ブリード方法
 
基本的にマット産みと言われる種類のクワ達はこの方法で簡単に産卵・飼育が可能です。主にアンテ・ニジイロ・Lamprima属(キンイロクワガタ)に適した方法で、当方はこればっかりです。
 

成熟期間(注意:成熟していないとこの先には進めません。)
 
 ○アンテ…最低でも羽化後4ヶ月以上はおいていた方が、Good!!早くても良いと言う方も
        いらっしゃいますが、慌てずにゆっくりと!!
 
 ○ニジイロ・パプキン…♂♀ともにエサを食べ始めればOKです。
 
 ○アウラタ・ラトレイユ…成虫の休眠期間が長いので有名ですが、早い個体は羽化後2週間で
        エサを食べ始める個体もいます。難しいのはオスとメスのタイミングがかなり
        ずれる為、どうしてもメスの方が早く動き出します。その時成熟しているオスが手元
        に有るかどうかがペアリングの成功に大きく関わります。ただし産卵させていない
        メスは1年近くは楽に生きますので、慌てる必要は無いかも知れません。
        ちなみに最高で8ヶ月寝ていたことも有りますが、平均3ヶ月位です。   
 
ペアリング
 
 ◇アンテの場合はハンドペアリングをするか、小ケースにエサ皿と木ギレを入れて♂♀同居
  させれば、十分に広いのとメスの逃げ場所が有るので滅多に♂に切られる事も有りません。
  当方の場合は長いとき(忘れているとも言う)は、1ヶ月以上もそのままですが、一度も切られ
  た事は有りません。ただしミニケースなどの小さなケースの場合は、ストレスも多く同居させる
  と高率に切られてしまいますので、注意してください。
 
 ◇ニジイロ・キンイロクワガタの場合は、250cc以上のプリンカップにティッシュを湿らせて
  マット代わりとし、半分に切ったゼリーを入れて、1週間ほど同居させればほぼ交尾は
  していると思います。
 
 
産卵セット
 
<準備するもの>
  Rマット(GROW製)これがないと始まりません。これで産まなければあきらめて下さい。
  
  産卵木無くても結構ですが、足場代わりとマット節約の為に細いクヌギで十分です。
         5cmほどのホダ木で5分間電子レンジでチン!!して30分間水につけて加水
         します。その後1時間ほど風通しの良いところで乾燥すればOK。皮はそのまま。
  
  □小ケースこれ位の大きさで、アンテもOKです。勿論大きくても結構。
  
  □木の皮・ホダ木砕いたものセットの上に敷いてメスの転倒防止用。
  
  □ゼリー何でもOK!!ただし半分に切って使ってください。メスの溺死防止のため。
 
 
@ケースに1/3程度マットを入れて、底の方を少し堅い目に圧し固める。ただし余り堅く
  詰めすぎると酸欠になるので、適当でOK。
 
A産卵木を入れて完全に埋まるまでマットを追加し、ケースでトントンと軽く床をたたいて
  マットをしめます。最終のマットの量はケースの2/3以上有れば結構です。
 
B最後に木の皮やホダ木を砕いたものをマットの表面に敷きます。これば転倒してもつか
 まって起きあがれる様に入れるのですが、それでもチョットした隙間で起きあがれなくなって
 いることが有ります。大体2cm四方程度の隙間でもこの事故は起こってしまいます。通常は
 交尾済みですので、♀のみでセットしますが、♂に余裕が有るなら、レスキュー隊として一緒に
 いれておけば、♀が転けていても、通りががりの♂につかまって起きあがれるからです。この考えを、友達に教えたところ、ほとんどメスが逆さになって★になる事は無くなったようです。まあ、♂♀を一緒に入れる事はどなたでも良くされていますが、レスキュー隊として位置づけて入れるのは当方ぐらいですね。(*^^)v ただしアンテなどの大型の個体の場合はオスは入れない方が良いですね
 
 

割り出し
 
■セットして直ぐに産卵行動が確認できれば、上手くするとケースの底や側面に卵が確認出来ることが有ります。見えれば安心ですが、見えなくても♀が常に動いており、♀が掘ったマットが押し固められていれば、産卵している確率が非常に高いです。
 
■セット後1ヶ月もすれば、ケースの外からも幼虫が確認出来るようになりますので、メスは取りだして産卵セットはそのままで最低でも20日間は、そのままにしておきましょう。最後の卵が孵化するまで、管理温度にもよりますが最低でも
20日程度はかかります。
    
<孵化までの期間>  
     アンテ  :24日 パプキン:24日
     アウラタ :27日  ミカルド :21日
                         あくまで参考にして下さい。
 
■いよいよ割出ですが、ここで注意が必要です。ちゃんと20日間待てましたか?日増しに外から見える幼虫の数が、増えて来るので一刻も早く割り出したいのはよく分かりますが、パプキンは比較的卵で取りだしても孵化率は高いのですが、アウラタとミカルドは卵で取りだしたものを、プリンカップにマットに入れて保管していても、経験的に孵化率が非常に低くなるように思います。
    
<卵が出たらどーするの?>
     一旦は、プリンカップに割出時のマットを入れて保管し割りだしが
     終わったら、もう一度ケースに残ったマットを入れてその中に埋め
     ておけば、ほとんど無事に孵化しますので、後日、幼虫が見えて
     きたら再度割り出しましょう。
 
■幼虫は割りだし時のマットに入れて、プリンカップ等に入れて、一時的に保管し、出来るだけ早く幼虫飼育に移りましょう。
 
■割り出し後の♀は、直ぐに次のセットに入れたいところですが、そこはグッと我慢して2〜3日は高タンパクゼリーやバナナを与えてしっかり栄養をとらして下さい。中には次の産卵までの休憩期間を1ヶ月程度とる方がおられますが、これではせっかく産卵モードに入っていたのに解除してしまう事になったり、休憩させているつもりが、徐々に弱って行って気が付けば産卵どころでは無くなっていた、なんて事も有りますので、産んでいる時にはドンドン産ますのがコツです。
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