は延長戦へ。
延長11回、西武は吉田を攻め、1死満塁から清水が適時内野安打、松中のエラーが絡み2点を勝ち越し、試合を決めた。また、2位オリックスは日ハムと引き分け、ダイエーは0.5差で首位をキープ。
延長11回
40 3-9 5/14 日本ハム 東京ドーム 星野4勝3敗   井口11号 4回裏、日本ハムは藤島のタイムリー2ベース、金子の犠飛で2点を先制。その後も5回に田中幸雄の6号3ランなどで4点、7回に片岡のタイムリーで1点を加え、ダイエーを引き離す。一方のダイエーは8回表、それまで1安打に抑えられていた先発下柳から、井口が3試合連続となる8号3ランを放って3点を返すのが精一杯。その裏日本ハムは2本のタイムリーでダメ押しの2点を加え9−3で勝利し、連敗を2でストップ。ダイエー首位転落。  
41 8-5 5/15 日本ハム 東京ドーム 渡辺正2勝1敗 先発 ヘイニー ペドラザ2勝1敗12S 小久保17号、松中10号、城島11号、秋山1号、2号 ダイエーは1回、関根の立ち上がりを攻め、小久保が豪快に17号2ランで先制。しかし、ダイエー先発ヘイニーに1回、突然アクシデントが発生。2死、田中幸を迎えたところで左肩に違和感を感じ、12球を投げたところで急遽降板。2人目佐久本は3回、小笠原が中前適時打で2−1とされるが、3人目の誠がその後の満塁のピンチを食い止めた。その直後、4回、松中がバックスクリーンに特大の10号ソロ(3年連続2ケタ本塁打)を運び、再び2点のリードとする。その裏、日ハムも中村の遊ゴロの間に1点を返し、3−2。さらに5回、無死二、三塁から田中幸が同点適時打。
しかし、6回、2死から城島が技ありの11号2ランで勝ち越すと、続く秋山も待望の今季初本塁打、2者連続本塁打で関根をKOした。さらに3人目高橋から柴原が左前適時打とこの回打者一巡の猛攻で7−3とした。
ダイエーは8回、秋山の2打席連続の2号ソロでダメ押しの追加点。日本ハムはその裏、小笠原の2点適時打で2点を返すが、反撃もここまで。
ダイエーは一発攻勢で日ハムに打ち勝った。
なお、首位オリックスも勝ったため、2位ダイエーとのゲーム差は「0.5」のまま。
 
42 7-1 5/18 オリックス 福岡ドーム ラジオ5勝   城島12号、松中11号 首位オリックスに1ゲーム差のダイエー。2週間ぶりの先発ラジオは上々の立ち上がりを見せたものの、2回、簡単に2死をとった後、藤井に7号ソロを浴び先制点を許す。
しかし、ダイエーは3回、2死二、三塁で小倉から松中が中前2点適時打であっさり逆転。さらに5回、城島が12号2ラン、そして6回、バルデス、井口の連続適時打で着々とリードを広げる。仕上げは7回、松中がトドメの11号ソロで7-1と楽勝ムード。ラジオは8安打を許しながらも要所を締め、1失点完投勝利で5勝目。ホークスはラジオが投げた試合は負けナシ。ダイエーは首位オリックスにゲーム差なし5厘差と迫った。
 
43 1-17 5/19 オリックス 福岡ドーム 若田部1勝2敗     首位攻防戦第2ラウンド、オリックスは1回、先発若田部は立ち上がりから安定せず、アリアスに15号2ランを浴び、2点を先制される。 すかさず、ダイエーも2回、苦手加藤から秋山の適時打で1点を返したが、その後も若田部がピリッとせず、4回、田口に適時打、そして5回には葛城、進藤の連続適時打を許し、1-5とされ、若田部は5回もたずにKO。
2人目の誠も四球とエラーで二死満塁のピンチを迎えると塩崎に不運な2点適時打を放たれる。
さらにオリックスは6回、ビティエロの2号2ラン、7回、プロ初登板の広田から小久保の野選や谷の遊ゴロの間に追加点を挙げとうとう10点差とされる。そして、ビティエロが2打席連続の3号ソロ、塩崎、福留、谷、吉村の適時打とこの回6点、結局オリックスは24安打17得点と一方的な展開でダイエーに完勝。2位とのゲーム差を再び1とした。加藤は完投で6勝目。
 
44 9-4 4/20 オリックス 福岡ドーム 岡本1勝 先発 永井     首位攻防戦1勝1敗で迎えた第3ラウンド、1ゲーム差2位のダイエーは1回、ビティエロの適時打でオリックスに先制されたものの、その裏、川越を攻略して、井口のレフト線適時2塁打で同点、続く小久保も左中間適時2塁打であっさり逆転。さらに松中の犠飛でこの回、3点を入れる。
ダイエーはさらに2回、鳥越、柴原の連続適時打で川越をKO。2人目山崎からも小久保、松中がこれまた連続適時打と打者一巡の猛攻で一挙4点、序盤で7-1と大きくリードした。
ダイエー先発永井はピリッとせず、3回、アリアス、4回には谷の適時打をで7-3とされた。
しかし、中継ぎ岡本、吉田ががオリックスの反撃を7回、藤立の遊ゴロの間の1点に抑え、最後はペドラザがきっちり締めた。ダイエーは首位攻防戦を勝ち越し、首位オリックスに再びゲーム差なしと詰めよった。貯金も今季最多タイの「8」とし、王監督61歳の誕生日に花を添えた。中継ぎで好投した岡本は98年6月以来の約3年ぶりの勝ち投手。
 
45 9-3 5/22 日本ハム 北九州 渡辺正3勝1敗 先発 斎藤   松中12号、秋山3号、小久保18号、大道1号、バルデス7号 右肩の違和感を訴え、調整登板を重ねてきた斉藤和巳が1ヶ月半ぶりの先発。しかし、斉藤和は1回、復帰したばかりのオバンドーに今季1号2ランで先制点を許す。
ダイエーはその裏、サンダースを攻め、小久保の適時打に続いて松中が12号2ランを放ち、逆転。同点とされた2回裏、井口の適時打で再び勝ち越して、サンダースをKO。3回、2人目新谷から秋山が3号ソロ、5回、小久保が右翼席に18号2ラン、さらに6回、大道の今季1号ソロ、バルデスの7号ソロと狭い北九州市民球場を味方につけ、得意の本塁打攻勢で、9-3と試合を決めた。中盤のピンチも渡辺正が日ハムの反撃をかわし、快勝。首位オリックスとは「ゲーム差なし」とぴったりマーク。
 
46 引分 9-9 5/23 日本ハム 福岡ドーム 先発 星野   大道2号 3回、星野が小笠原、オバンドーの適時打で3点を先制されたダイエーは4回、関根から2死満塁の好機に城島が右前2点適時打、続く秋山も右翼直撃の2点適時三塁打で逆転に成功。5回、オバンドーの適時打で同点、6回には井出の犠飛で1点勝ち越しを許すものの、その裏、2人目芝草から大道が2試合連続の2号3ランで再度、逆転。
しかし、守護神ペドラザが誤算。9回、井出の4号ソロ、片岡の3号2ランさらに、上田の適時二塁打で1点追加、9-7と逆にリード。ダイエーも抑えミラバルを攻め、松中が2点適時打で土壇場で同点、今季6度目の延長戦にもつれこむ。結局、延長12回引き分けに終わった。
延長12回
47 2-3 5/25 西武 西武ドーム ペドラザ2勝2敗12S 先発 ラジオ   小久保19号 首位奪還のためにはどうしても今日の試合を落とせないダイエーは敵地で宿敵ライオンズとの3連戦の初戦。初回、ダイエーは松中の右前適時打で1点先制するが、西武がすぐに鈴木の2試合連続となる本塁打で同点にして1-1。その後は西武松坂、ダイエーラジオの素晴らしい投球で一騎打ちの投手戦となり、8回まで両チーム無得点。そして9回、待望のダイエー主砲小久保の本塁打で勝越しに成功、2-1。その裏に守護神ペドラザでこのまま逃げ切るかと思われた。しかし西武は代打宮地の四球から、送りバントとセカンドゴロでランナーを進め、2死三塁から柴田の中前適時打で同点、続く松井が左中適時打で2―3とし、サヨナラ勝ち。ダイエーは痛い星を落としたが、首位のオリックスも大阪近鉄に10-6で負けたためゲーム差0で変わらず。緊迫した首位争いが続くことになる。  
48 8-2 5/26 西武 西武ドーム 若田部2勝2敗   バルデス8号、松中13号 ダイエーは1回、石井からバルデスが8号ソロで先制すると、さらに満塁とし、城島の押し出し、続く秋山の2点適時二塁打、大道の遊ゴロの間などで、この回一挙5点を先制し、石井をKO。
さらにダイエーは4回、鳥越の適時打で5-0とする。
若田部は、カブレラに特大の場外24号2ランを浴び、3点差とされるが、5回、安打の小久保をおいて松中が13号2ランを右翼席に運び、若田部を援護。
若田部はこの後西武の反撃を許さす、昨年8月24日(対西武戦)以来の今季初の無四球完投勝利。
ダイエーは貯金を今季最多の「9」とした。
 
48 4-6 5/27 西武 西武ドーム 吉田2勝3敗 先発 田之上   バルデス9号 昨日、首位に返り咲いたダイエーは、田之上が先発。3回、カブレラに2試合連続の26号2ランで2点を先制されると、 さらに4回、マクレーンの適時打で3点のリードを奪われる。ダイエーは5回、2死満塁とし、西口の暴投で1点を返し、7回、バルデスが2試合連続となる9号2ランで同点に追いつく。が、その裏、勝利の方程式、吉田が誤算。カブレラにこの試合2本目の27号3ランを打たれ、突き放される。ダイエーは8回、秋山の適時打で1点を返すが、反撃もここまで。またもカブレラ一人にやられたダイエーだが、オリックスも近鉄に敗れたため、ダイエーは首位を0.5ゲーム差でキープした。明日から千葉ロッテ戦。  
50 3-4 5/28 ロッテ 千葉マリン 吉武1敗 先発 永井   松中14号、城島13号 ダイエーは2回、松中の14号2ランで2点を先制するが、ロッテはその裏、佐藤が2号ソロ、さらに小坂の適時打で同点に追いつき、ダイエー先発・永井をKO。
ロッテはさらに4回、橋本の今季1号2ランで4−2と勝ち越す。ダイエーは7回、城島の13号ソロで1点差とする。
9回には、2死二、三塁と逆転の好機を迎えるが、代打・坊西が凡退、ダイエーは2連敗。
試合のなかったオリックスに勝率で首位を明渡す。
 
