theCinemaPunch !!

   
ハイランダー 1〜3 1:★★★★ 2:★ 3:★★★
   
   
バック・トゥ・ザ・フューチャー
1〜3
1:★★★★ 2:★★★ 3:★★★
   
   
8mm ★★★★ 
  ...なんだか年中ニコラス・ケイジの顔を見ているような気がするのは何故だろう?

あの『セブン』の脚本化の作品だってんで、期待してましたが...まぁ、なんですか、セブンほどのダークさはないですな。人間心理の組み立て方、見せ方は、さすがでありますが。

ラストも一応、事件は解決して『よかったね』な終わり方だし。

後味悪いけど。

あ、後味が悪いって云っても、作品の出来が悪いって意味でなく、むしろサスペンスとしては上物なこの作品。まぁ、後味のいいサスペンスってのも、なんだかしっくりこないだろうし、セブンの時みたいに夜中にひとりで観て陰鬱な気分になって眠れなくなるなんてコトはないので、え〜っと、え〜っと...まぁ、ぬるいサスペンスに飽きたヒトは、セブンを観る前にコレで予習しておきましょう。いきなりセブンを観て、サスペンス嫌いにならないように(苦笑)

   
ハムナプトラ〜失われた砂漠の都〜 ★★★★
  ムハハハ、こういうのを待っていたんじゃよ!

久々の冒険活劇映画の登場です! 

結構ね、ツッコミ入れる部分って多いんですよ、この映画。出てくる脇役が一目見て『ああ、犠牲者...』って丸わかりだったり(笑)、モロに『ターミネーター』な動きをする、復活したてのイムホテップのミイラとか、呪いを呼び起こした元凶であるヒロインが、最後まで生き残ってラヴラヴ・モード突入かい!? とか。あと、あまりにも『インディアナジョーンズ』を意識しすぎた日本語版タイトルロゴのデザインとか売りだし方とか。

原題は『THE MUMMY』なんだから、それでも十分ヒットすると思うのに、やたらと『インディ』の後継をうたい過ぎてて、観る前からやや食傷気味になってました。

ところがどっこい、主人公のリック・オコーネル役のブレンダン・ブレイザーが良いんですよ、コイツがまた! マスクは割りと二の線なのに、やたらと三枚目な演技が板についててばっちぐー!!

加えて以外だったのが、ヒロインの兄のジョナサン。てっきり狂言回し的な役割で、ラス間際とかで死ぬだろうなぁなどと思っていたら大間違い(笑) 要所要所でオイシイ所をきっちりキメてて、結局最後まで生き残ってしまった(大笑)奪われたキーを取り戻したり、群集に襲われそうになっても紛れ込んでしのいだり、オマケに最後にゃミイラ軍団を呪文で制御したりまでする大活躍振り! こう云うキャラクターって大好きですわ。

それと、やたらとSFXを多用する映画を嫌うヒトもいるみたいですけど、それって映画の楽しみ方とはちょっと違う気がしますよね。素直に映像のマジックを楽しめば、それでOKじゃないのかな? 楽しんだ者勝ちっすよ!

   
パラサイト ★★★☆
  いや、冷静になって考えると、★は3つが妥当なんだろうけども(苦笑)

とりあえずロバート・ロドリゲス監督ですわ! 『マスク・オブ・ゾロ』蹴ってまで作った作品ですわ!

ストーリー的には『学園版遊星からの物体X』なんですが、その寄生虫の親玉の正体が、結構ウソくさいながらも意表を突かれてビックリ。

ラス間際の追いかけっこは、低予算ならではのチープ演出が、古きよきホラー映画の雰囲気をかもし出していてイカス!

オクトパス・ヘッドに劇場大笑い!

しかしなんですな。どうしてこうロドリゲスって、次にブレイクする役者をこうもあっさり見抜いて起用できるんでしょうね。アントニオ・バンデラスは『デスペラード』だし、ジョージ・クルーニーは『フロム・ダスク・ティル・ドーン』だし。

とりあえず正統派B級映画なのは間違いないので、好きな人はれっつ・ら・GOであります。

...それとひとつ疑問なんですが、パンフの表紙、どうして黒人兄ちゃんが主人公たちと、さも当然のように一緒に並んでるのは何ゆえ!? 脇役でしょうが、アンタ(笑)?

