なんだかテーマが被っているような気がするゾ（苦笑）！？

今時分がいる世界は、実は何者かが創り出した世界で、主人公はそれを人々の手に取り戻すために．．．ってあたりまではまぁ一緒なんでないかと。

ただ、コッチは全体的に『昼のない世界』って設定なので、そうしてもイメージがダークになってしまってる感じ。異星人たちもなんだか変だし（苦笑）

それにしても『ＭＡＴＲＩＸ』と云い、この『ダークシティ』と云い、どうにも『押井守』テイストがプンプン匂うなぁ．．．

『ＭＡＴＲＩＸ』が『攻殻機動隊』なら『ダークシティ』は『ビューティフルドリーマー』だったし．．．しかも『ダークシティ』は、ラストのエイリアン・ボスとの闘いは、思いっきり『ＡＫＩＲＡ』していたなぁ（笑）

いつもの不自然なミュージカル・シーンは、ごく自然な流れで入るので、全然違和感無く観ることができました（苦笑）

最初の頃は、ディズニーアニメの３Ｄ処理ってそんなに好きではなかったのですが、
段々技術力も表現力も増してきていて、使いどころを間違えなくなってきてる気がします。
映像の緻密さでは、日本の作品のほうが上回っている部分が多いと思うのですが、
ディズニーのＣＧ処理アニメは、画面の奥行きに向かっての動きを実現させており、
いくら美麗でも、平面的でしかない日本のアニメの奥行きの無さをはるかに上回っていると思います。

あと、できればやはり字幕版で観てほしいですね。
フィル・コリンズの歌声は、やはりそのまま聴いておくべきでしょう。

でもまぁ、やっぱ悔しいけど映像はすばらしいです。劇場の大スクリーンで観た方が絶対映える。それは判ってたことなんだけど、何かに負けるような気がして、ついに劇場には足を運ばなかったワタシ。

でも、当時の時代考証とかは、かなりしっかりやってるなぁと思いました。服装とか、装飾とかデザイン面でみたら、好きなヒトには良い資料にもなるんでないかな？

それと役者の演技もよかったなぁ．．．逃げ惑う人々の表情はすごくイイです。

．．．ゴメン、話題そらしているなぁ．．．え〜、例の主役二人ですけど、ワタシ的にはどうでもいいです。って云うかいらんかな？　ディカプリオはまぁ、それなりでしたけど、ヒロインがなぁ．．．太い気がするのはワタシだけ？　あれ絶対太いですよ？　腕の周りなんてもうタプタプですもん。それともこれも時代考証に基づいた役作りの結果なのかなぁ？

だから、恋愛モードを楽しみたいヒト以外は、ビデオ後半だけ観てもＯＫなんではないでしょうか？

内容が、個人的に好きな部類のＳＦだったこともあるのでしょうが、ＣＧ映像が、そのＳＦな内容に見事にマッチした形となってた気がします。
考えてみたら、この作品の目指した『人間的な部分は２Ｄで。その他の部分は３Ｄで』と云う方針は、それぞれの描き分けとしてはベストな選択肢だったのですね。
どちらの特性も際立たせていて、もう一方を阻害していない。
だから『映像を観る』のではなく『物語を観る』つもりでご覧になれば、それに付随して映像効果の高さに満足できることかと。

ハリウッド映画ばかりで、英語慣れしていたトコロにフランス語だったんで、最初は面食らいましたが（笑）、慣れればＯＫ。

しっかしこの映画、とことんまで警察がバカです。強盗団捕まえるのに、やってくるのがわかっているのに、出てくるまで待って逃げるところを捕まえようとする（笑）。挙句は逃げられ、しかも身内同志で銃撃戦を開始してしまう。

でも実際は主人公二人、エミリアンとダニエルの『バディ物』なのであって、警察の無能振りは、逆にダニエルたちを引き立ててくれているわけで、その点もしかしてわざとやってるのかなぁと、考えたりするワケで．．．むぅ。