51 1-2 5/29 ロッテ 千葉マリン 星野4勝4敗   秋山4号 4連勝の3位ロッテと2連敗の2位ダイエーの対戦。先発星野は5回、サブローの適時打でロッテに1点を先制される。しかし、ダイエーは7回、横田から秋山が4号ソロを放ち、同点に追いつく。
ロッテは8回、2人目、渡辺正から、福浦が勝ち越し打。ロッテの継投策で1点差を守り、逃げ切った。好調ロッテは5連勝。ダイエーは今季2度目の3連敗。
ダイエーは前半の好機を生かせなかったのが響いた。なお、首位オリックスは西武に勝ち、2位ダイエーとのゲーム差は「1」となった。
 
52 3-4 5/30 ロッテ 千葉マリン 倉野1勝1敗   小久保20号、浜名2号 エース黒木で6連勝を狙うロッテに対し、ダイエーは1回、小久保が右越え20号2ランで2点を先制。しかし、その裏、先発倉野がメイに13号3ランを浴び、ロッテに逆転される。 2回以降ピンチを迎えるものの倉野は要所を締め、味方の援護を待つ。ダイエーは5回、浜名が右越え2号ソロを運び、3-3の同点に追いつく。しかし、8回ロッテはメイが右越え適時打で勝ち越し点を奪うと小林雅がダイエーの反撃を断った。黒木はハーラートップの8勝目、小林雅は史上初の6日連続セーブポイント。ロッテは今季初の6連勝、ダイエーは今日も1点差負けで4連敗。なお、オリックスも負けたため、順位は変わらず。  
53 9-1 6/2 西武 福岡ドーム ラジオ6勝   バルデス10号、松中15号 5連敗は阻止したいダイエーは1回、松坂の立ち上がり攻め、バルデスが10号ソロで先制すると、松中がバットを折りながらも15号2ランで3-0。ダイエーは3回、無死満塁から松中が2点適時二塁打、さらに秋山の2点適時打で4点を追加、7-0とした。先発松坂は、8安打7失点で3回で降板。
ダイエーは4回、松中の適時打で8点目。ダイエー先発ラジオは5回小関のランニング本塁打で1点を返されるものの、低めに制球し、西武に反撃を許さない。
ダイエーは5回、柴原の適時打で9-1。ダイエーは天敵松坂を攻略し、西武に圧勝。連敗を4でストップした。ラジオは無傷の6勝目。
 
54 3-6 6/3 西武 福岡ドーム 田之上   松中16号 若田部の故障で繰り上げ先発となった田之上は立ち上がりからピリッとせず、1回、松井の二ゴロの間、カブレラの中前適時打で西武に2点の先制を許す。さらに2回には、柴田、松井の適時打で5-0とされ、田之上はあえなく序盤でKO。ダイエーは3回、柴原の適時二塁打、6回、好調松中の2試合連続16号2ランで、2点差に追い上げたが、7回、マクレーンに16号ソロでリードを広げられ、西武に逃げ切られた。ダイエーは2人目の左腕・松が好投したのが明るい材料。3日は首位・オリックス、3位ロッテも負けているため0.5差の2位は変わらず。  
55 6-3 6/4 日本ハム 福岡ドーム 星野5勝4敗 ペドラザ2勝2敗13S   ダイエーは3回、1死満塁の好機にバルデスが2点先制タイムリー、さらに6回、大道、野々垣の連続適時打で2点を追加し、4-0とする。先発星野はシュートを効果的に使い、6回までビッグバン打線を無失点に抑えるが、7回、突然乱れ、田中幸の適時内野安打、代打・野口の右前2点適時打で1点差に詰め寄られる。 ダイエーは8回、柴原2点適時打で貴重な追加点を入れ、追いすがる日本ハムを突き放した。
オリックスが千葉ロッテに敗れたため、ダイエーが首位を奪った。
 
56 2-1 6/5 日本ハム 福岡ドーム ペドラザ3勝2敗13S   城島14号 4位のチームまでのゲーム差が僅か1.0といよいよ混戦のパ・リーグペナントレース。昨日、再び首位を奪回したダイエーは日ハム3連戦の2日目。先発倉野は立ち上がりから3人でピシャリと抑える好調な滑り出し。しかし2回、日ハムは4番オバンドーがいきなり初球をたたき4号ソロ。0-1。それに対しダイエーは4回、このところ打撃不信に苦しんでいた城島が14号同点のソロで、1-1。その後両チームとも打線は再三訪れるチャンスを生かせず0行進が続き、迎えた延長12回。先頭のDH大道が中前安打で勝ち越しのランナーとなり、その後二死2,3塁から3番井口が二塁適時打でサヨナラ勝ち。2-1。ダイエーは先発の倉野が8回までを低目を丁寧につくピッチングで1失点の好投を見せ、不安を抱える投手陣の中、今後に向けた戦力としての希望を感じさせた。また、千葉ロッテ、大阪近鉄が共に勝って、2位千葉ロッテ、3位大阪近鉄、オリックスは4位に転落。ダイエーは貴重な1戦をモノにして首位をキープ、貯金を7とした。 延長12回
57 7-2 6/6 日本ハム 福岡ドーム 永井2勝2敗   松中17号 昨夜の延長12回に及ぶ激戦を制して首位をキープしたダイエー。日ハム3連戦の最終日。2回、日ハムはオバンドーが5号ソロで先制、1-0。4回ダイエーは松中が17号ソロで同点として、1-1。また、続く5回には鳥越、柴原が2アウトから連続安打で出塁、バルデスが右中間2点適時打で貴重な追加追加点、3-1。今日は立ち上がりからいいリズムで投げていたダイエー先発永井はこの後、6回小笠原の10号ソロで1点差まで詰め寄られて調子を崩し、続くオバンドー、片岡に連続四球でKO。今日で5連投の岡本に交替。岡本は2アウト満塁とするが最後は金子を空振り三振にとってピンチをしのぐ。7回、先発サンダースから替わった清水をホークス打線が襲い、一死満塁から松中2点適時打で3点差、5-2。日ハム3人目の伊藤が暴投、捕手野口の適時エラーと相手のミスが続いて1点追加、6-2。さらに8回、二死1,3塁から小久保の適時打で駄目押しの1点を加え、7-2。最後は吉武が8,9回を投げて0点で抑え、日本ハム3タテ。先発永井は5試合ぶりの先発勝利で2勝2敗。千葉ロッテ、オリックス戦が雨天中止のため、首位ダイエーは2位ロッテとの差を1,0とした。金曜日からはなかなか調子が出ないビジターでの3連戦。対オリックスに向けてこれで弾みをつけて一気に6月攻勢を期待したい。  
58 9-3 6/8 オリックス 神戸 ラジオ7勝   秋山5号、松中18号、19号、柴原3号 先発ラジオは1回谷に6号ソロを浴び1点を先制されるが、3回ダイエーは、1死二塁三塁の好機に井口が逆転の2点適時打で2-1。さらに4回、秋山の5号ソロ、5回、松中の18号ソロ、6回には柴原のスクイズ、井口の今日4打点目となる適時二塁打と着実にリードを広げ、7-2。7回、日高の2号2ランを許すも8回、柴原の3号ソロ、9回にも、松中のこの試合2本目の19号ソロで息の根をとめるダメ押し点で圧勝。
ダイエーは4連勝、ラジオは7回3失点で負けナシの7勝目。
貯金を今季最多に並ぶ「9」とした。
なお、首位ダイエーと2位千葉ロッテとのゲーム差は「1.5」に広がった。
 
59 2-0 6/9 オリックス 神戸 田之上4勝3敗 ペドラザ3勝2敗14S 秋山6号 目下、4連勝のダイエーは3回、苦手加藤から秋山の2試合連続の6号ソロ本塁打で先制。さらに6回、不振の城島の適時打で2-0とする。ダイエー先発・田之上は、前半、走者を背負いながらも丁寧に低めの制球し、8回途中までオリックスを無失点に抑える。その後は吉田修、岡本、ペドラザの磐石の継投でオリックスの反撃をかわした。ダイエーは今季初の5連勝で首位をがっちりキープ、貯金も念願の2ケタに乗せた。田之上は4勝目、ペドラザは14S。なお、明日の予告先発はプロ入り初先発の松。  
60 4-1 6/10 オリックス 神戸 松1勝 ペドラザ 3勝2敗15S バルデス11号 1回の好機を生かせなかったダイエーは2回、戎から大道、鳥越の連打で一、三塁とすると柴原が中前適時打、さらにバルデスの三ゴロの間に加点し、2点を先制する。6回には秋山の適時打、7回にはバルデスがバックスクリーンに11号ソロとプロ入り3年目で初先発の松を援護する。松は90キロ前後のスローカーブを効果的に使い、6連敗中のオリックス打線を相手に7回途中まで散発5安打、無失点で降板するも、岡本、吉武、ペドラザとつないでオリックスの反撃を断った。ダイエーは今季初の6連勝で着々と首位固め。逆にオリックスは泥沼の7連敗。松はプロ入り初勝利、貴重な先発左腕として活躍が期待される。  
61 9-5 6/12 近鉄 福岡ドーム 星野 6勝4敗   井口12号 1回のピンチを切り抜けたダイエーはその裏、井口が先発・前川の出端をくじく先制12号2ランで2-0。3回には、1死満塁で小久保が2点中前適時打で4-0とリードを広げる。4回、星野が中村に22号ソロを打たれ、1点を返されるが、その裏ダイエーは、バルデスの犠飛で再び4点差、前川は4回途中、5失点で降板。
5回、近鉄は、大村の犠飛で5-2とするが、ダイエーは6回、鳥越のスクイズ、バルデスの適時打、井口の適時打で8-2と試合を決めた。星野は7回、益田に2ランを浴び、8-4となったところで降板したものの、吉田修、吉武が近鉄の反撃を許さなかった。 ダイエーは今季初の7連勝、観客動員2000万人突破に花を添えた。また、貯金も「12」、2位ロッテとの差を4ゲームとした。
 
62 8-15 6/13 近鉄 福岡ドーム 吉田2勝4敗 先発 倉野     ダイエーは1回、1死満塁で松中が2点適時打、さらに秋山の2点適時打、鳥越の適時打と一挙5点を奪う。
2回、両チーム1点を加え、6-1で迎えた3回、倉野はローズに23号3ランを浴び、2点差とされる。さらに4回、ローズの押し出し四球で1点差、続く中村の2点適時打で遂に逆転される。さらにもう1点追加され、6-8とされる。ダイエーもその裏、松中の2点適時打で同点としたが、7回、吉田修が中村に通算200号となる勝ち越し23号ソロを献上すると、さらに北川、新里の適時打、そしてローズにこの試合2本目となる24号2ランを浴び、一挙7点、8-15と試合を決められた。ダイエーの連勝は「7」でストップ。王ダイエーの6月攻勢はひと休み。
 