   
パラサイト・イブ ★★★
  葉月里○菜、演技力低すぎ。

シナリオ的には結構魅かれるモノがあったのですが、やはり最終的には役者の演技力だなぁと、マジで痛感いたしました。

ラスト間際の演出もなぁ...それまでが良かった分、すごくちゃっちく見えてしまってるし。

何より葉月、乳出せって(笑)

いや、下心で云っているのではなくって、合成したのぺっとした胸を見せられても、なんだか興ざめしてしまうって云うか...恐怖感とかがまるっきり『ツクリモノ』にしか見えなくなってしまうと思うんですよね。

三上ヒ○シは良い演技してたのに...もったいない。

   
ピース・メイカー ★★★
   
   
ビッグ・ヒット ★★★★
  いや、最初は全然期待していなかったのですが、観て大正解。面白かったっすわ、マジで。

主人公が凄腕の暗殺者なんですが、コイツがまた極度のお人好しで、散々女に貢いで搾り取られて、それでもまだ嫌われるのが怖くて、仲間の誘いに乗ってしまう、情けないヤツなんですわ。

アクションシーンはかなり期待してOKです。華麗なアクションワークは、さすが香港出身の監督で、役者も負けじと踊るように魅せてくれます。

かと思えばコメディあり、恋愛あり、陰謀劇ありで、決して退屈しない映画です。

でも、結構バカバカしい笑いの部分もあるけどね。何故かマワシ姿で切腹しようとする日本の電気会社の社長とか、盗聴バスターバスターバスターなんてヘンテコな機械だとか、どう見てもローマ字をそのまま読んでいるだけの怪しげな日本語を操るマフィアのボスとか、ひたすらこだわる『キングコング2』のビデオだとか、勝俣にそっくりな主人公を裏切る仲間だとか(笑)

でもそれが嫌気がさすほどのバカでないのが、やはりある程度計算されてる笑いなんだなぁと...信じたい(苦笑)

   
ファイト・クラブ ★★★★☆
  うぅぅぅぅぅ、ネタばらししてぇ(苦笑)

って云うか、あの演出はある意味反則ではないかと思うのだけど・・・
どないなモンかなぁ?

実質、予告編観ただけでは、この映画の本質は全然見えません。
けど、観た人によってかなり評価が違うでしょうなぁ・・・興味をかきたてられるか、嫌悪感に見舞われるか。

ま、端的に表現するなら『狂気』の一語。
コレ以上は規約で云えません(苦笑)
『ファイトクラブについて口外するな』なので。

全体的に受ける印象は、キューブリック系ですね・・・と言ってもそれほどキューブリック作品を観ているわけでもないのですが、
それでも何となく、キューブリックだなぁと思ってしまったり。
『時計仕掛けのオレンジ』とか『フルメタルジャケット』っぽさが充満してるっちゅうか。

   
フェイク ★★★★★
  ビデオが出る前に、リバイバル館で上演してたので観に行きました。

いいよねぇ...こういったギリギリの心理ドラマって、日本の作品ではなかなかお目にかかれないもの。日本の作品って、心理劇って云ったらどうしてもドロドロの愛憎劇になりがちだし。

別に劇場にこだわる必要もない感じの作品だとは思います。ちょっと大きめの家庭用テレビで、じっくり観るにはオススメかな? でもやはり劇場で観てよかったなって思います。どこらへんが? と訊かれると、答に詰まるんですが...。

   
フロム・ダスク・ティル・ドーン 前半:★★★★ 後半:★★
   
   
フィフス・エレメント ★★☆
  リュック・ベッソンのわがまま作品。

だってさぁ、前半部分の『ブレードランナー』チックな世界観から、一転異星人ひしめくSFな世界だよ...なんて云うか、統一観のみられない作品。

もう一度観よう、なんて思わなかったなぁ...★ひとつ減らすかな?

   
WHO AM I ? ★★★★☆
  いやはや、久々に『ジャッキー映画を観た!』って気分にさせていただきました。

やっぱりね、こういったエンターテイメント性に富んだアクション映画って、ジャッキーの独壇場なんでないか、とまで思ったり。
実際、ここまでアクションに吹き替え使わず、しかも生身で演技できる人って、この人ぐらいしかいないんでは?

観た後の気分ってのは・・・そうですね、初めて『プロジェクトA』を観た時の気分かな?
すんげぇモン観たなぁって、単純な感動。
ただ、面白いの。
確かに、爆発とかのCG合成は、丸っきり香港映画レベルのチャチな代物だったんですが、別にそんなの気にしない(笑)
『観て楽しめる作品を作る』
そういった製作側の熱意がヒシヒシと伝わってきますし。

そりゃそうと、ケイン・コスギがちょろっとだけ出ていたのには笑いましたね。

   
風雲ストームライダーズ ★★★★★
  大興奮!

