ぶっちゃけた話『バイオハザード』のパクリ物(苦笑) このテの3Dアクションだと、どうしても避けられないのが
『トゥームレイダー』や『バイオハザード』と云った、
巨大な壁との比較検討なワケなんですが、
この作品の場合、ネタ的にも『バイオハザード』と被ってるので、これは仕方ないかも。
ただ、シナリオ展開はかなり豪快で、単純に『楽しさ』とか『ワクワク感』で云うならば、
コチラの方が、個人的には好み。
ま、あくまで『好み』の問題なので、それはさて置き。
なんて云いますか、ハリウッドSF映画をそのまんまゲームに仕立てた感じ。
つーか、これ、そのまま映画にできるネタですよねー。
実際に映画になっても、観ないとは思うけど。
・・・何か云ってるコトが矛盾してないか、俺?
ん〜〜、解りやすく説明すると、
『バイオハザード』が『ホラー映画』風なのに対し、
『アクション映画』なのがこの『ブルースティンガー』なんですね。
ゲーム自体は、操作できる主人公が二人いて、
適時キャラクターを交代しながら進んでいきます。
まぁ基本的に移動も早く、近接・遠距離共に攻撃可能なエリオットを中心に使うことになるでしょうが、
じゃぁ移動も遅く、強力な遠距離武器は使えるけど、
近接戦闘は防御しかできないドッグスが使えないかと云うとそうではなくて、
要所要所で便利に使えるあたりが結構ニクイ感じ。
で、シーンが進むと当然のように強力な武器が使用できるようになるのですが、
これがこの作品を『アクションゲーム』と呼ばせる部分で、
かなり豪快且つ爽快なんですよねー。
所持金次第ではガンガン武器も弾薬も補給できるので、
テクニックよりもパワーで押せるので、性に合ってると云いますか(苦笑)
もうスタンロッドがカッコ良すぎ!
気分は宇宙刑事ってなモンです。
しかも時折挿入される二人の掛け合い漫才(笑)は、
アメリカン・ジョークが利いていてなかなか笑えます。
そればかりか、途中で風呂に入って○○○の見比べするわ、
サンタの格好でガトリング・ガン振り回すわ、
主人公がウィルスに犯されてクリーチャーに変貌していくわ、
壁や天井這い回るわ、
立ち○○○するわで大爆笑。
しかも最期は怪獣大決戦。
その豪快っぷりには脱帽いたします、ええ。
展開的には、結構アチコチ走りまわされる感じはありますが、
かと云って単調な作業の繰り返しではなくって、
突然スタートする時間制限イベントのおかげで、
緊張感の緩急がキッチリしていてダレさせません。
しかもこの時間制限イベントにも色々ありまして、
病人に薬を持ってくるとか、冷凍倉庫で凍死するまでに運転を切りかえるとか、
他にも狙撃準備のための時間を、ひたすら援護し続けるとか・・・
これも意表を突いた効果的な使われ方をしているのでよい感じです。
で、えらく気に入ってしまったこの作品なワケですが、
しかし、それでも、どうしても、
万人共通の不満の大減点要素があります。
ハリウッドスタッフを起用したと云う、
やたらと映画的に凝りまくったカメラワーク。
最初のウチは『おぉ!?』と感心したモノでしたが、
グリングリンと振りまわされるカメラワークに、
まっすぐ走ることもままならないのでは減点せざるを得ませんで・・・
だって敵クリーチャーが画面に入らないんだもの。
見えない場所から攻撃されても対処できないってモンです。
しかも主人公が奥から手前に走ってくるのに、その画面手前の外側に敵がいても、
プレイヤーには見えませんって!!
ラス間際の電波塔のシーンでは、細い鉄骨を渡って進むのに、ギュンギュンとカメラ振り回すし・・・
何度落ちたコトやら。
で、★丸々1ケ分減点で『★★★☆』
できれば、このカメラワークを修正したヤツを出して欲しい・・・。
面白いのに、もったいない。
あ、そうそう。
それでも開発費70億の某ソフトよりは、
約2.5倍は面白いと思うので、アッチが気に入らなかったヒトは、是非!
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