63 3-5 6/16 ロッテ 千葉マリン 吉田 2勝5敗 先発 ラジオ   松中20号 ダイエーは2回、松中の20号ソロで先制したが、開幕8連勝を狙うラジオの調子がいまひとつ。3回、1死満塁からメイに死球押し出しで同点とされると、堀にも犠飛を打たれ、1-2とロッテに逆転を許す。さらにロッテは4回、2死満塁から又もボーリックに押し出し四球で2点差とされ、ラジオは5回持たずに降板。しかし、ダイエーは8回、井口の適時二塁打、秋山の中前適時打で試合をふりだしにもどす。流れはダイエーかと思いきや、その裏、ロッテは吉田の乱調につけこみ、ボーリックが走者一掃の2点適時二塁打で勝ち越し、「幕張の防波堤」小林雅が守りきった。
ダイエーは、鬼門「千葉マリンスタジアム」で6敗目。 貯金は「10」となった。
 
64 5-7 6/17 ロッテ 千葉マリン 岡本1勝1敗 先発 田之上     ダイエーは3回、目下、首位打者の松中が先制適時打、城島にも適時打が出て2-0とリードを奪う。3回まできっちり抑えていた田之上は4回、制球ミスからメイの逆転18号3ランを浴びる。さらにロッテは5回、1死満塁から諸積の適時打で田之上をKOすると、福浦の犠飛で5-2と3点差をつける。ダイエーは6回、柴原の犠飛で2点差とすると、ダイエーは8回、代打・大道、柴原の連続適時打で遂に同点に追いつく。しかし9回裏、岡本が代打・石井にまさかのサヨナラ2ランを浴び、ジ・エンド。ダイエーは、ロッテの8安打を上回る15安打を打ちながらもあと一本が出ず、千葉マリンスタジアムで泥沼の7連敗。  
65 5-3 6/18 日本ハム 東京ドーム 吉田 3勝5敗 先発 星野 ペドラザ 3勝2敗16S 小久保21号、22号 松中21号 首位はキープしつつ3連敗中のダイエーは2回、小久保が実に5月30日以来13試合61打席ぶりに先制の21号ソロ。5回にも二死から野々垣、柴原、バルデスと三連打で2点追加、3-0。先発星野は6回までは3安打と完封ペースだったが、7回、日ハム小笠原に逆転2ラン、金子に適時二塁打で同点とされKO、3-3。その後殆ど得点のチャンスを作れないダイエーは、毎回安打の日ハムを小刻みな継投で何とか押さえてきた延長11回、小久保22号ソロ、松中21号の連続アーチで劇勝。今期6度目のKMアベック弾でホークスは6戦全勝。この日も3打数3安打で3割7分1厘と上げ現在リーグ首位打者の松中の一発は今季チーム通算100号。最後はペドラザが3人をきっちりと抑え16S目をあげた。連敗脱出。 延長11回
66 11-6 6/19 日本ハム 東京ドーム 篠原 2勝 先発 松   井口13号、城島15号、小久保23号 ダイエー先発・松は2回、島田に3号先制ソロを許すが、3回すぐさま、柴原一塁ゴロの間に同点に追いつく。しかし、その裏、日本ハムも奈良原の3号ソロ、小笠原の適時打で2点をリードする。ダイエーは5回、2死二、三塁からバルデスの2点適時打で再び同点。日本ハムは6回、中村豊の犠飛で勝ち越し、さらに7回、3人目篠原の初球を小笠原が左翼席へ14号2ラン、6-3と突き放したかに見えた。ダイエーは8回、井口が13号2ランで金村を引き摺り下ろすと、ミラバルから城島が高々と逆転15号3ラン、さらに9回には小久保が2試合連続のダメ押し23号3ランで終盤、アーチ攻勢をかけ、鮮やかな逆転勝ち。ダイエーはこれで日本ハム戦7連勝。 貯金を「11」とした。  
67 9-18 6/22 近鉄 大阪ドーム ラジオ7勝1敗   小久保24号、25号、野々垣1号 ダイエーは2回、小久保の3試合連続の24号ソロ、野々垣の適時二塁打で3点を先制したが、先発ラジオが大誤算。3回、大村の10号ソロ、吉岡の2点適時打で同点とされると、川口には逆転打を浴び、4-3と逆転される。さらに、4回にはギルバートの適時打、左翼バルデスの適失、中村には24号2ランと8-3とされ、ラジオはあえなくKO。2人目吉武も吉岡、川口に2者連続本塁打を打たれ、10-3と大きくリードを許す。5回にはローズの適時打、吉岡の2打席連続の15号満塁弾でとうとう15-3。ダイエーは6回、小久保がこの試合2本目の25号ソロ、7回、野々垣が移籍初の1号ソロ、バルデスの適時打などで得点を重ねるが、焼け石に水。
近鉄は全員安打の猛攻、6本の本塁打を含む19安打18点で乱打線を制した。近鉄は2位に浮上、首位ダイエーとのゲーム差を2にした。
 
68 5-6 6/23 近鉄 大阪ドーム 田之上 4勝4敗   松中22号、バルデス12号 2差の近鉄との首位攻防戦。ダイエーは1回、1死満塁から松中の犠飛で先制したものの、その裏先発田之上がローズに4試合連続の29号2ランを浴び、あっさり近鉄に逆転を許す。さらに4回川口の犠飛で3-1よした。6回、松中が22号ソロで1点差としたが、その裏、吉岡、川口の適時打で逆にリードを2点と広げられる。7回、バルデスの12号ソロで5-3と詰め寄るが、近鉄も再び吉岡の適時打で6‐3と突き放す。そして、9回、2死一、二塁から小久保の2点適時二塁打で1点差とするが、最後は岡本に抑えられ、及ばなかった。これで両チームのゲーム差は1となった。  
69 5-6 6/24 近鉄 大阪ドーム 星野6勝5敗     首位ダイエーは1差の2位近鉄との直接対決。1回、来日初登板のパウエルから松中が適時打で今日も1点を先制するが、今日もその裏、中村の25号2ランで逆転される。ダイエーは3回、柴原・バルデスの連打でチャンスを作ると、井口の遊ゴロの間に同点に追いつく。近鉄は3回、中村、磯部の適時打さらに吉岡が16号2ラン、一挙4点を入れ、6-2と突き放す。ダイエーは6回、村松、野々垣、バルデスの適時打で3点を返し、1点差と詰め寄る。しかし近鉄の小刻みな継投の前にダイエーの反撃も及ばず、痛い3連敗。これで、首位ダイエーと2位近鉄とのゲーム差ナシ、貯金は8となった。  
70 3-11 6/25 オリックス 福岡ドーム 松1勝1敗   ミッチェル8号 オリックスは2回、松中の敵失、日高の適時二塁打で2点を先制。 ダイエーはその裏、ミッチェルの8号ソロで1点を返す。オリックスは3回、谷の適時三塁打、アリアスの適時打4-1とリードを広げる。その裏ダイエーも松中の適時打で4-2。
先発松は立ち直りのきっかけなく5回、ビティエロに7号ソロを浴びたところで降板。ダイエーはその裏、バルデスの犠飛5-3と追い上げるが、7回、長富が田口に7号ソロ、さらに9回、篠原が塩崎の2点適時打、ビティエロに犠飛、田口の2点適時打と一挙5点、試合を決められた。ダイエーは、1ヶ月ぶりの4連敗で6月3日から守り続けた首位を陥落。
近鉄は5連勝で首位にたった。
 
