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007 〜WORLD IS NOT ENOUGH〜 ★★★★
  ピアーズ版ボンドになってから3作目ですが、これが一番面白かったですね。

話がかなり骨太で、加えてアクションも充実。
特に冒頭の水上チェイスは圧巻です。

それに、これまでの007の傾向とは違って、
結構女性の地位が上がってきてます。
単にお色気振りまいてた昔に比べ、芯の強い女性が多く出てくるようになった。
これは結構大きいかな?

しかし・・・残念なのはQの引退。
作中で引退をほのめかして、実際に後継者Rが出てくるのですが、
Q役のデズモンド氏が、作品完成後に事故死なさったとか・・・
老衰でないのがなんともやりきれませんね。

それと、今回のボンドガールの一人ソフィー・マルソーなんですが、
なんとなく工藤静香と大林素子を合わせたような感じに見えるのは僕だけか?

   
WILD WILD WEST ★★★★☆
  いいっすね、スチームパンク・西部劇!

時代的には南北戦争が終った直後ぐらい?
結構深刻なバックボーンがあったりするんですが・・・底抜けに楽しいのでそんなこと忘れてしまいましたね、実際(苦笑)

もともとケヴィン・クラインも、そんなに主役を主張するタイプの役者ではないと思うのですが、それにしたってウィル・スミス。ID4、MIBときてこのWWWでも、相方を食うどころか、相方を引きずりまわして自分のカラーに染めてしまうその存在感はスゴイなぁ(笑)

もともとTVシリーズだったらしく、日本でも放映されていたそうですが、ぜぇんぜん知りませんでした(苦笑)
ソッチの方も、なんだかえらくコミック・チックな、ブッ飛んだ話が多かったそうですが、この最新映画版ではブッ飛び度こそ控えめ(?)ながら、けったいなデザインの機械がたらふく出てきて僕好みで(大笑)
そのデザインラインも、妙に日本のスチーム・パンク物に近い・・・いや、違うな・・・でもなんか『懐かしい』感じがするんだよな・・・あぁ、そうか、判った。
これって昔の子供向けの図鑑とかに載ってた、昔のヒトのけったいな発明品の数々とかってんで載ってたヤツ! それがあんな感じだったな、ウン。良い感じ。

ただこの映画、下手な作り方だったら人権擁護団体が大挙して押し掛けかねない内容かも知れない・・・実際にはそれを逆手にとって、戦争批判のメッセージを込めていると思うのだけども。
でも頭のカタイおばちゃんたちは、そうはいかんのだろうなぁ・・・ま、あれだけギャグにしてしまえば、それも仕方のないことか、ヤレヤレ。

   
   

 

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