【愛知】 浩養園地ビール
◇サッポロビール名古屋ビール園
浩養園ビール醸造所(愛知県名古屋市千種区千種2-16-15)
(TEL 052-741-0211 FAX 052-733-4354)
飲んでみました(98年7月) |
浩養園は知る人ぞ知る、日本のビアガーデン第1号なのです。大正15年にサッポロビール名古屋工場竣工、昭和6年に接待所として作られたのがこの浩養園。昭和46年には平安寝殿造りに改装、800坪の庭園には滝と曲水が配されるという豪華さ。その庭園は松楓閣、八勝館と並ぶ名古屋の三大庭園として有名だったとか。今年リニューアルオープンされ、地ビール工場も併設されたという次第。店内には浩養園の昭和初期からの歴史を語る写真が展示され、当時の賑わいがしのばれます。
浩養園とは、もともと第11代将軍家斉が隅田川畔につくらせた名園。明治39年に大日本麦酒(株)が自社工場の接待所として浩養園を使用したことから、名古屋工場の施設にもその名がつけられたとか。
また、このあたりは「古井の坂」という地名あるくらい、昔から豊富な地下水に恵まれた場所でした。あちこちの泉の湧き出る井戸があり、その水が流れ集まる場所にサッポロビール名古屋工場が建てられたということです。
こんな大都会のなん中の工場にも、いろいろといわくや歴史があるものですね。
一口に浩養園と言っても、レストラン3店、大宴会場、ビアガーデンのある広大な施設。食べ放題飲み放題のジンギスカンならバーベキューレストラン浩養園。常時3種の地ビールと各地のおつまみが、ビールタンクを見ながら味わえる地ビールレストラン ライオン。伊勢志摩の魚や地元のうまいものが食べられるくつろいだ空間の和風レストラン 五合庵。昔の名園浩養園をしのばせる庭園で楽しむビアガーデン、など、目的や連れ、予算にあわせて自由に店が選べ、メニューも店ごとに多種あります。
地ビールは10種ありますが、日によって供される種類がちがい、10種のうち「本日の地ビール」3種が飲めるようになっていますが、店によっては地ビールが飲めないところもあるので、ご注意。