71 2-3 6/26 オリックス 福岡ドーム 倉野 1勝2敗     ダイエーは1回、カルロスから松中の適時打で1点を先制するが、オリックスは2回、倉野から日高の適時打で同点とすると、塩崎の犠飛で1点勝ち越し。ダイエーは3回、松中の内野ゴロの間に同点とする。オリックスは5回、アリアスの犠飛で1点勝ち越し。終盤、ダイエーは、オリックスの小刻みな継投の前に反撃も断たれて、泥沼の5連敗。逆に首位近鉄は今季3度目の6連勝で、2位ダイエーと2差と広げた  
72 2-10 6/27 オリックス 北九州 ラジオ7勝2敗     今季2度目の5連敗のダイエーは1回、1死二、三塁の好機に松中、城島が三振に倒れるなど主砲小久保を欠く打線は左腕ヤーナルの前に沈黙した。自身の黒星から始まった連敗を阻止したいラジオだったが、3回、大島に2点適時二塁打で先制されると、5回にはアリアスに19号3ランを献上。続く6回にも塩崎、大島、田口の適時打など打者一巡の猛攻で5点を奪われ、勝負あり。ラジオは6回を投げ、今季ワーストの10失点。今季初の6連敗で貯金も「5」に減らし、3位オリックスにも0.5差と迫られた。  
73 4-0 6/29 ロッテ 福岡ドーム 田之上5勝4敗   城島16号満塁 1回表、田之上は立ち上がり1死一、三塁のピンチを迎えたが、後続をうちとってリズムに乗る。その、裏ダイエーは、小野から2死満塁の好機に城島が今季2本目の満塁16号で4点を先制、連敗中のいやなムードを払拭する。先発・田之上は直球・変化球とも申し分なく、ロッテ打線につけいるスキを与えない。結局、田之上は散発5安打、12年目にしてうれしいプロ初完封(ホークス投手では今季初完封)で今季5勝目を挙げた。ホークスは連敗を「6」でストップ、試合のなかった首位近鉄とは1.5差。  
74 2-5 6/30 ロッテ 福岡ドーム 星野6勝6敗   バルデス13号、14号 ダイエー先発星野は1回、ボーリックに適時二塁打で先制点を許すと3回にも、石井に3号2ランを打たれ序盤で3点のリードを奪われる。5回まで黒木に完璧に抑えられていた打線は6回、バルデスが13号ソロで1点を返し、反撃ムードを盛り上げたが、直後の7回、星野が踏ん張れず、初芝に9号ソロ、酒井には右中間へ適時打とリードを4点に広げられる。ダイエーは9回、バルデスが2打席連続の14号ソロで1点を返し、黒木を降板させたが、守護神・小林雅に後続を抑えられた。なお、首位近鉄は勝ったため、2位ダイエーとは2.5差となった。  
75 6-4 7/1 ロッテ 福岡ドーム 佐久本1勝 先発 山田 ペドラザ 3勝2敗17S   久々の1軍登板となる山田は立ち上がり、1回、石井に先制打を許す。その裏、ダイエーも1死一・三塁と先発・藪田から同点機を迎えたが、小久保、松中が連続三振。逆にロッテは5回、小坂の適時二塁打、6回には初芝の犠飛で徐々に点差を広げる。6回、ここまで好投の藪田から藤田への交代が試合の流れを変えた。バルデスの適時打で1点、さらにケガをおして出場の小久保が2点適時二塁打で同点に追い付く。3人目・岡本が7回、ボーリックに勝ち越し犠飛を許すが、8回、再び小久保の同点打で追い付くと、代わった小林宏から、城島が2点適時打で遂に逆転。 最後はペドラザがきっちりしめ、終盤の逆転劇に超満員の福岡ドームは酔いしれた。 ダイエー先発の山田は、7回途中まで7安打3失点とまずまずの出来。なお、首位近鉄との差は1.5。  
76 1-10 7/2 西武 西武ドーム 松 1勝2敗     先発・松は立ち上がりから制球が安定せず、1回、2つ四球のあとカブレラに適時打を打たれ、あっさり先制点を許すと、続くマクレーン、垣内と3者連続の適時打で3−0、さらに赤田の犠飛、伊東の2号2ランと打者一巡の猛攻で6点を失う。松は6失点46球であえなくKO。ダイエーは6回、1死満塁から松中の二塁ゴロの間に1点返したのみ。逆に西武はその裏、柴田の犠飛(7−1)、7回、マクレーンの20号ソロ(8−1)8回、小関の2点タイムリーでとうとう2ケタ得点、10−1と完勝した。ダイエーは西武ドームで1勝6敗と千葉同様鬼門である。  
77 1-4 7/3 西武 西武ドーム ラジオ 7勝3敗   小久保26号 先発ラジオは2回、高山久、伊東の適時打で、2点を先制される。さらに、西武は3回、マクレーンの犠飛で1点を追加し、3-0。立ち直りのきっかけをつかめないままラジオは、4回途中でKO。それでも2人目佐久本が6回、松井に15号ソロを浴び、4-0とされる。ダイエーは7回、小久保がバックスクリーンに26号ソロを運び、1点を返す。ダイエーは岡本、吉田、長富ら中継ぎ陣が追加点を許さず、反撃を待ったが、西武の継投策の前に逃げきられた。ダイエーは貯金が4となった。首位近鉄が勝ったため、3ゲーム差となった。  
78 4-3 7/6 近鉄 大阪ドーム 田之上6勝4敗 ペドラザ 3勝2敗18S 小久保27号 首位近鉄を独走させないための大事な3連戦、ダイエーは4回、バーグマンから小久保が2試合連続の特大27号ソロで1点を先制した。しかし前回、初完封を演じた先発・田之上は5回、ギルバートに左翼フェンス直撃の適時打を打たれ、同点とされる。ダイエーは6回、松中の適時打で勝ち越すと城島もライト線へ技ありの適時二塁打で3−1。さらにダイエーは7回、2死満塁から的山のパスボールで貴重な1点を追加。近鉄は8回、1死一、二塁となったところで田之上から吉田に交代。しかし磯部に適時打を許し、4−2。さらに3人目・岡本が押し出し四球で1点差と詰め寄られる。9回、ペドラザがローズ、中村を封じてなんとか逃げ切った。近鉄戦の連敗を4で止めた。田之上は7回1/3を6安打1失点で6勝目を挙げた。これで3位は変わらずも首位近鉄のゲーム差を2.5と縮めた。  
79 14-2 7/7 近鉄 大阪ドーム 星野 7勝6敗   小久保 28号、29号、井口14号、15号、城島17号 近鉄に相性の良い星野で連勝を狙うダイエーだったが、2回、川口の犠飛で先制点を奪われる。しかし、ダイエーは3回、パウエルから小久保が3試合連続の28号3ランで逆転。その裏、ギルバートの4号ソロで1点差と詰め寄られる。ダイエーは4回、2死から柴原が2点適時打、さらに2人目石毛から、井口が久しぶりの14号3ラン。この回一挙5点を入れ、8-2とする。ダイエーは5回にも、城島の17号2ランで加点し、2ケタ得点。6回には井口の2打席連続15号2ラン、8回には小久保がこの試合2本目の29号2ランで大量12点リード14-2。ダイエーは、今季9度目の2ケタ得点で首位近鉄に連勝!ゲーム差を1.5とした。ダイエー先発・星野は今季2度目の完投で7勝目。 観戦
80 7-0 7/8 近鉄 大阪ドーム 山田 2勝1敗   松中23号、柴原4号、井口16号 ダイエーは3回、小久保の適時二塁打で先制、続く松中の23号2ランで3-0とする。そして4回、柴原の4号2ランで5-0。
さらに5回、井口の2試合連続の16号ソロ、大道のスクイズと大技小技で着々とリードを広げる。
ダイエー先発のルーキー・山田は二塁を踏ませない見事な2安打ピッチング、いてまえ打線を牛耳って、プロ入り初完投、初完封勝利を挙げた!
ダイエーは首位近鉄との3連戦で価値ある3連勝!これでダイエーと首位近鉄とのゲーム差は0.5差と肉迫した!
 
81 8-9 7/9 ロッテ 千葉マリン ペドラザ 3勝3敗18S 先発 倉野   松中24号、ミッチェル9号、大道3号 目下3連勝のダイエーは2回、2死から秋山の適時打で先制点を奪うと、4回には、松中が2試合連続24号2ランで、3−0。先発・倉野はその裏、酒井の適時打で1点、さらに回にはボーリックに同点19号2ランを浴びる。ダイエーは6回、ミッチェルが11試合ぶりの9号2ランで5−3と勝ち越しが、その裏、代わった渡辺正が福浦の適時2点二塁打で同点、さらにメイの適時打で6−5と逆転される。そして、9回、小久保がセンターへ犠飛を打ち、土壇場で同点に追いつき、試合は延長戦へ。ダイエーは延長10回、代打・大道が右翼席へ3号3ランを放ち、試合を決定付けたかと思われたが、その裏、守護神ペドラザが3連打で無死満塁とされ、ボーリックにまさかの逆転サヨナラ満塁20号をバックスクリーンに運ばれ、ジエンド。千葉マリンにはやはり悪魔が棲んでいるのか! 延長10回
82 1-6 7/10 ロッテ 千葉マリン 松1勝3敗     前日は痛いサヨナラ負けを喫したダイエーだが、先発・松がピリッとせず、2回、本西の適時打、清水の犠飛で2点を先制される。 さらに4回、野々垣のエラーで1点を献上すると、6回には、無死二三塁から初芝の犠飛で1点追加、7回、福浦の適時打、8回、清水将の適時打とじりじりと差を広げられ6−0。9回、ダイエーは、柴原・大道・井口の3連打で満塁とすると小久保の犠打で1点を返し、完封こそ逃れたものの、焼き石に水。 ダイエーは、ロッテ先発ルーキーの加藤に4安打13三振と今季2度目の完投勝利を許した。それにしても、千葉マリンスタジアムは鬼門で4月7日以来、勝ち星なく9連敗。
なお、首位近鉄と3位オリックスが共に勝ったため、ダイエーは3位に転落、首位近鉄とのゲーム差は1.5。
 
83 6-4 7/11 ロッテ 千葉マリン 田之上7勝4敗 ペドラザ 3勝3敗19S 井口17号 ダイエーは1回、来日初登板のシコースキーから1死一三塁の好機に小久保が3試合連続の犠飛で1点を先制したが、4回突如、田之上が乱れ、大塚の適時二塁打で同点、続く清水将の2点適時打でロッテに逆転される。さらに5回、2死から福浦に11号ソロを浴び、4-1と主導権はロッテに。
しかし、ダイエーは6回、井口の17号2ランで反撃ののろしを上げると、7回、代打・浜名、柴原の安打で1死二三塁とし、井口の適時打でついに同点、小久保三ゴロの間に逆転。さらに城島にも適時打が飛び出し、6-4とした。8回、無死二三塁のピンチを迎えたが、ベテラン長富が後続を打ち取り、見事な火消し役を果たす。9回、今日はペドラザがきっちり3人でしめて千葉マリンでの連敗を「9」でストップした。オリックスが敗れたためダイエーは2位に浮上。
 
84 3-1 7/13 日本ハム 福岡ドーム 星野 8勝6敗 ペドラザ 3勝3敗20S 小久保30号 ホークスは今日からの山笠シリーズで前半戦を締めくくる。ダイエー星野・日ハム下柳の両先発投手が持ち味を発揮し、序盤は緊迫した投手戦となる。4回、星野はオバンドーの適時打で日ハムに先制点を許すが、その裏ダイエーもすかさず松中が右中間に深々と破る適時二塁打で同点、さらにオールスターに選出された大道の左翼線適時二塁打で逆転に成功。そして6回、小久保が2年連続となる30号ソロ(福岡ドームでは2ヶ月ぶりの本塁打)を高々と運び、3-1とする。9回には、好投の星野から吉田・ペドラザの磐石の必勝リレーで日ハムの反撃を封じ、山笠シリーズの初戦を制した。ダイエーは日ハムに8連勝。ペドラザは3年連続20SP。なお、首位近鉄は今日試合のなかったためゲーム差は0.5!  
85 4-1 7/14 日本ハム 福岡ドーム ラジオ 8勝3敗 ペドラザ 3勝3敗21S 小久保31号 先発ラジオは1回、オバンドーの犠飛で1点を先制されると、ダイエーは2回、金村から1死満塁とするとミッチェル押出し四球でまず同点とすると、柴原が芸術的なバッティングで中前に運び、あっさり2点を勝ち越す。中盤は投手戦で小康状態。ダイエーは7回、8回のピンチも吉田修・岡本が日ハムの反撃を封じると、8回、小久保が9試合連続打点となる2試合連続31号ソロ(本塁打争いトップのローズに1本差)で貴重な追加点をあげ、試合と決めた。ダイエーは3連勝、首位近鉄もオリックスに勝った為、2位のダイエーとのゲーム差は0.5のまま。また、14日試合後、ホークスが自慢の打線の愛称を「ダイハード打線」に決めたと発表。「揺るぎない、絶え間ない」の意。ダイハード(DH)はダイエーホークスの意味もある。  
86 2-6 7/15 日本ハム 福岡ドーム 山田 2勝2敗   井口18号 先発・山田は1回、片岡に適時打を許し先制点を奪われる。
ダイエーは2回、2死一二塁から、村松の適時打で同点、さらに3回、井口の18号ソロで2-1と勝ち越した。山田もいまひとつピリッとせず、4回、野口の適時打で同点に追いつかれると、6回には、中村豊の犠飛で勝ち越し点を奪われる。さらに7回、野口の2号ソロで1点追加、8回、またも野口の適時打、9回、1死満塁から藤島の犠飛と終盤、効果的な追加点を挙げ、岩本を援護した。ダイハード打線と命名されたダイエー打線も、先発・岩本の緩急つけた投球に6回以降は無安打に牛耳られて完敗。ダイエーの連勝は3で、また日本ハム戦の連勝は9でストップした。 なお、首位近鉄は3連勝で2位ダイエーとのゲーム差は1.5と広がった。
 
