【福岡】 門司港 地ビール
◇門司港レトロビール株式会社(福岡県北九州市門司区東港町6-9)
(TEL 093-321-6885 FAX 093-321-6858)
飲んでみました(99年5月) |
今観光客に人気の門司港レトロ。門司港の周辺には九州で最も古い木造のJR門司港駅や、かのアインシュタインも泊まったという旧三井倶楽部など明治、大正の建物が数多く残っています。それらの建物は資料館や展望室になって現在も活躍しています。
観光の足としてレトロバスや人力車なんていうのもあるし、関門海峡の周遊船もあります。町の雰囲気を肌で感じるなら、やはり足でまわるのが一番でしょう。また、ひまな方は1日4回開閉する歩行者専用はね橋ブルーウィングの横で、橋が開くのをボーッと待つなんていうのは、いかがでしょう。
はね橋ブルーウィングの北側、すぐそばにあるのが門司港地ビール工房。海からほんの10メートルのところにあります。新旧の建物が建ち、人出も最も多い場所の一つです。1階はビアホール、2階がビール醸造所、3階がビアレストランになっています。2階でなく、3階がレストランというのは、見晴らしがいいように、ということでしょうか、窓から関門海峡と下関の町見渡せます。
町の散策で疲れたと思った時、ちょっと寄るのに絶好のお店ではないでしょうか。
このレストランの机や椅子は1910年代のイギリスのアンティーク、と家具にもこだわりをもっていますが、そのこだわりは料理にも生かされています。パスタは注文を受けてから茹でますし、ピザも注文をうけてから、店内の一角にある石窯で焼くといった具合。暖めた取り皿を出すなど、他所ではなかなか見ることはできません。
さてメニューのほうですが、さっき紹介したパスタ、和洋100種類あって、すべて700円。ここのおすすめメニューの一つがコンフィ。鶏肉を肉汁を逃さない独特の方法で揚げた料理で、豪快にかぶりつくのが美味しい食べ方。750円〜1300円でボリュームたっぷり。キッシュもパイ生地に入ったチーズ風味の具がとろとろで500円、おすすめです。
さてビールのほうは、甘味と酸味がさわやかなヴァイツェン、香りが強く、ちょっと苦味のあるペールエール、のどごしのよいピルスナー、各グラス480円、ピチャー2200円、2種のグラスセットが550円。
夜はライトアップしたはね橋や対岸の町の灯を見ながらの一杯なんて、ロマンチックでいいんじゃないでしょうか。