我が家の愛犬チェリーちゃんは、
H6年の春に高木家の一員になりました。
まだ子供もいなかったので、
番犬代わりに犬をと思ってはいましたが、
なかなか大変かな?なんて思いもあって、
二の足を踏んでいたのも事実ありました。
そんなとき、とうちゃんがどこかへ行った
ついでに、「良いとこ連れてあげる」と
車を走らせていました。
普段、とうちゃんは車通勤をしてるので、
以前から立ち寄ったりしていたらしく・・。
あたしは何のことやらさっぱりで、
連れて行かれるままでした。
そして車は、あるペットショップの
駐車場に止まりました。
「は?」なんでこんなトコに?と思ってると、
「すごいかわいい犬がいるねんで!」って。
入り口の隅にケージに入れられたまんまの、
柴犬を見たんです。
これが「黒柴」との出会いでした。
とても凛々しくて目がクギ付けになりました。
あたしはその時まで、黒柴の存在を
これっぽっちも知りませんでした。
皆さんの中でもご存知のない方が
おられたのでは?なんて思います。
そこで、飼いたい犬をどの犬種にするのか
とうちゃんとの話が始まったのです。
散歩に連れて行くことを思うと、
あまり大きな犬だと困るかな?って言うのが
一致した意見でした。
でもって、「シェットランドシープドッグ」か
「柴犬」か、もしくは「ビーグル」か
っていう辺りに絞りました。
でも、見に行った頃って言うのは、
時期が早くてあんまり子犬がいない時期
でもあったのでした。
それでも、県内の行ける範囲での
ペットショップに週末のたび、出かけていきました。
が、イマイチ・・ピンと来る犬が
いなかったのです。
それにあたし自身が、
最初に行ったペットショップの
「黒柴」が忘れられずに
心の中で「柴犬」をターゲットに
していたせいもあるかもしれません。
これで最後、もし柴犬がいなかったら、
一軒前に見た「シェルティ」でもいい。
そう思っていたとき、1匹だけいたんです。
まだ、生後30日そこそこの
メスの「黒柴」が。
そう、これがチェリーとの出会いでした。
ホントにかわいくて、動きはまだ
あまりなかったけれど、
なんというか愛くるしくて、
今すぐ連れて帰りたいほどでした。
でも、あまりに高い買い物となったので
内金を入れるのが精一杯。
さらに、食欲があまりないようなので
様子見しましょうと言われ・・・・
どれだけ連れかえるのが待ちどうしかったことか・・。
世話の都合上、オスの方がいいかな?
と思ってたけど、メスもいいもんかな?
なんてそのときには、もう・・・
この子を買うんだと思ってたのも事実です。
ペットとの出会いというのも、
不思議な物ですよね。
あの時の出会いがなかったら、
今ごろ「シェルティ」を飼っていたかも
知れないのですから・・。