【兵庫】　シーランドビール

　◇株式会社　淡路島ホーフブロイ
　　　　　兵庫県津名郡一宮町井手607-3
　　　　（TEL 0799-85-3223　FAX 0799-85-1323）
　　　　　http://www.atc.ne.jp/sealand/

• メッシング（ピルスナー）　
• クッパー(ダーク）　
• ニッケル（スタウト）　
• ヴァイツェン(ホワイト）　

飲んでみました(98年6月）

　

　世界一のつり橋、明石海峡大橋が完成し、本州と淡路島、四国の行き来がより一層便利になりました。特に関西から淡路島へ直通できるということで、淡路では震災後の復興もあわせて島の活性化に力を入れているようです。
　そんな中で思わぬ人気で気勢をあげているのが、野島断層記念館。震災でできた断層をそのままの状態で保存するための建物です。引き裂かれ押し上げられた大地の傷跡は生々しく、地震の威力や恐怖が実感できます。ここのお土産で目についたのがその名も「野島断層」というお菓子。柄が断層のように見えるマーブルカステラ です。たぶんそこでしか手に入らないでしょうね。

　シーランドビールを飲ませてくれる淡路島ホーフブロイのホーフブロイとはビールの酒蔵という意味だとか。造り酒屋「東洋長」の向いにある一見倉庫のような建物がそれです。真近で見ても倉庫のようなので、恐る恐るのぞき込むと、やはり倉庫にしか見えません。ただ営業中という札と、奥の階段脇に立て掛けてあるメニューでやはりここがパブなのだなと納得。
　一階はビール工場と事務所になっています。工事現場の飯場のような鉄の階段をかんかんと上ると二階がパブ。本棚やパソコンがあり、小さなカウンターがあるほかはリビングルームといった雰囲気のこじんまりした空間です。

　このパブのメニューは、ピザ、ラザニア700円、淡路牛の牛タン600円、ソーセージ550〜800円、麦芽をローストしたものが150円など。ビールはグラス450円、ジョッキ550円、ピッチャー2280円。もちろん東洋長の日本酒も味わえます。
　あわせて東洋長の古く伝統的な酒蔵も見学できるので、日独の酒の文化に思いを馳せるのもいいでしょう。