今年は豪勢に南の海に夏休みの旅行に行こ〜〜!!と言う私の思いつきで6月に速攻で予約を入れてなんと石垣島に行くことになりました。旅費も結構な物になりますが、まぁ何とかなるさと、至ってお気楽な乗りで決定したものの、家族5人が行くとなるとさすがに凄い金額でした・・・(-。-;)
結果的には、金額以上の充実した時間を過ごせたので良かったのですが・・・f(^ー^;

石垣島採集記
石垣島はハッキリ言っていい所です!! 現地の方ものんびりしていて、食べ物も美味しいし、大通りで信号のない横断歩道で待っているとなんと、わざわざ止まって渡らせてくれます。関西では考えられない事です。各地に旅行に行きましたが、ここなら明日からでも住むことが出来そうな、そんな気にさせられるような所です。
 
心配された台風7号も過ぎ去り、穏やかな7/30に関西国際航空を9:40に石垣に向けて出発しました。機内も快適に過ごせ12:00には石垣空港に降りたって、すぐさまレンタカーでまずは市内のホテルに荷物を預け一路、かねてより物色していたシュノーケリングが出来る米原ビーチに向かいました。 市街地から2キロも走るとサトウキビ畑やパイナップル畑など南国ムードタップリの国道を西に向かいます。さすがに台風銀座の島だけあって、街路樹も低めの物が多く、また樹種も本土では見かけない物ばかりで、垣根はハイビスカスが赤い花を付けています。途中、於茂登岳(おもとだけ)の麓を通り約30分で米原ビーチに到着です。
このビーチは正確に言えば沖合の流れが速いため遊泳禁止なのですが、岸から近いところはリーフに守られ、穏やかな状態です。何より魚の数が非常に多くシャワーなどの設備も充実していますので、家族連れも多く来ておりますし、地元の方が多いのが印象的でした。先ずはシュノーケリングで子供達と散策しますが、期待以上の状態です。地形的にもハブクラゲが少なく滞在中にこのビーチで3回泳ぎましたが幸いな事に全く見かけませんでした。
 
話は横にそれますが、毎年この時期になると各地で海や川の事故が相次ぎます。その殆どが溺れて命を失う事になるのですが、これは簡単に予防出来ることなのです。私の場合は子供達には必ず救命胴衣を着せて泳がせます。海や川では多少泳げてもなんの役にもたちません。これはパニックになっている状態ではまともに、泳ぐことも考えることも出来なくなるために簡単に溺れてしまうのです。 
子供用の救命胴衣なんて、安い物は1000円もしない価格で売っています。これをずれないようにキッチリ付けておけばまず大丈夫です。絶対とは言いませんが、たった1000円の装備で子供の命が助かるなら非常に安い買い物だと思います。


<初日>
 
今回の採集にあたって、ネットや本から産地を探したところ、主な所はバンナ岳、於茂登岳の2カ所が有力な産地でした。もちろん街灯にも飛んでくるとの事ですが、その街灯の位置までは解説されていませんので、長年のカンで探すしかありません。レンタカーのカーナビにおおよその位置を入力してそこの近辺からしらみつぶしに街灯を見て回ります。
 
採集ポイントまで市街地から10km以上ありますので、先ずは少し外れたサトウキビ畑の中の自動販売機から見て回ります。クワガタは飛んできていませんし、意外に大型の昆虫は少ない印象です。小さな虫が飛んできている程度です。まあ、苦手な蛾が来ていないのが幸いでした。f(^ー^;
 
手前に位置するバンナ岳は帰りにチェックするとして、於茂登岳方面に向かいます。走っては止まりを繰り返すごとに徐々に街灯と街灯の距離が長くなり、真っ暗な場所にポツンと山の方を向いた街灯がありました。
見て回りますと、なんか黒い物が・・・「おお〜〜〜!!」車に轢かれたメスの死骸でした。★になっているのは残念ですが、これで街灯に飛んでくるのが確認出来ました。辺りを見渡すとまた黒い物が・・・これも轢かれています。それも轢かれたばっかり・・・???コースから見て轢いたのはわ・た・し?・・・(T_T)・・・(マジに落ち込みました。)
しかし、これで確信しました。「この街灯は採れる!!」(*^_^*)
 


