【三重】 伊勢角屋麦酒
    ◇二軒茶屋餅角屋本店 
三重県伊勢市神久6-8-25
TEL 0596-23-2880
FAX 0596-21-3109




飲める所
 ◇伊勢角屋地ビールレストラン 麦酒蔵(三重県伊勢市神久6-8-25)
    営業時間  11:00〜22:00
    席数    約60席程度
    駐車場   約10台( 別に第二駐車場有り)
足:車の場合、伊勢自動車道、伊勢ICでおりて国道23号線を伊勢市内方面へ。
  ビジネスホテル羽根を通り越した次のインター降りて西へ3分程度。
  最寄り駅、近鉄伊勢市または宇治山田駅から、二見鳥羽行きバスで15分二軒茶屋下車。
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飲んでみました(97年7月)
 

  • 餅は餅屋、ビールも

  •  その餅、二軒茶屋餅といい、400年も前からお伊勢参りの旅人に愛されてきたそうな。素朴で飽きのこないおいしさのお餅は、400年はたっていなくとも十分古びた伊勢角屋本店で、今でも売っています。その餅屋で味噌、醤油を造り始めたのが大正時代の18代目。そして、およそ120年前、伊勢で人気を博したもののすぐに姿を消した「神都ビール」を復活させるべく、その醸造技術を活かして地ビールを始めたのが当主というわけです。
     今までに地ビールを手がける清酒メーカーはありましたが、地ビールを手がける味噌、醤油屋さんは始めてではないでしょうか。醸造という点では味噌もビールも同じですから、味噌、醤油屋さんはこれからの注目株かも。

  • 散策して見つける歴史

  •  角屋の周辺には、その歴史を語る角屋味噌たまり資料館、かどや民具館があり、昔の醸造技術をしのぶことができます。
     二軒茶屋というのは、当時その辺りに二軒しか茶屋がなかったからついた地名だとか。かつての伊勢参宮客は、やっと出会った茶店で旅の疲れを癒し、再び元気に出発したことでしょう。そんなのどかな時代に思いを馳せながら二軒茶屋餅をほおばれば、味もまた格別かも。

  • 麦酒蔵拝見

  •  地ビールレストラン麦酒蔵は角屋の古い蔵を移築したもの。お化粧直しをして、お洒落な店に生まれ変わりました。1階は喫茶コーナーとブルワリー、2階がパブレストラン。黒い柱と白壁のコントラストが鮮やかな店内は、わりとこじんまりしていますが、吹き抜けの天井近くの窓から日もさして、狭さを感じさせない空間となっています。
       このレストランの自慢は伊勢志摩の海の幸と伊勢赤どりの料理。伊勢の魚介類600〜750円、スモークささみやフライドチキン、クリームチーズ奴、ソーセージ盛り合わせなど、300〜1200円。赤どり味噌かつ丼はとりカツに角屋の味噌たれがかかって480円。とり肉がおいしいので、味噌だれの濃い味に全く負けていません。また照り焼のとり肉を海苔巻にしたとり巻680円もおすすめ。このレストランで使用しているのは、もちろん角屋の味噌、醤油。これも前述した本店で売っているので、お土産にいかが?
     さてビールの方は、120年前の「神都ビール」を再現したというペールエールは550円。強めのホップが喉越しさわやか。その他ヴァイツェン、スタウト、ブラウンエール500円。
     現代の伊勢参宮客は地ビールで元気をつけるといったところでしょうか。いずれお神酒までビールになる日がくる?まさか!
     

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