87 6-5 7/16 オリックス 福岡ドーム 田之上8勝4敗 ペドラザ3勝3敗22S 柴原5号、ミッチェル10号 前半戦はこの試合含めて2試合のみ。ダイエーは1回、柴原がオリックス先発・加藤の初球をたたき、5号ソロで1点を先制。 ダイエー先発はオリックス戦、今季3勝無敗の先発・田之上は上々のの立ち上がり。打線も3回、2死から井口、小久保・松中の3連打で2点を追加、4回にはミッチェルの10号ソロで4-0。さらに5回、松中の適時打で2点追加し、6-0と大きくリードする。しかし、6回、田之上が突如乱れ、葛城の内野ゴロの間に1点、田口の適時打でさらに1点、そして2人目吉田修が日高に3ランを浴び、この回一挙5点、1点差に詰め寄られる。この後、吉田修、岡本がつないで9回、ペドラザに。アリアスに二塁打を打たれるものの、レフト村松の美技にも助けられ、ダイエーが1点差を逃げ切りました。  
88 0-2 7/17 オリックス 福岡ドーム ヘイニー 2勝2敗     今日勝って前半戦を終了したいダイエー。先発・ヘイニーが4回、アリアスにチェンジアップを左翼席に21号ソロを運ばれ先制点を許す。6回にはビティエロの投ゴロをヘイニーが一塁へ悪送球、2死三塁と自らピンチを招くと、動揺を隠しきれないまま田口に左中間を深々と破られ、痛い1点を追加され、2-0とリードを広げられる。ダイエー打線はヤーナルの変幻自在の投球の前になすすべなく、7回からはルーキー大久保に反撃を断たれた。結局、ホークスは2回以降、無安打と見せ場もなく、4月8日以来、今季3回目の完封負け。前半戦は首位近鉄に続いて2位で折り返すことになった。  
89 8-3 7/27 近鉄 福岡ドーム 星野 9勝6敗   城島18号、松中25号 ダイエーは2回、城島の18号ソロで1点を先制したが、5回星野がローズに35号ソロを打たれ同点とされる。ダイエーは6回、松中の25号2ランで勝ち越すと、7回には、2死満塁とし井口の押し出し死球で1点、続く小久保が走者一掃の適時二塁打で3点、松中にも適時打が出て、この回一挙5点を追加、主軸が活躍し、試合を決めた。ダイエーは後半戦、大事な初戦を白星で飾り、首位近鉄に0.5差と肉迫した  
90 3-2 7/28 近鉄 福岡ドーム 長冨 1勝 先発 山田 ペドラザ 3勝3敗23S   ダイエーは2−2で迎えた八回一死二塁から、小久保が左越えに二塁打を放って勝ち越した。小久保は四回にも二塁打でチャンスを広げており、約1カ月ぶりの首位返り咲きの殊勲者になった。近鉄は先発パウエルに救援の岡本も好投したが、打線の援護が不足。前半に2併殺で好機を逃し、山田を攻略できなかった。中村に安打がないのも響き、ダイエー戦5連敗。  
91 3-6 7/29 近鉄 北九州 田之上 8勝5敗   松中 2ラン 26号、城島 ソロ 19号 近鉄がホームラン攻勢で対ダイエー戦の連敗を5で止めた。近鉄は3回、大村の12号2ランで先制。続く4回には吉岡の18号、5回にはローズの36号と3イニング連続の2ランホームランで計6点を挙げ、1日で首位再浮上。対するダイエーは毎回の13安打で、4回には松中の26号2ラン、6回には城島の19号ソロとこちらも2本のホームランを放ったものの及ばず2位転落。  
92 3-2 7/30 西武 西武ドーム 岡本 2勝1敗 先発 若田部 ペドラザ 3勝3敗24S 小久保 ソロ 32号 ダイエーが土壇場で追いつき、延長の末に勝って2位を守った。1−2の九回、二死から秋山が二塁打。続く城島の打席で代走大越の三盗が西口の三塁悪送球を誘い同点とした。そして十一回、小久保が左越えに32号本塁打した。六番手で登板した岡本が2勝目。最後を締めたペドラザがリーグ最多タイの24セーブ目を挙げた。西武は西口の悪送球が痛かった。 延長11回
93 3-6 7/31 西武 西武ドーム ヘイニー 2勝3敗   柴原 ソロ 6号、松中 2ラン 27号 西武が1発攻勢で快勝した。二回にマクレーンが中堅右に先制2点本塁打を打ち込み、三回にはカブレラが左中間に36号3ラン。六回は再びマクレーンが左翼ポール直撃の26号で加点した。
 許銘傑は不安定な立ち上がりだったが、低めに沈む変化球で要所を切り抜けた。3併殺の堅守も光った。
 ダイエーは松中の27号2ランで反撃したが、序盤の拙攻が響いた。
 
94 2-3 8/1 西武 西武ドーム 長冨 1勝1敗 先発 ラジオ   城島 2ラン 20号 西武がサヨナラ勝ち。ダイエーと並ぶ2位に浮上した。2−2の延長十回、清水が左翼線二塁打。犠打で一死三塁とし、和田が篠原の直球を左前にはじき返した。松坂は3年連続の2けた勝利となる10勝目。味方打線の15残塁の拙攻にもめげず、最後まで辛抱強く投げ抜いた。
 ダイエーは城島の20号2ランで先制したが、以降は松坂の球威と気迫に追加点を阻まれた。
延長10回
95 13-8 8/3 日本ハム 東京ドーム 星野 10勝6敗   松中  28号、城島 21号、秋山 7号、小久保 33号、バルデス 15号 ダイエーは1回、岩本から小久保の適時打で先制すると、続く松中、城島、秋山が怒涛の三者連続本塁打。いきなり一挙6点のビッグイニングとなり、先発・岩本をKO。2回には、小久保が33号3ランで早くも9−0。さらに3回、大道の適時打で今季10度目の2ケタ得点を記録。ダイエーの先発は7月月間MVPの星野。しかし、3回裏、小笠原の20号ソロ、4回、金子2点適時三塁打、實松のプロ入り1号2ランで10−5と失点を重ねる。ダイエーはバルデスの15号ソロ、佐々木の連続暴投などで3点を追加するが、日本ハムも7回、片岡の適時打、8回、實松の今日2本目の2号2ランで13−8まで詰め寄られ、星野もあえなく降板。8回、渡辺正、9回には岡本まで投入することになったのは王監督の誤算か。 星野は2年ぶりの10勝目を飾った。  
96 3-4 8/4 日本ハム 東京ドーム 長冨 1勝2敗 先発 山田   バルデス 3ラン 16号 日本ハムが今季2度目のサヨナラ勝ち。3−3の九回、安打と犠打で一死二塁とし、中村豊が右中間へ二塁打を放った。投げては五回途中から芝草−井場が好投し、守りも七、九回のピンチは外野手の好返球で勝ち越しを許さなかった。新人の井場はプロ初勝利を手にした。ダイエーは、五回にバルデスの3点本塁打で追いついたが、終盤の得点機を生かせなかった。  
97 4-7 8/5 日本ハム 東京ドーム 若田部 2勝3敗   大道 2ラン 4号 昨夜のサヨナラ負けを引きずりたくないダイエーの先発・若田部は2回、実松の3号の2ラン、小笠原も21号2ランと2発を浴び、痛い4点を先制される。
ダイエーは6回、大道の4号2ランで2点、二塁・金子の1塁悪送球の間に1点、計3点を返し、反撃ムードを盛り上げる。しかし、日本ハムは7回、オバンドーの15号ソロ、さらに実松がこの試合2本目の4号2ランで計3点を挙げ、突き放した。ダイエーも8回、松中の適時打で1点を返したが、反撃もこれまで、日本ハムが逃げきった。ダイエーは日本ハムに痛い連敗を喫し、オリックスに抜かれ、3位に転落した。 また、近鉄も負けたため、首位との差は2.5のまま。
 
98 3-2 8/6 ロッテ 福岡ドーム 田之上 9勝5敗 ペドラザ 3勝3敗25S バルデス 2ラン 17号 逆転でダイエーが連敗を2で止めた。0−2の三回一死二、三塁から柴原の中犠飛で1点を返し、続くバルデスが中堅右に17号逆転本塁打を放った。先発田之上は安定した投球で四回以降は二塁を踏ませず8回を2失点で9勝目。ロッテは先発シコースキーがうまく打たせて取り、3失点とまずまず。しかし2度のバント失敗など再三の拙攻が響き、連勝は3でストップした。  
99 3-10 8/7 ロッテ 福岡ドーム 岡本 2勝2敗 先発 佐久本   小久保 2ラン 34号 今季初先発の佐久本は立ち上がりを攻められ、メイの先制打、さらにサブローにも適時内野安打で2点を奪われる。ロッテ藪田に抑えられていたダイエーは6回、1死一塁から小久保が自身完璧と自画自賛の34号2ランで同点に追いつくと、続く松中、大道の連打、村松の内野ゴロをショート小坂が適時敵失で貴重な1点を追加、逆転に成功。ロッテは8回、代打早川の逆転1号で試合をひっくり返され、さらに9回には、福浦の2点適時打、サブローの2点適時打、福澤の適時打、酒井の犠飛など打者一巡の猛攻で6点を追加して試合を決めた。ダイエーは、小久保の逆転弾を守りきれなかった。終盤を迎えた今。ダイエー中継ぎ陣の乱調が気にかかる。  
100 5-0 8/8 ロッテ 福岡ドーム 星野 10勝6敗     ダイエーは3回、ミンチーから鳥越、柴原の連打で無死一二塁とすると、バルデスの適時二塁打で先制点を奪うと、4番小久保が適時二塁打で3−0とする。6回、先発・星野が1死満塁のピンチを併殺でしのぐと、ピンチの後にチャンスあり!その裏、1死二三塁から秋山、城島の連続適時打でミンチーをKO。ダイエー先発・星野は9安打打たれながらも今季初の完封勝利(自身プロ入り3度目)でハーラートップ・タイの11勝目。ダイエーは貯金7とし、今日敗れた近鉄に2差と迫った。  
101 12-7 8/10 オリックス 神戸 若田部 3勝3敗   バルデス ソロ 18号、井口 3ラン 19号 4強が3ゲーム差内にひしめく混戦のパリーグ。ダイエーは2回、戎から1死満塁とし、バルデスの右前適時打、ライト葛城の後逸もあり、走者一掃、続く井口も適時打で一挙4点を先制する。オリックスもその裏、若田部から藤井の犠飛と進藤、大島の適時で1点差に詰め寄る。ダイエーは4回、柴原の適時打、バルデスの18号ソロで2点を追加し、突放す。アリアスの25号ソロで1点を返されるが、ダイエーは6回、柴原、バルデスの連続安打の後、井口が左翼ポール際に19号3ランで3点を加点し、9−4。さらに7回、柴原の適時二塁打、小久保の適時打でダメ押しの3点を入れ、17安打、12点と大量点に守られ、逃げ切った。若田部は5月26日以来の3勝目。なお、首位近鉄は西武に完敗、ダイエーは近鉄に1差と肉迫した。
 