それから間もなく、街灯の光が届くか届かないかの所に・・・。「いた〜〜〜!!」紛れもないサキシマヒラタの♀です。それも43mmもあります。さすがに国内種のなかでは最大になるヒラタです。その後もう1本チェックしに行くがその先は目立った街灯もなく、どうやらこの2本が、採集の中心になっているようです。その証拠に次々に採集者が訪れます。私のような旅行者もいれば、地元の方も沢山来ています。採集熱もさることながら夜でも湿度が高く、蒸し暑くその後も2♀採集できたこともあり、バンナ岳をチェックしに行ったのですがこちらは更に採集者が多く、頂上の電波塔から反対側のバンナ岳公園までのドライブだけでホテルに戻りました。
<2日目>
今夜は、朝から用意していたバナナトラップを仕掛けに行ってから街灯で採取するつもりで、於茂登岳に向かいます。真栄理ダムの近かくの山腹に向かう道に狙いを付けて行ったのは良いのですが、サトウキビ畑を抜けて少し行ったところで舗装道路が途切れたとたんに、ジュラシックパークさながらの樹相になってしまい、どう見ても原始林状態で見たこともない大きなシダ科の植物や聞いたこともない獣の声が〜〜〜〜!!」????・・・・怖い・・・。この時点で道も無くなりとても車で進む事は出来ません。さりとて降りて懐中電灯だけで進むわけにも行かず、この場所は早々にあきらめました。暗いのは良いのですが、この辺りにはサキシマバブが生息していますので、完全にビビりモードです。また、路上には無数のヒキガエルがうごめいています。こいつらは、あちらこちらに出没して、エサの昆虫を探しています。特に路上や灯りのある街灯や自動販売機の前に居座っていますが、人が近寄ると素晴らしい跳躍で逃げていきます。
 
トラップを仕掛ける場所を探すべく少し戻ってダムサイドに向かって行き止まりまで進むと、向こうからライトがチラチラ近づいて来ます。採集者か?と目を凝らすとダムの警備員さんでした。親切な方で最近の情報を教えて頂いたのですが、@最近はクワガタのメスは時々見かけるがオスは全く見ない。A毎日、見回っている最中にハブに出くわすので、危ないので殺している。との事で何とも頼もしい方ですが、くれぐれも藪には近づかない様に!!と忠告を頂きました。こ〜なるとトラップを仕掛ける場所は、非常に限られて来ますが、本に「地上に置いたトラップでも本種は得られる」と書かれていたのを思い出し、林の近くのガードレールの側にトラップを仕掛けようと懐中電灯を片手に近づいて、ふと陰になっている部分で何かがうごめきます・・・。
 
「カエル???」ニョロ〜〜ン!!って・・・
バブ???「出た〜〜〜〜!!」
後ろにすっ飛んで、「むにゅっ?」
ぎゃあ〜〜!!「カエル踏んだ・・・。」
怖え〜〜よ・・・。
 
一目散に車に戻って体制を立て直します。しかし、漆黒の闇の中とは言え、ゴッツイ兄ちゃんがドタバタしているのは、自分でもおかしくなってしまいます。気を取り直してハブから離れた所に適当にトラップを仕掛けます。と言うと聞こえは良いのですが、バラ撒いてきたと言う方が正しいかもしれません。仕事が終わればこんな所には長居は無用ですので、さっさと撤収して街灯採取に向かいます。
 
今夜は更に探索範囲を広げますが、成果は上がらす昨晩の街灯に戻ると、やっぱり落ちていました。今夜の個体は小さくて30mmそこそこですが、2頭しっかりとキープしてAM1時にホテルに帰りました。
 
しかし、最初からその街灯に集中していればもっと採集出来たかもしれないと思うと、少し心残りでしたので、仮眠をとってAM4時に再出発し街灯を見て回ります。さすがに都合良く落ちていることは無く、睡魔も襲ってきましたので早々にホテルに戻ります。ひっきりなしに採取者が訪れていたためパスしたバンナ岳公園の街灯だけチェックして帰ることにしました。そのころにはうっすらと夜が明け始めてきており、採集者もいないだろうと行ってみると、車が止まっています・・・。「まじかよ!!」と思いましたがどうやら涼しい間に公園を散歩している地元の方です。そりゃそうですよね、こんなこの時間に街灯をまわっているバカはそうそういるものではありません。どこかのバカを除いては・・・。あはは・・・σ(^^)。
 
でもねちゃんと採れたんですよ。43mmのサキシマのメスが街灯の脇でジッとしていました。よく考えれば3回採集に出かけてボーズなし!!100%確立は出来すぎですが、テストで満点もらうよりも遙かにうれしいものです。でもオスが欲しいなあ〜〜(^_^;)。
 
 
 
 ホテルで仮眠の後、竹富島に行く為に離島桟橋に向かいます。港に着くと大きな高速船が所狭しと停泊しており、早速乗船券を買い、竹富島に向かいますがその速さったら凄い勢いです!!アッという間に到着〜〜!!港には水牛観光業者とレンタサイクル業者が迎えに来ていますが、迷わずレンタサイクルを選んで家族で島内観光です。
 
