【長野県】 信濃ビール
◇信濃ブルワリー 株式会社 蕃龍(長野県上水内郡信濃町大字野尻字上山桑2121-2)
(TEL 026-255-6633 FAX 026-255-5876 )
飲んでみました(00年8月) |
美しい黒姫に魅せられた大沼池の黒竜は若武者に姿を変えて姫の前に現われた・・これは黒姫山伝説の一節です。こんなロマンチックな伝説のある当地には、黒姫童話館があり、得にミヒャエル・エンデの資料は2000点に及ぶとか。エンデファンなら必ず訪れてみたいもの。それから、今でも大人気の絵本画家で、黒姫を愛した、いわさきちひろ、そのアトリエだった黒姫山荘も公開されています。
黒姫山の裾野には100万本のコスモス花園があり、咲き乱れる花と雄大な山並、野尻湖の眺めが一体となって絶景。
童話館から徒歩5分のどこかに、宿泊すると、コスモスの花をいっぱいに浮かべたコスモス風呂が楽しめ、テーブルも花でうめ尽くされるという宿があるらしいのです。女性に人気がでそうな宿ですが、詳しくは信濃町観光センターに問い合わせてください。(026-255-3226 信濃町観光センター)
黒姫高原は信濃ブルワリーとは目と鼻の先なので、足を伸ばしてみててはいかが。
国道18号線は別名「アップルライン」。またの名を「もろこし街道」。よだれでスリップしそうな名前です。また国道や県道沿いのお店で売っている高原野菜はお土産に大人気。味に変わりがなくとも、形が悪いものなど、ほとんど捨て値に近く、ねらい目です。
忘れてならないのが信州信濃の霧下そば。黒姫高原牧場の安全性と新鮮さにこだわった牛乳もおいしいし、健康効果に期待が寄せられるブルーベリーも捨てがたいと、大地の恵みがいっぱい受けられる旅になるでしょう。
雄大な山と、杉木立をバックにして、畑の中に立つ信濃ブルワリーは一見、農業倉庫みたいです。
わき水が流れる樋の横の階段を上って行ったところがブルワリーレストラン。内部も倉庫風には違いありませんが、一部農家風にしつらえてあり、なかなかくつろげる空間になっています。
メニューは軽食主体で、ローストビーフやパストラミビーフ、スイートグリルドチキンなどのサンド700〜900円。クリスピーな生地のピザ900〜1500円。ヨーロッパで修行をつんだ「小西さん」自慢のハム、ソーセージなど。おすすめは 黒姫イワナの焼がらし850円。イワナ漁師の保存法で、薫製にしてあるのか、味が濃厚で骨まで食べれます。
ビールの方はフルーティーな黒姫エール、ソフトな味わいのマウンテンエール、ドラゴンが喉を噛む苦さのドラゴンエール、各グラス480円、ジョッキ680円、ピッチャー2700円。コーヒーのような香りの黒姫スタウトはグラス600円、ジョッキ880円、ピッチャー3500円。雪中3メートルのところで熟成させた雪中麦酒も試してみてください。
また、売店では前述の「小西さん」のハム、ソーセージや地ビールのほか、特許申請中というモルトパン1斤350円というのもあります。