しっかしこの映画のタイトルでもあるダニエルのタクシー、プジョー改がイカスんですわ。普通ならラストまでとっておくはずの秘密兵器を、冒頭でいきなりさらけ出すあたり、演出に非凡なセンスを感じます。そいでもってまた爽快なまでに早いし（笑）。

．．．あ、よく考えたらこの映画、活躍しているのはダニエルばかりで、エミリアンって全然役に立ってないや（笑）。まぁ狂言回し的な役割だしねぇ。普通ならラストに人間的成長を見せるトコロなんですが、役に立ってないクセに手柄だけはちゃっかり手に入れてるし。引き換えダニエルは免許取り上げくらった上に、警察スポンサーのレーサーに転職させられてるし（笑）。

イイのか、それで！？　フランス映画！！

あ、解り易く主人公二人の関係を説明できる良い例がありますわ。

『のび太とドラえもん』

『ダニえも〜〜ん(泣）』、『どうしたんだい、エミ太くん？』

ダニエル、基本的に青系統の衣装だし（笑）

オロロ〜〜。

今回も、前作同様に警察の安い作戦内容に、手厳しいツッコミを入れたくなるのですがそれはご愛嬌ってコトで。

前作ではメルセデスなドイツ人が適役でありましたが、今回の敵はランサーな日本人！
でも・・・なんか違うよ、この日本人（苦笑）！！

ま、それは置いといて、今回点数は高めにつけましたが、実際には前作を見ていなければ笑えないシーンが山とあります。
っつーか、”２”と銘打ってあるのに”１”観てないってのはそりゃぁ客が悪いんだってモンなのですが、それにしても”１”引きずってるシーンが多すぎる（苦笑）
ダニエルのタクシーに飛び込んでくるサラリーマンなんか、はっきり云って無駄なカットでしょうに（爆笑）

あ、そうそう。
前作で主人公たちの関係を『ドラえもん』に例えていましたが、今回、それは確信に変わりました（笑）
相変わらずダニエルは青系統の衣装だし（苦笑）、エミリアンは自力じゃまともに活躍できなくて、結局ダニえもんに頼ってしまうし、でもダニえもんに頼りながらもなんとかかんとか頑張ってみせるあたりもエミ太クンだし、恋するペトラはそんな彼に『ワタシがついていてあげなくては』と、母性全開でラブ・モード突入しているあたりまんましずかちゃんだし（爆笑）

そう云えば、今回はリリーの出番・・・っつーかセクシーショットが拝めなかったのが残念（苦笑）
まぁその代わり、日本の諜報部員ユリのパンチラ＆ペトラのノーパンな大カラーテ・アクションが見れたから、良しとするか（苦笑）

基本的に、追われる立場である主人公リビーの、息子への愛情が中心となる描かれ方をしているので、追う側である保護監察官トラヴィスの背負っている過去については、深く描写されてなかったのが残念と言えば残念か。
それが故に、どうしてもトラヴィスが、同じトミー・リー・ジョーンズ演じる『逃亡者』のジェラード捜査官に見えてしまうんだよなぁ（苦笑）
途中から、キャラが切れてまんまジェラードな執念を見せるようになると、もうそのままな感じ。
まぁ、ある程度そのキャラクター性を狙ったキャスティングだったのかも知れないけど。

良く出来た作品ではありますが、強いてオススメするほどではないかな？　って感じです。

閉鎖空間で、追い詰められた人間の描写がウマイと思ってたら、監督はレニー・ハーリンだったのね。『ダイ・ハード２』の。ウマイはずだわ。

しかしまぁ、アレですわ。人食い鮫を扱った映画では『ジョーズ』の存在を忘れることはできないのですが、この作品は巧く住み分けに成功してますね。

深海基地という設定がかなり生きています。徐々に内部に海水が満ちて、サメの行動範囲が広がってゆくことによって、サメと並んで『水』への恐怖も加えられてるんですよね。これは『ジョーズ』にはなかった。