この島は沖縄地方独特の民家が売り物で、綺麗に整えられた白砂の道に少しハンドルを取られながらものんびりと集落を抜けて星砂で有名なカジイ浜に向かいます。木陰に自転車を止めて浜に降りるとそこには写真でしか見たことの無い風景が、当たり前のように広がっています。砂を手にとってよく見ると確かに星砂がたくさん混じっています。全てが星砂ではなくあくまで混じっていると言う表現がぴったりです。モクマオウの木陰では沢山のオカヤドカリいるのですが子ども達に捕まえられて迷惑そうに動き回っています。ちなみに沖縄県のオカヤドカリ達は立派な天然記念物で触って遊ぶには良いのですが、持ち出しは禁止されています。とは言うものの地元の方は殻から引っこ抜いて釣りのエサにしていますので、他の天然記念物とは扱いが違いすぎますね。
 
次に向かったのは有名なコンドイ浜で、ここは更に見事な風景が広がっています。泳ぐと言うよりも海の中に浮かぶように広がった砂浜を歩いて水遊びをする方が良いように思います。少し行けば西桟橋があり、コバルトブルーの海に突き出た古いコンクリート桟橋ですが何とも言えない趣があります。
お腹がすいたので集落に戻って定番のソウキそばと八重山そばを食べて店を出ると、店先で子どもがクワガタのメスを発見しました。小さいながらサキシマヒラタのメスでしたがほぼ★になっていたのでそのままにしておきました。そういえば竹富島にも分布してたんだっけ・・・。
お腹もいっぱいになったので、石垣に戻る事にしました。離島桟橋に戻ると地元の農協の主催でパイナップルフェアーをしており、無料でパイナップルが食べ放題!!ジュースも飲み放題!!やほ〜〜!!とばかりに家族全員で砂糖に群がるアリのごとく次々に食べていきます。その甘さったら初めて味わう甘さです。酸味が少なく舌も刺さず、その上芯まで食べられる!!島パイン恐るべし!!買いたかったのですがここでは販売はしていなかった様で、あくまで普及促進が目的のようでした。
 
<3日目>
今晩が最後の採集になるので、冒険はぜずにまずはバナナトラップの回収に向かいます。例によって無数のヒキガエル達の出迎えに気持ち悪くなりながら見て回ると来ているのはこれまた無数のアリと僅かなカナブンだけでクワガタの姿は見えませんでした。アリに気を付けながら回収を終え、そそくさと街灯に向かいます。
2カ所の街灯を行き来して、確立の高い方に居座っていると次々に採集者が訪れますが先客がいると大半が素通りしていきます。その間私は、まるで動物園の熊のように光の届く範囲をうろうろと徘徊してクワガタを探します。
しかし、今日はなかなか飛んできません。ん〜〜?気分転換にもう1本の街灯に向かうと先客がいましたが、遠慮していては採れませんので「こんばんは!!」と挨拶をしつつも目は地面を追っています。程なく先客は「バンナ岳に行ってみます。」とこの場所を離れて行ったものの、残された私は「いね〜だろ〜なあ〜〜。」と諦め半分で街灯から50m程離れた所まで探していると、コンクリートに何かとまっています。
「おお〜〜!!オスだあ〜〜〜!!!\(^O^)/」写真を撮るのも忘れて気が付いた時にはしっかりと握りしめておりました。50mmそこそこの小さな中歯のオスですが、久々に味わう何とも言えない感動でした。気を良くして更に辺りを探しますが、そうそう上手く採集できるはずもなく、確立の高い方の街灯に戻る事にしました。
 
目的の街灯が見えてくると、チラッと何かが目に入りました。「あれ?」と思うと同時に車を急停車させ、今まさに側溝のグレーチングの間に落ち込んで行きそうな、クワガタの羽の部分を地面にはいつくばりながら指1本で何とか抑えて、取り出してみるとこれもサキシマヒラタのオスです。それも先程の個体より一回り大きな個体です。気が付くとよいこの浜口さながら「採ったぞ〜!!」と叫びながら道路の真ん中を走り回っておりました。(*^^)v
この個体は56mmとこれまたさほどの大きさでは無いのですがサキシマヒラタの特長が良く出た個体でしたので満足もひとしおです。その後歩道に座りながら、この個体を眺めていますと、連続で目の前に2メスが飛来し今回の採集にピリオドを打ちました。
 
結果的には2オス8メスを採集する事が出来ました。これが街灯での採集として良い方なのか悪い方なのかは判りませんが、全くポイントも判らず、カンだけで採集出来たことに改めて驚くと共に、これらのクワガタを育む石垣島の自然に感謝です。<(_ _)>

トップに戻る