ジャッキーやジェット・リーに代表される『生身のアクション』と並び、香港映画のもうひとつの柱である『ワイヤーアクション』
そこにCG合成技術が加わり、更にパワーみなぎる大エンターティメント作品が登場!

原作が劇画なんですが、やってるコトは丸っきり日本のアニメそのままって感じで、荒唐無稽を絵に描いたような物語でも、それを生身の人間が演じているから迫力のあることったらもう!

加えて悪役として、日本から千葉真一が出演してるんですが、すんげぇ活き活きとしてるのね。
やはりアクション俳優としての下地がしっかりしてる香港(アジア)俳優たちを相手にすると、やりがいがあるんだろうなぁと、スクリーン越しに実感。
で、その香港側の役者たちもまたイイんだ、コレが!
二人の主人公”風”のイーキン・チェンと”雲”のアーロン・クォックなんですが、二人ともスタイルも良ければルックスも文句なしで、加えて力と言葉に溢れる瞳の演技がタマランのですわ、同姓ながら!

それにしても、ジャッキー・チェンの『ゴージャス』にも出演してたスー・チーも出てるんですが、なんか芸風一緒なのは何ゆえ(苦笑)?

   
フェイス/オフ ★★★★☆
  うはは、主役二人の顔の濃いことって云ったら(笑)

でもね、これはマジでスゴイと思いましたね、アーサーとトロイ、この二つの『役柄』を、二人の役者が完璧に演じ分けてしまうんですから。途中、マジで入れ替わってる錯覚に陥りかけましたしね。

中身的には、実は安直なSFだったりもするんですが、それをそうとは感じさせないのが演出のスゴイところで、やるな、ジョン・ウーって素直に拍手です。

でも、主役は二人と言っても、どうしてもニコラス・ケイジの方が出番が多くなってしまってたのが残念と云うべきか...。

   
梟の城 ★★★★☆
  いやぁ、やっぱ日本人なら時代劇なんだなぁと、実感した作品でした(笑)

一般にメディアで紹介されている内容では、やたらとCGがどうのこうのと騒がれている感もあるのですが、そこは日本人。ハリウッド映画のように、CGの力におぼれてはいませんね。
むしろ、昔ながらのブルースクリーンに見られるような、背景の合成といった、地味目な使われ方をしているので、全然嫌味を感じませんでした。

実はこの映画、葉月里緒菜が出演しているってダケで、観に行くのやめようかとも思っていました(苦笑)
案の定、他が力の入った、むしろ『芝居がかった』台詞回しをしているのに比べ、彼女だけがいわゆる『普通の』セリフの喋り方・・・現代劇ならそれでも許せるでしょうけれど、イントネーションは関東のままだし、言葉に重みが感じられないしで、思いっきり世界から浮いてました。
ファンの人には申し訳ないが、もぅ勘弁してくれって感じ。
しゃべらなければ、見た目だけはえぇんやろうけどさぁ・・・

しかしまぁ、彼女を無視すれば、画面同様に絢爛豪華な顔ぶれが揃っているので、スゴク楽しみだったワケですよ、ええ。
いやぁ、良かったっすわ。
やっぱチャンバラっすわ。
やっぱ時代劇っすわ。
やっぱ忍者っすわ。
琴線に触れまくる画面構成がタマランっすね。

ストーリー的には、それほどムズカシイわけではないと思います。
もともと、司馬遼太郎の原作ですから。
脚本もしっかりしてると思いましたし。
ただやはり、内容的に、観客層に高年齢層が多かったのが、ちょっと・・・
前後左右、ズラッと老人集団に囲まれたときはさすがにあせりました(苦笑)
いや、それだけならば、まだ良かったのですが・・・途中で居眠りしてデカイいびきたてるわ、時刻を知るために平気でライター灯して時計見るわ、隣と話の筋を説明しあうわで集中力を殺がれることしばしば。
くっそぉ、さすがに老人相手に強い態度はとれんしなぁ・・・。

まぁ、CG抜きにしても、かなり制作費のかかった作品であることは、画面からもひしひしと伝わってきます。
無論、単に金かけただけの作品でないことも。

   
プライベート・ライアン ★★★★
  なんと云うか・・・本当ならもうひとつ★をつけても良いぐらいの作品だとは思うのですが、
観た後に言いようの無い不快感が残っていたために、減点としました。

