【静岡】 駿河ビール 昭和特種製紙株式会社
       静岡県富士市原田1169 (TEL 0545-52-0100 )


飲める所
 ◇ブルワリー&レストラン 駿河ビール(静岡県富士市原田1169)
            (TEL 0545-52-0100 )
    営業時間  火〜金 17:00〜21:30
          土日祝 11:30〜14:00・17:00〜21:30
    席数    約100席
    定休日   月曜日
    駐車場   あり

足:車の場合、東名高速道路富士ICおりる。国道139号線から吉原レミコンと駿河ビールの看板があるところを東へ。
  道ぞいの高校を越え中学校を越え小学校を越えたところで北へ。五條製紙のある四ツ辻を東へ。永明寺の向かい。
  道の要所要所に看板があるので、それを見て行くのが一番よいでしょう。
  電車の場合、岳南鉄道原田駅より徒歩7分。

飲んでみました(02年5月)
 

  • 田子の浦ゆ

  •  「田子の浦ゆ うち出てみれば真白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける」万葉集、山部赤人の有名な和歌です。学校で田子の浦ゆの「ゆ」とは経由を現わすとか何とか習った覚えがあります。
     この駿河ビールがある富士市原田は、まさに田子の浦と富士山の間にあり、北に富士山を、西に三保の松原を望むという景勝地。実際には、昔、田子の浦はもっと西にあったということです。別に歩いて移動したわけではありませんが。
     ちなみに「田子のうらに 打出て見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」は藤原定家編の百人一首の歌で、本歌とは少し違います。どちらにせよ、田子の浦からは、思わず歌が作れてしまうほど美しい富士山が見えるのだなという思いだけは強く残っています。

  • 製紙業の町

  •  現在の富士市は工業地帯、製紙工場の町。実は駿河ビールも発売元は製紙会社なのです。ひところはゴジラの敵役、公害怪獣ヘドラも現われるほど駿河湾の公害がひどかったようですが。
     もし山部赤人が現代に現われたら、歌を詠んだでしょうかね?もしかしたら地ビールを飲んで名前の通り赤くなって歌を詠むのを忘れるほど酔っぱらったかも。

  • 富士山の湧水のビール

  •  駿河ビールが飲めるレストランは、吹き抜けの天井の高い広々とした空間で、ドイツのビアパブといった雰囲気のお店です。ドイツ人による設計、内装もドイツ人によって仕上げられたものなので、それも当然です。もちろんビールの材料もドイツにこだわっています。
     このレストランのメニューは、ここでしかあまり食べられないであろう、サクラエビ450円、サクラエビ、シラスのかき揚840円。駿河湾といえばサクラエビ、シラスが有名なので、是非食べてみてください。
     また鯛コロッケ580円、鯛の塩釜1800円、鯛茶漬け風600円、鯛の刺身上海風など。すっかり気に入ったのがかぐや姫のキムチで、キムチとエビやホタテなどの海鮮をキョンジャで味つけし、生春巻の皮で包んだもので780円。辛いものが好きな方におすすめです。他にもコ−ス料理や、飲み放題のセットなど、メニューは豊富。
     ビールの方は、爽やかできりっとしたピルスナー、芳醇な香りと味のアルト、限定ビールがあり、グラス500円、ピッチャー1300円。味は、日本でもドイツでも何度も賞をもらっている実力派です。
     
     


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