102 10-5 8/11 オリックス 神戸 篠原 3勝 先発 ラジオ   バルデス19号、井口 20号、小久保35号、36号 ダイエーが本塁打攻勢で3連勝。首位近鉄とのゲーム差はなくなった。
 一回にバルデスの2点本塁打などで3点を先行。1点差の三回に井口が20号2ラン。5−4の四回には失策で1点を加え、小久保の3点本塁打で差を広げた。小久保は七回にも2打席連続の36号ソロを放った。
 オリックスは2試合連続2けた失点。拙守で傷口を広げ、2番手の山口も打たれた。
 
103 1-2 8/12 オリックス 神戸 ペドラザ 3勝4敗25S 先発 田之上     4人の投手を継いで1失点に抑えたオリックスが、9回裏に田口のタイムリーで同点に追いつき延長へ。10回表、2人のランナーを出しながらも大久保が抑えると、その裏2アウトから藤井のサヨナラホームランでサヨナラ勝ちし、連敗を止めた。ダイエーは田之上が完封を目前にしながらも9回途中に無念の降板。代わったペドラザが打たれ、連勝が3でストップした。ダイエーは今日勝った首位近鉄とのゲーム差が1となった。 延長10回
104 10-9 8/13 西武 北九州 岡本 3勝2敗 先発 佐久本 ペドラザ 3勝4敗26S 松中 ソロ 29号 ダイエーが打撃戦を制し、首位近鉄にゲーム差なしと迫った。2回に4点を先制したダイエーは今季最後の北九州での試合。ダイエーは2回、松中への死球でリズムを崩した許から村松、城島の連打の後、浜名、柴原の適時二塁打で3点を先制。さらにバルデスの右犠飛で加点、4-0とする。佐久本は4回、和田に5号2ラン、さらに原井、上田の連打で3点を返し、1点差とする。5回、2死満塁から村松が右中間に走者一掃の貴重な適時三塁打、7-3と西武を突き放す。さらに6回、2人目水尾からバルデスが中前適時打で加点、5点差とする。7回、松中が9試合ぶりの29号で加点し、楽勝ムードのダイエーだったが、8回、吉田が1死満塁から痛恨の押し出し、さらに高木大、マクレーンにも2点適時打と一挙5点を奪われ、なんと1点差。9回、ペドラザが1点差をも守りきり、3連戦の初戦をもぎとった。ダイエーは近鉄が敗れたため、9毛差と肉迫。14日の先発はヘイニーと松坂。  
105 7-11 8/14 西武 福岡ドーム ヘイニー 2勝4敗   バルデス ソロ 20号、井口 2ラン 21号 首位奪還をかける福岡ダイエーは宿敵・西武との第2R。1回、先発ヘイニーが1死三塁から松井に適時打、先制を許す。ダイエーはその裏、バルデスの20号ソロで、すかさず同点とする。2回西武は中島聡の犠飛で1点勝ち越し、さらに3回、垣内が9号3ランで5−1とし、ヘイニーをKO。西武は4回、松井17号ソロ、6回、渡辺正からカブレラが中越え41号160m特大2ラン、続くマクレーンも2者連続となる29号ソロ、上田の適時打で西武は2ケタ得点と一方的な展開となる。
ダイエーは6回、松坂から大道の適時二塁打で2点、続く秋山、内之倉の適時打で計4点を返し、反撃ムードを盛り上げた。9回、井口の21号2ランで4点差まで追い上げたが、反撃もここまで。西武は今季最多タイの17安打で大勝。
なお、首位近鉄も敗れたため2位ダイエーとのゲーム差は0のまま。
 
106 3-2 8/15 西武 福岡ドーム ペドラザ 4勝4敗26S 先発 若田部   松中 ソロ 30号、 井口 ソロ 22号 このカード勝ち越して終わりたいダイエーは4回、昨日死球退場の松中が西崎のフォークに体勢を崩されながらも30号先制ソロ。中4日の先発若田部は丁寧な投球で西武打線を8回まで散発5安打無失点とすばらしい投球。若田部を援護したい打線も8回裏、松中が左前適時打で貴重な追加点を挙げ、2−0。完封目前の若田部は9回、自らの失策などで1死満塁のピンチを迎え、高木浩に右前適時打、1点差とされたところで無念の降板。代わったペドラザの初球は痛恨の押し出し死球で同点。試合は、延長へもつれ込む。しかし、ダイエーは10回、井口の22号ソロで約2ヶ月半ぶりの劇的なサヨナラ勝ち。近鉄が敗れたため、ダイエーは、ついに7月28日以来の首位に返り咲いた! 延長10回
107 8-6 8/17 近鉄 福岡ドーム 倉野 2勝2敗 先発 星野 ペドラザ 4勝4敗27S   7月28日以来、首位に返り咲いたホークスは2位の近鉄と首位攻防直接対決の3連戦。ダイエーは2回、1死一二塁から村松の2点適時三塁打、続く城島が犠飛打と3点を先制。近鉄に今季6勝と相性のいい星野だが4回、磯部の適時内野安打、続く川口にも適時打、さらに吉岡の犠飛で同点に追いつかれる。そして、6回、磯部の12号ソロで近鉄に勝ち越しを許す。さらに7回、1死一三塁から水口にスクイズを決められ、8回、中村の35号ソロと手痛い追加点を奪われる。しかし、3点差を追うダイエーは8回裏、1死満塁から代打・秋山の適時内野安打、続く村松の走者一掃の適時三塁打で逆転!城島も適時打で8−6とし、9回はペドラザで逃げ切った。(27S目)これで2位近鉄とのゲーム差は2となりダイエーは首位をキープ!  
108 5-2 8/18 近鉄 福岡ドーム 田之上 10勝5敗 ペドラザ 4勝4敗28S 井口 2ラン 23号、鳥越 ソロ 1号 首位攻防戦第2ラウンド。3回ダイエーは、柴原を置いて高村から井口が、右翼席へ23号先制2ラン。さらに4回には鳥越の今季初アーチ、井口の犠飛で2点を追加、4−0としたが、 田之上も5回、水口、中村の適時打で2点差と迫られる。ダイエーも6回1死三塁から柴原の中前適時打で加点し、5−2。ダイエーは終盤、吉田、ペドラザと継投して逃げ切った。ダイエーは首位攻防戦に連勝して貯金を11、近鉄との差を3ゲームとした。逆に近鉄は痛い5連敗。田之上は自身初の10勝。19日の先発は山田と岩隈  
109 1-2 8/19 近鉄 福岡ドーム 倉野2勝3敗 先発 山田     首位攻防戦第3ラウンド。ダイエー先発・山田は立ち上がりから制球に苦しみ、3回は連続四球と死球で1死満塁のピンチを迎えたところで倉野にマウンドを託す。川口の遊ゴロ野選の間に惜しい先制点を与える。その裏ダイエーは、2死一二塁から、松中・大道に2者連続の死球があっけなく同点に追いつくが、勝ち越し点は奪えず。1−1で迎えた6回、吉岡の20号ソロで近鉄に勝ち越し点を奪われる。結局これが決勝打となった。ダイエーは岩隈か序盤の好機を生かせなかったのが惜しまれる。ダイエーの連勝は3で、近鉄の連敗は5でストップした。また、3回途中からロングリリーフした倉野の好投は明るい材料。首位ダイエーと2位近鉄とのゲーム差は2と縮まった。  
110 3-7 8/21 ロッテ 仙台 岡本 3勝3敗 先発 若田部   鳥越 ソロ 2号 西武戦で好投した若田部が先発。しかし2回、酒井の適時打でロッテに先制を許す。ダイエーは3回、鳥越がチーム初安打となる2号ソロで同点に追いつく。その裏、福浦の14号ソロで勝ち越しされると、4回には初芝の12号ソロで4-1。ダイエーは5回、2死一二塁からバルデスが13試合連続安打となる中前適時打で1点差。さらに6回、2死一二塁から城島の適時打で再び同点に追いつく。ロッテはその裏、代打・大村の適時打で勝ち越すと、2死二三塁で高く舞い上がった遊飛を霧雨の影響か、名手鳥越が落球。痛い2点敵失となった。ロッテは8回、初芝のこの試合2本目となる13号ソロでダメ押し。ダイエーは痛い連敗を喫した。なお、近鉄は21日は試合がなく、西武が勝ったため、西武がダイエーに0.5差の2位に浮上した。  
111 4-10 8/24 西武 福岡ドーム ラジオ 8勝4敗     3強が0.5ゲーム差以内とまさに大混戦のパ・リーグ。ダイエー先発はラジオ、2回西武は、1死満塁から上田の遊ゴロを併殺ーを焦った鳥越が敵失。続く柴田の犠飛で2点を先制される。3回にもカブレラ、小関の適時打で4−0と西武に主導権を握られる。4回、ラジオは、イライラがつのったのかボークの判定に三塁塁審に暴言をはき退場処分。4回ダイエーは、1死一二塁から秋山が適時二塁打、続く大道の犠飛で2点差に迫る。西武は6回、柴田の適時打で1点を追加するが、ダイエーはその裏、2死満塁から城島の執念で右前に運ぶ2点適時打で1点差まで詰め寄る。西武は8回、松井の犠飛で1点を追加したのち、吉田がマクレーンに痛恨の満塁31号を被弾してジ・エンド。ダイエーは3ボーク、2失策など守備も乱れ、大事なところで3連敗、首位を明け渡した。  
112 3-2 8/25 西武 福岡ドーム 岡本 4勝3敗 先発 田之上   松中 2ラン 31号 ダイエーは、3位にながらも首位近鉄とはわずか0.5差。今日も天敵・西武との大事な1戦。ダイエーはV3にむけて今が正念場!ダイエーは1回、西崎から小久保の適時打で先制したが、その後、田之上と西崎の投手戦となり膠着状態のまま終盤へ。9回、田之上は無死1塁からカブレラに痛恨の44号2ランを浴び逆転。いやなムードの中、迎えた9回裏、ダイエーは小久保四球の後、松中が値千金の31号逆転サヨナラ2ランで今季5度目の劇的なサヨナラ勝ちで連敗も3でストップ。再び首位に立った。  
113 3-1 8/26 西武 福岡ドーム 若田部 4勝3敗 ペドラザ 4勝4敗29S 城島 ソロ 22号、 秋山 ソロ 8号 0.5ゲーム差に3強がひしめく混パ。ダイエーは3回、城島の18試合ぶり先制22号ソロで1点、1死一二塁から井口の適時打で1点追加、2−0とリード。さらに4回、西武戦に強い秋山の8号ソロで1点を追加。若田部は7回まで西武を無失点に抑えていたが、8回、鈴木の適時打で1点を許したが、8回途中まで5安打1失点の好投で今季4勝目を挙げた。ダイエーは初戦こそ落としたものの、西武に連勝、貯金を2ケタに戻し、首位をキープした。なお、2位近鉄も勝ったため、ダイエーとのゲーム差は0.5のまま  
114 6-5 8/27 日本ハム 東京ドーム 星野 12勝6敗 ペドラザ 4勝4敗30S 城島 ソロ 23号 日本ハムは1回、小笠原が二塁打のあと、田中幸の適時打で小笠原が先制のホームイン。小笠原は17試合連続得点の日本新記録達成。星野は続く井出にも適時打を打たれ、立ち上がり2点を失う。ダイエーは2回、城島が2試合連続23号ソロで1点を返すと4回、1死一三塁から鳥越の二塁ゴロの間に同点、さらに重盗と捕手の悪送球で2点を奪い、一気に4−2と勝ち越し。6回には、柴原の2点適時打を4点差に広げたが、その裏、星野は田中幸の16号ソロを打たれ降板、2人目岡本が西浦に1号2ランを打たれ、6−5と1点差に迫られる。ダイエーはこの後、渡辺正、長富、ぺドラザと継投し、1点差を守りきった。星野は4失点ながらチームトップの12勝目、ペドラザは30セーブ目。なお、2位近鉄は試合がなかったため、ゲーム差を1に広げた。  
115 4-1 8/28 日本ハム 東京ドーム 倉野 3勝3敗 ペドラザ 4勝4敗31S 秋山 ソロ 9号 勝負どころの3連勝とV2戦士は正念場の戦い方を心得ている。4回、1死後、小久保の安打、松中の死球で一二塁としたが、秋山は二ゴロ、併殺かと思われたが、金子がエラー。満塁として城島が左中間を破る2点適時二塁打、送球の間に秋山も好走塁でホームイン、3点を先制した。6回、秋山の技あり9号ソロで加点、4-0とする。先発・倉野は日本ハム打線をは8回まで無失点に抑えていたが、田中幸に17号ソロを許し、1点を返され惜しくも降板。この後、長富が連夜の好リリーフを見せ、最後はぺドラザがしめた。ダイエーは4連勝で貯金を今季最多タイの12とし、首位堅守! 5回、井出の飛球を追って倉野と城島が激突。城島が鼻の横に裂傷を負った。明日以降の影響が心配される。また、2位近鉄も勝ったため、首位ダイエーとのゲーム差は1のまま。  
116 12-1 8/29 日本ハム 東京ドーム ラジオ 9勝4敗   城島 ソロ 24号、小久保 ソロ 37号、林 3ラン 1号 ダイエーは、1回下柳のい立ち上がりを攻め、1死一二塁から小久保が右中間へ適時二塁打で2点を先制。さらに2回には昨日鼻を負傷した城島の気迫の24号ソロと柴原の適時打で4−0とする。続く3回には小久保の完璧な37号ソロで5点をリード。その裏、ラジオは田中賢介への押し出し四球で1点を失うが、6回、ダイエーは城島の適時打で加点。9回にも、1死満塁から村松、大道の適時打、さらに林の今季1号3ランなど打者一巡の猛攻で一挙6点、一方的な試合となった。ダイエーは今季2度目の5連勝、首位をキープした! また、王監督は、監督として通算800勝(プロ通算13人目)を達成。なお、2位近鉄勝ったため、首位ダイエーとの差は1のまま。  
117 8-9 8/31 オリックス 福岡ドーム 岡本 4勝4敗 先発 田之上   井口 満塁 24号 先発・田之上は立ち上がりをオリックスに攻められ、1回、アリアスに31号3ランで3点を先制されると、3回またもアリアスに2打席連続の32号2ランを浴び、序盤で5失点、3回にしてまさかの降板。対するダイエーはその裏、ヤーナルが突然の乱調、4連続四球でなんなく1点をもらうと、続くバルデスの適時打、これでヤーナルを引きづりおろすと、代わった戸叶から井口が24号逆転満塁弾、効率よく6点を挙げ試合をひっくり返す。7回、三輪の2点適時打で再逆転されるものの、その裏、1死満塁とし、松中の併殺崩れの間に1点、同点とする。しかし、逆転にはいたらなかった。すると8回、岡本が谷・アリアスに連続適時打を浴び7-9と2点を勝ち越される。ダイエーはその裏、城島の三塁打の後、柴原の適時打で1点を返すが、ここまで。ダイエーの連勝は5でストップ。  
118 4-2 9/1 オリックス 福岡ドーム 若田部 5勝3敗 ペドラザ 4勝4敗32S   ダイエーがオリックスの守備のミスを突いて勝ち、首位を守った。1−1の六回二死一塁から、小久保の三塁への打球を進藤が後逸。これで1点を勝ち越し、松中の右中間二塁打、坊西の中前打と適時打を重ね4−1とリードした。若田部は低めの変化球がさえ、8回1失点と好投。九回はペドラザが1点を失ったが、何とかしのいだ。
 
