【石川県】 金沢ビール
◇金沢ブルワリーガーデン(石川県金沢市長土塀-1-26)
(TEL 076-265-8111 FAX 076-265-8112 )
飲んでみました(00年8月) |
金沢市は400年の歴史の加賀百万石の城下町として知られ、特に金沢城と兼六園が有名です。
そこまで古くなくとも、大正時代につくられた2つの橋が文化財として指定をうけています。浅野川に架かる浅野川大橋。小さいながら重厚な感じのアーチ橋で、レトロな雰囲気がすてきな橋です。
もう一つは犀川に架かる犀川大橋。こちらは鉄骨を組み合わせた、橋脚のない鉄橋です。関東大震災の影響で鋼材不足のなかを、英国から鋼材を輸入し、しかも市電にも耐えられるように頑丈に作られた橋です。
とちらの橋も現役だというから、当時の技術の高さがうかがえます。
橋というと便利に使ってはいても、じっくり見る機会はなかなかないとは思いますが、この際、自分の身近なはしを見直してみていかがでしょうか。ちなみに浅野大橋と犀川大橋は、兼六園をはさんで北東と南西の場所にあります。
石川県第一号の地ビール、金沢ビールを造り始めたのは、この地で昔から日本酒造りをしてきた中村酒造。
そのビール造りへの心意気が込められているのが金沢ブルワリーのシンボル「北前船」。北前船といえば、御存知のとおり日本海を通って北海道や東北から、日本の食文化に欠かせない昆布を下関を通って大阪まで運んだ船です。
船荷だけを運ぶだけでなく、各地の文化交流の担い手となっという功績もあったというわけです。金沢ブルワリーも北前船にならって新しい食文化を広めてくれるよう期待しましょう。
さきほど紹介した犀川大橋の上流に2つめの御影大橋の近くにあるのが金沢ブルワリーガーデンです。モダンな和風の造りで、広々とした内部も落ち着いた雰囲気。交差点横という外の喧噪が嘘のようです。
こちらのレストランのメニューは、とりあえずの一品が枝豆250円、アンチョビ風味マヨネーズの新鮮野菜420円、豆腐のヘルシーサラダ580円など。
食事はパスタやラザニア880〜980円。ランチでは魚屋さんのランチ、または肉屋さんのランチ。豪華な中身で800円はお徳。そのほかに本日のとれたてスモーク料理780円などメニューは豊富にあります。
ビールの方は、喉越しのよいピルスナー、豊かな香りのボック、爽やかなのみ口のヴァイツェン各スモール400円、レギュラー520円、ピッチャー1200円と2500円。新製品の浅野川と犀川はお土産でどうぞ。