【群馬】 関東里地麦酒(カントリージビール)
◇群馬酒造株式会社(群馬県安中市板鼻245)
(TEL 027-382-1414・0120-82-1415 )
飲んでみました(98年4月) |
その日、国道18号線を小諸方面から伊勢崎目指して進んでいました。ところがその中間点の高崎で、看板に「地ビール」の文字を発見。これも普段の修行の結果か条件反射か、はたまた悲しき習性か、目が「地ビール」の文字に無意識のうちに反応するようなったおかげでした。
むろん見のがすことはできないと、早速訪問。それが関東地麦酒。なんとその10日前にオープンしたばかりのビアレストランだったのです。
高崎といえば、知る人ぞ知る達磨の町。町中いたるところに達磨の置き物や絵があふれています。何を隠そう、この関東里地麦酒の醸造元群馬酒造でも「福達磨」という清酒を作っているのです。ビアレストランの横の清酒工場では工場見学も行っており、見学者は清酒を嬉しそうに注ぐ達磨さんの看板を前に記念撮影をする仕組みになっているようです。
となれば、関東地麦酒のラベルも当然達磨か、と思いきや、ビールの方はレトリーバーらしき犬の絵がラベルとなっています。その上、コースターも子犬の写真。密かに考えるに、ここの社長は大の犬好きで、ラベルの犬は社長の愛犬なのでしょう。もし違ったら社長さん、ごめんなさい。
群馬県のブルワリーで関東里とはなかなか面白いネーミングと思ったら、ここのビールは北アメリカ産のモルトとホップを使用し、店内もカントリー調にしつらえるなど、アメリカンスタイルをコンセプトとした店という、ちゃんとした意味があったのでした。
さて、このレストランのメニュー、昼はランチバイキング大人1700円、小人1000円。ビーフシチュー、ポテトグラタン、フライドチキン、カントリーポトフなど30品ほど。夜はピザやシュウマイ、ステーキなどのアラカルトメニューになります。ビールのほうはレギュラーグラス500円、ラージグラス760円、3種類のミニグラスのお試しセット500円。昼はチケットを買って、カウンターで注いでもらう形式です。筆者のお気に入りは、苦みがきいているのにさっぱりした口当たりのポーター。できたてということで、本格的営業はゴールデンウィーク後というこのレストラン、達磨さんの御利益で開運招福といきますように。