飲んでみました(99年12月) |
くいだおれの町大阪、それもキーホルダーにもなって全国的に超有名な「かに道楽」や「くいだおれ人形」の目と鼻の先にできたのが なにわの地ビール屋。
店主曰く「好きが高じてほんまにおいしい地ビールを独学で創ってしもた。ビールにあうアテもいろいろ考えたら、これがまたうまい」うまい、やすい、おもろい、がこの店のモットーとのこと。そうでなければ、この道頓堀居酒屋激戦区では生き残れませんからね。
こちらの浪速厨房、道頓堀川を望む場所が宴会もできる和室、ふすまのカッパの絵がユニークです。のこりがテーブル席。席はしきりで区切ってあるので、隣の会話やタバコの煙りが気にならなず、お酒をのんでくだをまいてもOK。
料理はおでん、サラダ、揚げ物など和洋中の一品料理300円〜。鍋は小鍋、寄せ鍋、ハリハリ鍋など500円〜。大皿料理、宴会コースなど予算にあわせていろいろ選べます。
お馴染みの料理でも、ちょっとアレンジしてあったり、思い掛けない味付けで、さすがプロと思わせてくれます。その上、和風の器も凝っていて風流。
そしておすすめなのが七輪料理。一夜干しを注文していつも不満に思うことが、おいしい魚でもすぐ冷めて堅くなってしまうこと。ところがこの店では炭火焼きの七輪が各テーブルに運ばれてくるのです。最後まであつあつの一夜干しが食べられるという贅沢!一度お試しあれ。
さて、ビールの方は濁りがあって、フルーティーなケルシュ、上品な香りのアルト、各小310円、中500円、ピッチャー1900円。いずれものど越しがよく、グビッと飲めて料理がすすむ、という、店主の思惑通りの味です。