云いたいテーマはまた別の部分にあることは重々理解できるのですよ。
後半1時間だけ観ても解るぐらいに、それは伝わってくるのですよ。
しかし、です。
それでもやっぱり、心のどこかに『偽善』の影が揺らめいているような気がしてました。
この意見には反論も多いことでしょうが・・・そう感じてしまったのだから仕方の無いことで・・・

ま、それらは別として、映像的にはかなりクルものがあります。
特に冒頭の上陸作戦のシーンは、食前食後には観ない方がいい。
吹き飛ぶ手足、飛び出た内臓、撃ちぬかれる頭蓋と、
そのリアルっぷりには思わずゲロ吐きそうになること必至。

   
ブラック・マスク ★★★☆
  ビデオ、レンタル開始から二週待ってようやく借りることができました(泣)

うっはぁ、オモシロイ〜〜〜! って云うかジェット・リーがカッコ良すぎですぜ、旦那!!

香港映画らしく、爆発とかの特撮部分は涙が出るほどちゃちな代物ですが、アクションばかりはやはり香港映画の独壇場ですな。しかも『痛みを感じない701部隊』の敵地への潜入方法がまたスゴイんですわ。なにせ痛みを感じないモノだから、皮膚ベロベロの重症患者を装ったり、全身火だるまになってつっこんだりと、そりゃもう痛そっぷりがスゴイ! 串刺しになってもまだ動く! 

余談ですが、劇中黒サターンが出てきます(笑) ソフトは『バーチャファイター』と『ダライアス外伝』とあともうヒトツが何だったか判りませんでした。

   
ブラック・レイン ★★★★☆
   
   
プリンス・オブ・エジプト ★★★
  シナリオ的なモノは、誰もが良く知る、いわゆる『モーセの十戒』ですわ。

でもみんな、そんなの観に行ってるワケでなく、映像美を堪能しに行ってるんですよね。ソレ正解。

基本的にCGワークのアニメってあまり好きではないんですが...それでもスゴイものにはきっちり『スゴイ』と言います。

『スゴイっす』

日本のCG使ったアニメーションって、エフェクト中心だから根本的に異質ですねぇ、アチラさん方とは。どっちが良いかは判断しかねるけれども、適切な使い方、って点ではアチラさんの方がはるかに上をいってる感じではある...。

特に絶品なのは、壁画がそのままアニメーションしだす部分。思わず唸ってしまいましたわ。

   
ブルー・ストリーク ★★★★
  いいっすねー、マーティン・ローレンス。
『ナッシング・トゥ・ルーズ』の時もそうでしたけど、
巻き込まれ型のドタバタキャラって似合うよなー、マーティン。

なんて云いますかね・・・『ダイ・ハード』におけるブルース・ウィリスに似てると思うんですよ、
マーティンって。
望んじゃいないのに災難に巻き込まれて、巻き込まれて、巻き込まれる。
しかもそこそこに能力があるから、なんとか問題をクリアしているウチにまた災難。
トホホーって感じの役柄が良く似合うんですよね。
それに、エディ・マーフィー、ウィル・スミス、クリス・タッカーと云った、
歴々たる黒人コメディアンとはどうも趣が違う感じ。
アクの強さとマシンガン・トークは共通してますが、
どーもこう、スタイリッシュな部分が見うけられないんですよねー、マーティンの場合。
それがまた、親しみやすい魅力でもあるのですが。

シナリオ的には、特別唸るようなモノはないとは思いますが、
テンポ良く次から次へと災難がマーティンを襲うので、退屈することはありません。
特別派手な銃撃戦もないし、ド派手なスタントがあるわけでもないですが、
主人公の機転の利いた行動が、キッチリ笑い所を押さえてくれてます。

アクション・コメディとしては、かなり無難な作りながら、
かなりの広範囲の客層をカバーしてると思うので、万人にオススメです。
久々に理屈抜きに楽しめました。

   
ブルースブラザーズ2000 ★★★
  あ〜〜、スマンです。元のBB知らないんです。

だもんで、OPのネタの意味が判らなかったりするんですが...面白いコトには変わりないです。

出演しているミュージシャンも全然知らなかったからなぁ...知っていれば、もっと面白かったのだろうけど。

まぁ、ノリが全てな映画です。多少の理不尽さには目をつぶって、素直にノリに身をまかせて楽しみましょう!!