されど、この映画の最大の見物は、やはり『闘うコックさん』でありましょう！　あのちょっととぼけた感のあるコックさんダドリーの奮戦振りは、思いっきり意表を突いてくれます（笑）

たぁまらんスわ、アントニオ・バンデラス！　フェロモン全開でカッコイイじぇ！！

ロバート・ロドリゲス、スゲェ監督ですな！　低予算でここまで面白い映画作れるんだなぁ．．．。

内容は結構ムチャクチャだと思うんだけどね、冷静に観たらさ（笑）　でもそういったモノをスッ飛ばす快感があります、この映画には。

『ギターを忘れるな』

クッハーーーーーーーーー！！　たまんねーーーーーーーーーー（笑）！！

いやはや、これオモシロイですわ！
どうしても第一印象が子供向け作品に見えるので避けていたってのがあったんですが、どうしてどうして、大人は大人で、自分の子供時代を懐かしみながら見ることが出来ます。
なんつーかね、オモチャたちの表情が生き生きしてます。
中々に心情に訴える顔と言いますか。
・・・でも、今の子供が大きくなってから見て、感慨にふけることができるかどうかは、疑問の残る点ですが（苦笑）
これでますます二作目を観たくなってきた（笑）！

ＣＧ技術の発達で、動きだ質感だと云った面でのパワーアップは当然のコトとして、表情が更に生き生きしたモノになってる点で既に半分成功しているようなモノです、この作品。
そこへ持ってきて、オモチャの『オモチャであること』の意味や幸せの悩みが、こうなんとも胸に突き刺さるように染みてくるんですよねー。

ただ・・・悪役的扱いを受けた脇役人形プロスペクターの扱いは、少々物悲しいものがありましたか・・・
いずれ子供が成長し、捨てられるであろう未来を覚悟しながらも、ご主人様であるその子供のもとへ帰ることが、本当に幸せなのか・・・それとも大切に保管される博物館で、仲間と共に展示されることの方が幸せなのか・・・
この解釈は難しい問題だろうと思うのですが、少なくともウッディにとっては、今まで大事に遊んでくれたアンディを、例え現在、少しの間だけだとしても、悲しませることはしたくなかった。
それは『子供に遊ばれてこそ』という、彼自身の信じた定義にも反するだろうし決して間違った選択ではなかったはず。
プロスペクターにしても、屈折した性格になってしまったのは箱未開封な人生を送ってきたためなんだろうし、ラストでメイク趣味の女の子に拾われていってしまうのも、よくよく考えてみれば『オモチャ』としての本来の人生がやっと始まる、とも受けとめられるワケで、あながち不幸なワケじゃぁないんだよね、実は。

今回、本編のアチコチに、色んな映画のオマージュ的なシーン・・・つーかパクリなシーンがおり込まれてます。
判らなくても楽しめるのだけど、スターウォーズのパクリだけは思いっきり判るでしょう（笑）
で、クライマックスは『駅馬車』ライクな活劇シーンなんですが、これがまたえぇ歳こいた男が異様に興奮してしまいましたわ、ええ！
思わず『よし！　そこだ！　もう少し！　頑張れ！』と、心の中で叫びながら身を乗り出し、手にしたドリンクのカップを握りつぶしてましたから。

あと、個人的にお気に入りなのがカウガール人形のジェシー・・・の吹き替えのジョン・キューザック（笑）
上手いよ、上手すぎる！

それと特筆すべきなのはＥＤのＮＧ集・・・ってなんでやねん！ってツッコミはさておいて、これの出来がまた良い！
本編中では以外と静かだったお子ちゃまたちも、やっぱり笑って・・・って劇場内みんな笑ってた。

１作目もそうなんですが、子供向けな第１印象に騙されると損をします。
実際にはかなり大人向けなストーリーだと思います。
と云うか、オモチャで遊ぶことを忘れてしまった大人たちへ向けてのメッセージ映画とも云えると思います。

