【香川】 こんぴら麦酒
◇ことひら麦酒工房(香川県仲多度郡琴平町685-17)
(TEL 0877-75-1671)
飲んでみました(98年6月) |
四国観光の目玉のひとつが金毘羅参り。その表参道のすぐ近くにある巨大旅館、琴参閣が地ビールを作りました。その名もこんぴら麦酒です。3種のビールはそれぞれ舟々麦酒、こんぴら麦酒、大吉麦酒と、いかにも御利益のありそうなネーミング。とは言え、本物の御利益はちやんと石段を上って金刀比羅本宮で願ってください。下りてきて飲むビールはさぞかしおいしいことでしょう。
琴参閣には四国一のスケールを誇る温泉大浴場があり、露天風呂、洞窟風呂、薬風呂、酒風呂などが楽しめますし、館内で湯上がりにこんぴら麦酒を飲むこともできます。入浴だけでもOKなので金毘羅参りの汗を流すというのもいいかも。
讃岐といえばうどんの本場。うどんの原料は麦ということで、讃岐らしくこんぴら麦酒は麦にこだわったようです。麦はビール用の最高級品質のものを使用、仕入れも品質保持のため季節ごとに変えるという懲りようだとか。
味は92年の世界地ビール醸造フェスティバルのビール品質部門で金賞を受賞したというマイスターIANさんのオリジナルレシピ。
琴参閣には宿泊や入浴以外の用で出入りするのは気がひけるかも知れませんが、こんぴら麦酒工房の方は、「灸まん」や「かまど」といった名物の店と並んで気軽に入れます。
中はこじんまりとして、ビールのタンクもあまり目立ちません。ビールのサーバーがある以外は喫茶店のような雰囲気です。
メニューはビールにあう一品料理中心で、鶏、タコ、げそ、ホタテなどのフライ400円〜500円、ハムソーセージ600円より、しゅうまいや餃子、点心など300円〜1000円。讃岐牛の一口ステーキ1500円。おすすめは、うどんつきのことひら弁当900円。かやくご飯とおかず、それにコシのある讃岐うどんがついています。
ビールの方は大550円、小450円。3種のお試しセットが650円。コクのあるアルト、フルーティーなヴァイツェン、切れのあるケルシュと3種味わえば、こんぴら舟々に乗って大吉が訪れそうです。