   
ブレア・ウィッチ・プロジェクト ★★★★
  あぁ〜・・・これ厳密には『映画』じゃないと思います。
徹底して『ドキュメンタリー』制作中に行方不明になった撮影者たちが残したフィルムを編集したって形を取っているので、話題性だけで劇場に足を運んだ方々は、もしかしたら拍子抜けしてしまうかも。

予告編や、紹介文だと、やたらと『新感覚ホラー』だとかいった文字が踊ってますが、全然ホラーじゃありません。
怖い、と云った感覚も、実は適してないかなって気がします。
気色悪い、ってのはあるけれど・・・そうですね・・・『気分が悪い』映画と言った方が、僕の中ではしっくりくるかな?
実際、上映半ばあたりから、変な嘔吐感に襲われました。
確かに風邪、睡眠不足、直前のジャンクフード摂取といった悪条件下でしたが、毎度のことなのでそれほど気にせず劇場に入ったのですが、思えばそれが過ちだったかも。
新聞広告に書かれてたのですが、試写会時に、乗り物酔いに似た症状を訴えた客がいたとかどうとか。
体調を万全にしてから観ろとか書かれてたんですな、これが(苦笑)
数人で一緒に観に行ったりしてたなら、こんなコトもなかったろうと思います。
が、それは醒めた目でしか観れなくなってるからで、正しい観方だとは思えませんので・・・できれば単身ご覧になることをオススメします。
もしくは、離れて席につくか。
それだけで、映像へののめり込み方が変わってくるかと。

ネタ的には・・・まぁオチも含めて、割と誰もが思いつく程度のモノだと思います。
多分こうなるだろうなぁと、観る前から想像できてたし。
ただ、上でも触れたように、徹底して『映画』としての作りを捨てて、未編集だったフィルムを時間軸に合わせてつなぎ合わせた様に見せているので、全体から漂う胡散臭さが、そこらの低予算ムービーとは一線を画してます。
出演者の『演技』も、かなり真に迫ってますし。
これが適した表現かどうかはわかりませんが、例えて云うなら『クトゥルゥ小説的』な胡散臭さ、ですか。

しかしまぁ、特に『観ろ!』とはオススメできない作品かも知れませんなぁ・・・

   
ブレイド ★★★★★
  おおっ!? 年齢制限アリか!!

ちゅうワケで12歳以下は鑑賞禁止なダークな映画ですが、まぁグロイってだけで別段スプラッタとかエロスだとかではないのでご安心を。

で、映画なんですが、ブレイド、カッコイイっす!! 個人的には『スポーン』とかよりもよっぽどカッコイイ。バンピールの主人公の生き様がかなりイケでるんですわ。

そしてですね、何より気に入ったのは『スライサー』なんですわ!! PSファンの長年の謎である『スライサー』の扱いが、この映画で明らかになりました!!

そっかぁ...アノ形状なら戻ってきても受けとめられるなぁ...チャクラムってのも考えたんだけど、コッチの方がカッコイイ!

でも、いつから吸血鬼に銀が有効になったんだろう...?

ストーリー的にはそれほど際立って良いってワケではないのですが、やはりアクションシーンが目を見張ります。デザインセンスとかも結構良いですし。

しっかし、劇中なんだか妙にJAPANテイストが嗅ぎ取れたのは何ゆえ? あんなに多くの日本人バンパイアがいたのか!? EDクレジットの音楽でも、『オレにその攻撃は云々』とかってサンプリングではいってるし。敵役フロストの持つ武器も日本刀だし。暗黒の書だってほとんど掛け軸だし...。ま、イイけどね。

...あ、そうか、元ネタって『吸血鬼ハンターD』なのかも知れない。とするとあのスライサーは飛鳥剣かな?人面そは、あの爺さんだろうし...うへ。

   
プロジェクト A ★★★★
  昔、劇場で観ました(笑)  なんて書くと、年齢暴露しているようなモノですが...。

思えば、単なる『カンフー物』から脱皮した、初めてのジャッキーだったんでないかな? これまでと違うジャッキーに、かなり興奮して見ていた記憶があります。

後に、TVで放映したモノを見なおしたら、記憶の中のモノとかなり違ってました(苦笑)

また、ビデオで観なおすかなぁ...?