119 0-2 9/2 オリックス 福岡ドーム 倉野 3勝4敗     立ち上がり上々の先発・倉野だったが、3回、1死一三塁から谷に中前適時打でオリックスに先制点を奪われる。さらにオリックスは7回、塩崎の適時打で貴重な追加点をあげる。ダイエーは金田−大久保の前に6、7、8回と終盤何度も好機を作ったが、あと1本が出ず、7月17日以来、今季4度目の完封負けを喫した。倉野は前回に続いて好投したのは収穫。  
120 0-8 9/2 ロッテ 福岡ドーム 星野 12勝7敗     先発星野は1回、2死から佐藤の5号3ラン3点を先制される。さらに3回、無死一二塁から1塁手・坊西の敵失で追加点を与えると、7回、2死一二塁から2人目佐久本がボーリックに中越え二塁打で貴重な2点を加点され、6−0。9回には篠原がボーリックに左中間へ26号2ランを運ばれ、ダメ押しの8点目。ロッテ先発はドラフト4位ルーキーの渡辺俊。打線は下手投げの渡辺俊の前に9安打を放ち、好機は作るものの「タイムリー欠乏症」で連夜の完封負け(今季5度目)。今季、ロッテに負け越しが決まった。渡辺俊は2度目の先発でプロ入り初完封、初勝利を挙げた。なお、近鉄も西武に敗れ、首位近鉄とは0.5差のまま、3位西武とは1.5差と縮まった。明日の先発はラジオと小林宏。  
121 4-6 9/4 ロッテ 福岡ドーム  ラジオ 9勝5敗   松中 ソロ 32号、本間 2ラン 1号 ダイエーは2回松中の32号ソロと、本間のプロ入り初ホームランとなる1号2ランで3点を先制。ロッテは3回に2本の犠飛で2点、5回には酒井のスクイズで同点に追いつくと、6回小坂の犠飛で逆転。7回には大塚の2点タイムリーで2点を追加した。ダイエーは8回、代打秋山のタイムリーで1点を返すも届かず。最後はロッテの守護神小林雅が抑え31セーブ目をあげロッテが連勝。敗れたダイエーは3連敗となった。  
122 8-1 9/7 近鉄 大阪ドーム 田之上 11勝5敗   松中 ソロ 33号、城島 2ラン 26号、小久保 2ラン 38号 ダイエーは4回、井口の四球の後、小久保、松中、城島の3連続2ベースで3点を先制。6回には松中が2試合連続の33号ソロ、7回には城島の26号2ラン、更に9回、小久保の38号2ランでダメを押した。投げては田之上が被安打6、奪三振9、失点1と、今年6月29日以来、今季3度目の完投をプロ入り初の無四球で飾り11勝目。ダイエーは連敗を3で止めた。敗れた近鉄は4連敗で3位転落。  
123 9-8 9/8 近鉄 大阪ドーム 倉野 4勝4敗 先発 星野   柴原 2ラン 7号、井口 2ラン 25号 首位に返り咲いたダイエーは、1差・3位の近鉄との第2R。ダイエーは2回、山村から本間の適時打、柴原の7号2ランで3点を先制。先発・星野は3回、ローズに適時二塁打で1点を返され、さらに4回、川口、ギルバートに連続適時打を許し、3−3の同点とされる。ダイエーは5回、松中の適時打で1点を勝ち越したが、その裏、2人目渡辺正がローズに51号2ランを浴び、近鉄に逆転を許す。ダイエーは7回、4人目岡本を攻略し、井口が29打席(6試合)ぶりとなる安打が25号逆転2ラン、さらに3連打でもう1点を追加し、試合をひっくりかえす。ダイエーは8回にバルデス、9回には鳥越の適時打で加点し、9−5。9回、ペドラザがローズに52号2ラン、中村に40号ソロを打たれ、1点差と詰め寄られたが、かろうじて逃げ切った。今日負けた2位西武との差は1に広がった。  
124 5-6 9/9 近鉄 大阪ドーム 吉田 3勝6敗 先発 若田部   城島 3ラン 27号 近鉄は1回、二死2塁から中村が2試合連続、昨日の試合から2打席連続となる41号2ランで先制。さらに3回にも再び中村が42号3ランを放ち3点追加、5対0とする。ダイエーは5回、柴原の犠飛で1点、続く6回には城島の27号3ラン、バルデスのタイムリーで同点に追いつく。しかし近鉄は7回、ローズが2試合連続、パ・リーグ最多53号ソロで勝ち越し。近鉄が打撃戦を制し、連敗を5で止めた。近鉄中村の3打席連続本塁打は自身3度目。  
125 7-5 9/11 オリックス 神戸 倉野 5勝4敗 先発 ラジオ ペドラザ 4勝4敗33S 小久保 39号、城島 28号、29号 小久保と城島の2本のホームランなどで4対2とダイエーリードで迎えた6回。オリックスは葛城の2打席連続となる12号ソロと大島の2点タイムリーで計3点を取り、逆転に成功。しかしダイエーは直後の7回、城島のタイムリーで同点に。そして9回には松中の34号2ランで再び勝ち越し、最後はペドラザが3人で抑え7対5でダイエーが勝った。ダイエーは首位キープ、ゲーム差は0.5のまま。  
126 1-3 9/12 オリックス 神戸 田之上 11勝6敗   井口 ソロ 26号 オリックス先発ヤーナル、ダイエー先発田之上の投げ合いが続き、5回まで両者無得点。均衡を破ったのはオリックス。6回裏、ヒット2本と四球で一死満塁とし、ビティエロがレフト前タイムリーを放ち、2点を先制。7回にも塩崎のタイムリーで1点を追加。ダイエーは9回表に井口の26号ソロで一矢報いたものの、それまで。オリックスが3対1で勝利。ヤーナルは被安打7、奪三振10、無四球、1失点、141球で来日初完投勝利を飾った  
127 3-6 9/13 オリックス 神戸 星野 12勝8敗   井口 ソロ 27号 オリックスは1対2とリードされた6回裏、無死満塁から葛城の2点タイムリーなどで3点をとり逆転に成功。さらに1点差に迫られた8回裏には二死1、3塁から進藤の2点タイムリー2ベースで2点を追加し、試合を決めた。投げては先発具が8回を投げ8安打打たれながらも3失点に抑え、最後は大久保が締めた。具は5勝目、大久保は11個目のセーブを挙げた。ダイエーは序盤、井口の2試合連続となる27号ソロなどで2点をリードしたが、投手陣が踏ん張りきれず、今日試合のなかった首位近鉄との差は1に広がった  
128 2-10 9/14 西武 西武ドーム 若田部 5勝4敗     西武は2回、高木浩のタイムリーで1点を先制。続く3回には、松井が23号ソロ、鈴木が17号3ランを放ち4点を追加し5対0。ダイエーは4回に松中のタイムリー、7回にカブレラの悪送球で2点を返すが、この2点止まり。5、6回にも追加点を加えた西武が13安打10得点で快勝。西武は今季初の首位浮上。ダイエーは3連敗で対西武戦20年連続負け越し。  
129 8-11 9/15 西武 西武ドーム 佐久本 1勝1敗   小久保 2ラン 40号、41号、秋山 ソロ 10号 1回表ダイエーは小久保の自身初となる40号2ランで先制。しかしその裏、西武が垣内の11号3ランなどで5点を挙げ逆転に成功。3回と5回に2点ずつを加え、さらに8回、松井が自己最多の24号2ランを放ちダメ押し。9回表に松中の走者一掃タイムリー2ベースで3点差に詰め寄られるが、11対8で勝利した。西武は5連勝で首位キープ。ダイエーは4連敗で西武とのゲーム差は3になった。  
130 6-1 9/16 西武 西武ドーム 田之上 12勝6敗   大道 2ラン 5号 中3日のダイエー先発・田之上は立ち上がりから気迫あふれる投球で連日2ケタ得点の西武打線を封じ込める。
打線も6回、石井から無死満塁とし松中の犠飛で先制手インを挙げると、秋山、大道の中前適時打で3点をリードする。田之上は7回、マクレーンに38号ソロを打たれ、1点を返されるが、8回、大道が左中間に5号2ランを運び貴重な追加点を挙げ、5−1。ダイエーは9回にも松中の遊ゴロを松井が野選、さらに1点を追加した。連敗ストッパー田之上は直球、変化球とも申し分なく、西武打線を5安打1失点の好投で今季4度目の完投勝利をあげた。ダイエーは連敗を4でストップ、首位・西武との差を2と戻した
 