元のＴＶシリーズって観たことないのですが、やっぱすんげぇ面白かったらしいですわ。

で、ハリソン・フォード＆トミー・リー・ジョーンズの新作劇場版。
やっぱり面白いーッ！
逃亡と追跡の緊迫感が見事です。
それもこれも、この主役二人の圧倒的な存在感あってこそ。
元シリーズのジェラード捜査官もすんげぇイヤな奴っぷりだったそうですが、
トミー・リー演じるジェラードもなかなかのイヤな奴っぷり。
それでいて信頼度の高い上司でもあり、
他人の心にも気を使う人間性も見せたりと、一筋縄ではいかない役柄を、
見事に演じていると思います。
ハリソン演じるリチャードも、彼自身が蓄えている貫禄や人間味が、
存分に発揮できてる当たり役ですね。

もしかしたら、ＤＶＤで買うかもしれないなぁ・・・

でもね、この映画、劇場で観てももちろん面白いのですが、できるなら、家庭のＴＶで観て欲しい．．．って普通逆だわな！！

でもホント、この映画の正しい楽しみ方は、自分も視聴者の一人となって、トゥルーマンの生活を覗いている気分を満喫するコトにあるんでないかと、そう思う次第なのでありますよ。

なんて書いたりしてますが、実は結構哀しい映画なんでないかなと思う今日この頃。特に親友にまで騙されている場面では、視聴者的立場としてみれば『イイ場面だなぁ』ですけど、感情移入しきってしまうと、逆にかわいそうってな感情が先に立ってしまいます。

あと、この映画で主人公のキメ台詞みたいなモノで『グッド・モーニン！．．．会えなかった時のためにグッド・イブニン！　グド・アフタヌゥン！　ア〜ンド、グッナイ！！』ってノがあるんですが、これってＤｒ．スランプの『おはこんばんちわ』に共通するモノがありますよね？

そう云えば、なすびの『懸賞生活』ってまんま『トゥルーマン』かもね、とか考えてしまいます（笑）

個人的にはかなり笑える部類の作品でした。
日頃から、訪問勧誘の宗教家を相手に説法合戦を楽しんでいる身といたしましては、新たな武器を手に入れたような気持ちで（苦笑）
しかしまぁ、この映画の本質は、特別キリスト教だけを突き上げているワケではなく、もっと上の、宗教観そのものに意見している気がします。

あと、妙に幅広く映画ネタがちりばめられているのにはニヤリとさせられましたね。
出演している役者たちも、マッド・ディモンを筆頭に、思わず『マジ？』と疑いたくなるほど豪華絢爛っぷり。
ただ・・・『天使アクションムービー』ってのは吹き過ぎ（苦笑）
アクション・シーン、そないにあらへんがな！！

以前から『観よう』と思ってはいたのですが、なかなか踏ん切りがつかなくて、ようやくビデオを借りてきて観ました。

．．．何か．．．言葉にするのがすっごく難しい作品ですね。うかつな言葉を並べると、どこからツッコミが飛んでくるかわからない不安感が、この作品には漂ってます。

実際、当時の世俗にも詳しければ、もう少し理解しやすいのだろうけど、こう．．．世間一般の評価を間に受けて観ると、思わぬ展開を見せられて、オマケに最後に『う〜ん』と考え込ませられるのは、キューブリック作品の特徴なんでしょうか？

劇場予告編を観た限りでは、もっとチャンバラめいた作品を予想していたのですが、なかなかどうして、役者の演技と物語でグイグイと魅せる内容でありました。

やっぱねー、こう楽しい時代劇って良いやねー。
殺伐としてない時代劇も、ホント面白い。

役所広司の演技もバッチリです。
実はこのヒト、現代劇よりも時代劇の方が向いてるんでないかと思えるほどに。
後は何と言っても菅原文太兄貴！
惚れます（苦笑）！

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