   
ペイバック ★★★★
  メル・ギブソン、いい感じ。

正直『リーサルウェポン』シリーズでは、もう年齢を感じすぎてしまっていて、どうかなぁなどと思っていたメルですが、なんのなんの、嬉々としてダーティヒーローを演じております。

しかしこの主人公『パーカー』、しつこさは天下一品ですが、決してムチャクチャ強いワケでなく、結構ボロボロにされてます。それも何度も何度も(笑)

終わり方が、シリーズ化を前提とした終わり方だったように感じたので、期待!

   
暴走特急 ★★★
   
   
ボーンコレクター ★★★★
  デンゼル・ワシントンの作品は、実は初見だったんですが、気に入りました。
良いですね、D・ワシントン。
首から上と、指一本しか動かせない役柄を、見事に演じきってくれてます。

シナリオの中身もなかなかしっかりしたサスペンス・ホラーで、
観客の犯人予想をも、見事に裏切ってくれます。
ことごとく後手、後手に回ってしまうリンカーンたち警察側と、正体不明の犯人との駆け引き。
ベッドから動くことのできないリンカーンと、彼をサポートする仲間たちとの連携も気持ち良く見れます。
加えてリンカーン自身がかなりの毒舌家でもあるので、
彼の代わりに現場に立つことになるヒロイン、アメリアとのやりとりも見物。
動けず『静』のキャラクターであるリンカーンと、
望まずとも彼の手足となって『動』のキャラクターとなってゆくアメリアとの対比。
途中までは反発するアメリアが、やがて自らの意思で協力的になってゆくことで、
その二つのキャラクターが一体になってゆく様が見事です。

ただ、最後に真犯人の正体と動機が明らかになるのですが、その動機を考慮すると、
それまでのシリアル・キラー的な演出殺人の意味が薄れるような気がしました。
ま、それはあくまで深い部分でのツッコミなので、観ている最中はむしろサスペンス要素を増幅させる、
良い題材だと思いましたけどね。

(2K/04/19)

   
ホーンティング ★★★
  『たたり』?

ヤン監督作品ってんで、まぁホラー苦手ながら観てまいりました。

...ホラー?

正直、特撮を見せる映画になってしまってるかなと云う気はしましたね...シナリオもいまひとつ...何か足りていない感じ。

特撮シを使っていないシーンの方が迫力があったのはイカンでしょ(?)

オチも結局救われていないのと、ラス前に登場人物一人殺した意義ってのがちょいと不明で不満かな?

   
北斗の拳 ★★★
   
   
蛍の墓 ★★★
  リバイバル館で『となりのトトロ』と同時上映していたのを、友人と二人で観にいきました。

...昼前の『トトロ』から観て、続きでこの『蛍の墓』を観ました。

空腹と闘いながら、もう一度『トトロ』を観ました(泣)

だってさぁ...キツイって実際。しかも『トトロ』を観た後にコイツでは、後味悪くて耐えられなかったもの、二人とも。

こういった作品は、劇場公開するよりも、小学校なんかの全校上映会で上演すべき作品ではないだろうか...?

いや、悪い、とは云ってないんだけどね...。

   
ボルケーノ ★★★
   
   
WHITEOUT ★★★★★☆
  日本映画界に光をもたらす大巨編!

いやぁ、満足ですわ。
前評判でも後評価でも『和製ダイ・ハード』として扱われることの多いこの作品ですけども、個人的にはもう少し上の評価をしても良いのではないかなと思ったり。
そもそもこの作品、アクション・シーンが中心ではないし。
主人公の不死身っぷりはまさしく『ダイ・ハード』なんだけど、彼を含めた登場人物たちのドラマが、それぞれしっかり描けてる。
強いて言うなら『ダイ・ハード2』に近いかも、とか思うけど、これはむしろ僕にとっては賞賛の言葉だ。

無論、苦言を吐きたい部分もある。
ダムを占拠するテロリスト集団『赤い月』の面々だが、どうにもスタイリッシュにまとめすぎているような感じがして、気になった。
妙にファッショナブルって云うか・・・テロリストっぽくない感じ。
テロリストとしての『思想』めいたものが感じ取れなかった気がする。

あと、現実では不祥事続きの新潟県警だけど、その所轄たる長見署の署長がまたイイんだ、コレが(笑)
地に足が着いた雰囲気を、これでもかとばかりに主張しているのがたまらなく良いです。

邦画では珍しい二時間半ってな長尺ですが、それでも足りなく思えるほどの内容の濃さ。
できればもう一度、劇場で観たいと思っております。

 

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