131 3-6 9/17 日本ハム 福岡ドーム ラジオ 9勝6敗     日本ハムは1点ビハインドで迎えた3回表、小笠原の昨年自身の作った球団最多安打を更新する183安打目となる2ベースなどで満塁のチャンスを作ると、田中幸が2点タイムリー2ベースを放ち、計3点を取り逆転。その後も得点を重ね、終わってみれば15安打6得点を挙げ追いすがるダイエーを振り切った。ダイエーは逆転された後毎回のようにチャンスを作ったが、計10安打を放ちながらあと1本が出ず、今日首位にたった近鉄とのゲーム差は2.5ゲーム差となった。  
132 8-1 9/18 日本ハム 福岡ドーム 星野 13勝8敗   松中 ソロ 35号 先発・星野は3回、2死二塁から中村豊に適時二塁打で先制点を許す。その裏ダイエーは金村から1死一三塁とし井口が三遊間を破り、同点。さらに5回、無死満塁から大道の中前適時打で1点勝ち越し、続く城島もチョコンと右前2点適時打。さらに2人目高橋から村松も適時打で加点、打者一巡で5−1と逆転に成功。ダイエーは6回、ここまで3四球の松中が35号ソロを右翼席に運び、貴重な追加点を挙げ、6−1。8回には、2死満塁から村松の2点適時打でダメ押し点。8回からは吉田が抑え、16安打8点を奪い、久しぶりの快勝。負けられないダイエー奇跡の逆転優勝目指して踏みとどまった。なお、近鉄が西武に連勝して、マジック6が点灯した。近鉄とは2.5差。負けた日本ハムは最下位が決定。  
133 7-1 9/19 日本ハム 福岡ドーム 永井 3勝2敗   城島 3ラン 30号 マジック6が点灯した近鉄に崖っぷちのホークス、ここからが正念場。86日ぶり登板の永井は立ち上がり安定せず、2回、中村豊に先制打を許すものの、その裏、2死一二塁から本間が左中間を破る2点適時三塁打で逆転。3回には小久保の適時打で加点、日ハム中堅・森本の敵失、さらに不振の城島がとどめを刺す30号3ランでビッグイニング、7−1と序盤でリードする。これでリズムに乗った永井は日ハム打線につけいるスキを与えず、7回を4安打1四球と好投、6月6日以来の3勝目を挙げた。
なお、注目の首位攻防は近鉄が西武を下し、マジックを5とした。西武は3位に転落し、マジックの対象は2位ダイエーとなった。
 
134 7-12 9/23 オリックス 福岡ドーム 田之上 12勝7敗   井口 3ラン 28号、松中 ソロ 36号 オリックスは2点リードされて迎えた5回、相手のエラーやアリアスのタイムリー2ベースなど、打者一巡の猛攻で6点を挙げ逆転に成功。6回にもビティエロの21号3ランなどで4点を追加。12安打12得点でダイエー投手を打ち崩した。2人目クデソンは6回3分の1を投げ切り、6勝目。連勝が2でストップしたダイエーは3位転落。なお谷は6回にプロ野球新記録となる49本目の2ベースを打った。  
135 1-8 9/24 ロッテ 千葉マリン 星野 13勝9敗   小久保 ソロ 42号 ロッテは2回、酒井の押し出し四球と福浦の2点タイムリーで3点を先制すると、5回に椎木、6回に初芝タイムリー、そして7回にも大塚の5号2ランとメイのタイムリーで得点を重ねダイエーに快勝した。ロッテ先発川井は9回、小久保に42号ソロを打たれ完封こそ逃したものの、ダイエー打線を5回から8回までパーフェクトに抑えるなど、130球の熱投被安打4の1失点に抑えプロ入り初完投勝利を挙げた。  
136 10-8 9/25 ロッテ 千葉マリン 岡本 5勝4敗 先発 永井  倉野 5勝4敗1S 本間 ソロ 2号、バルデス 2ラン 21号、井口 ソロ 29号、小久保 ソロ 43号 ダイエーは前日の敗戦で開き直れるか。3回、ダイエーは、本間の2号ソロで1点を先制したが、その裏、永井が1死二塁から首位打者を狙う福浦が中前テキサス適時打で同点。続くボーリックには30号2ランを浴び、2点のリードを奪われる。さらに5回、永井の暴投で労せずに1点を献上し、1−4。ダイエーは6回、バルデスの左越え21号2ラン、井口29号ソロ、小久保43号ソロの3者連続の本塁打で逆転に成功。
6回裏、福浦の適時打で同点とされ、試合は、延長戦に。延長10回、小久保の犠飛、松中、城島の適時二塁打、大道適時内野安打などで一挙5点を奪い、10−5とリード。しかし、ペドラザがボーリックにまたも31号3ランを浴び、あわやと思われたが、倉野が後続を抑えて、鬼門の千葉最終戦を白星で飾った。奇跡の道はまだ残った・・・。
 
137 9-0 9/26 西武 福岡ドーム 若田部 6勝4敗     ダイエーは1回裏、井口、松中、大道のタイムリーで一挙4点を先制。さらに5回裏、またも松中のタイムリー2ベースで追加点を挙げると、7回裏にも松中、大道がタイムリーを放ち、14安打9得点で西武を下した。松中は一人で6打点を挙げる活躍。投げては先発若田部が被安打7、奪三振3、四球1、124球という内容で今季初完封勝利を収めた。  
138 5-4 9/29 日本ハム 東京ドーム 倉野 6勝4敗1S 先発 星野 ペドラザ 4勝4敗34S 城島 2ラン 31号 V3惜しくも逃したダイエーは来季に向けてスタート。4回、松中が左中間を破る適時二塁打で1点を先制したが、5回、片岡に16号2ランで逆転を許す。しかしダイエーは6回、城島が今季チーム通算200本目となる31号2ランで3−2と逆転。その裏、井出の11号ソロで同点に追いかれると、8回には2死三塁から松中が三塁強襲の適時内野安打で1点を勝ち越す。その裏、日本ハム・片岡の打球が星野の足を直撃し、星野は無念の降板。代わった倉野は一死満塁と傷口を広げ、実松に遊内野安打の間に同点に追いつかれる。勝利に執念を燃やすダイエーは9回、バルデスの一塁への適時内野安打で、またも勝ち越し。最後はペドラザが締め、ダイエーは、4年連続の3位以内を決定した。星野は7回途中まで投げ4失点、惜しくも14勝目を逃した。  
139 12-4 9/30 近鉄 福岡ドーム 田之上 13勝7敗   秋山 3ラン 11号、 小久保 3ラン 44号 ダイエーは、4点ビハインドで迎えた7回裏、6回まで2安打に抑えられていた、近鉄先発前川から、城島がタイムリー2ベース、秋山が11号3ランを放ち同点に追いつくと、続く8回には、小久保の44号3ラン、バルデスの走者一掃3点タイムリー2ベースなどを含む打者12人、9安打の猛攻で、8点を挙げ勝ち越しに成功、試合を決めた。投げては、先発田之上が、7安打、5奪三振、130球4失点の完投勝利で13勝目。ダイエーは4連勝。近鉄は連勝8でストップ。  
140 10-8 10/3 オリックス 神戸 倉野7勝4敗1S 先発 小椋 岡本5勝4敗1S 井口 30号 オリックスは2回裏、葛城の2点タイムリー2ベースで先制すると、5回裏にも葛城のタイムリー2ベースなどで3点を挙げ5対0とリード。しかしダイエーは、6回表、井口が小久保、松中、城島に続く30号2ランを放ち、パ・リーグ初の30発カルテットが誕生するなどして3点を返すと、続く7回に、柴原のタイムリーで1点差。8回には、小久保、大道、坊西のタイムリーで3点を挙げ、逆転に成功。試合を決めた。オリックスはこれで、4位確定2年連続でBクラス入り。