正直、ＤＣを買った理由の半分はこのソフトのためだもの。
予算もキツイのに予約までして、しかも発売前日が仕事休みなのを良いことに、店頭入荷まで何度も足を運んでフライング・ゲットしましたよ、ええ（苦笑）
しばらくホコリをかぶってたＤＣをセットアップし、いざ電源を入れてプレイ開始したときの感動たらもう！
のっけからＭＤ版そのまんまな導入には、思わず胸が熱くなりましたね・・・しみじみ。
そして待望の影山ヒロノブ版ＯＰテーマは、未だにＭＤ版に未練を抱える我が身であっても、やはりこう・・・グッと親指立てて『ナイス！』とか、モニターに向かって叫んでみたり。

そりゃそうと、完全３Ｄにて再現されたレンタ・ワールドは、ＤＣの表現能力も相俟って、のめり込み度倍増！
懐かしの脇役キャラたちも、しっかりとモデリングで区別され、なおかつ多彩なアクションを交えて会話してくれるので親近感タップリです。

事前情報で、戦闘シーンが『スパイクアウト』方式だと聞いてはいましたけど、別段意識はせずに遊べました。
むしろ、レンタにはうってつけのシステムだったとも云えるかもしれません。
難度自体もそれほど高いワケでもないので、ＭＤ版最大の難点だったその戦闘シーンの難しさに投げ出してしまっていた人でも、とっつきやすいと思われます。
数で責めてくるザコよりも、１対１で闘えるボス戦の方が簡単なのはどうかとも思いますけど。
ただ、僕にはむしろひとりひとりおびき出して闘えたＭＤ版の方が楽だったりするのですが、まぁそれはあくまで個人的な意見（苦笑）

しかしながら、ＤＣでのリニューアルにあたって、当然と言いますか、細部に手が加えられ、変更になってるイベントや演出も見られました。
『お魚をくわえたドラネコを探してください』や『悪質な地上げ業者を退治して』などと云った、庶民的なイベント・・・ある意味『レンタらしい』イベントのいくつかが、削除されたりもしています。
そのおかげで、ＭＤ版の経験者には、若干物足りなく感じる部分があるかも知れません。
まぁ、削られたイベントは、新たに追加されているイベントで相殺されるとしても、演出に手を加えられ、結果感動の薄れるようなイベントもあったのは、いただけない部分でした。
ＭＤ版では銀行強盗に撃たれるはずのフリオ少年が、ＤＣ版では殴られるだけになってたり・・・
そしてなにより、ダイナマイトドッグス四天王に敗れた主人公が、病室を抜け出して戦いに戻ろうとするシーンでの演出変更は、どうしても許せない部分です。
ＭＤ版での、両親が抜け出そうとする主人公を見つけ、母親がとがめようとするのを父親がさえぎり、逆に主人公を励まし、送り出すシーンは、ゲーム史上に残る名場面であり、レンタにおける最大の見せ場だと思っていたのですが・・・
いや、ＤＣ版の演出が悪いと言っているワケでなく、ＤＣ版で初めてレンタに触れる人々には、やはり感動的な名場面になるのでしょうが、ＭＤ版を知っているだけに、どうしても納得がいかないんですよね・・・なんで変えたんだろう？？？？

あとは・・・そうですね、仲間のレンタヒーローたちが、今回どれも皆モデリングに区別があり、パッと見て『コイツか』と判別できるのは良かったですね。
より仲間意識って云うか、ライバル意識が芽生えると云うか（笑）
でもウルサラマン以外に固有のヒーロー名が出てこないので、やっぱり残念かも。
セリフの端々に、その名残が確認できるので、ＭＤ版を知ってるヒトには『ニヤリ』ものなんですが（苦笑）

しかしながら、良しも悪しも『レンタヒーロー』であることには間違いない出来なので、文句ナシに『買い！』な逸品です。

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