【静岡】 反射炉ビア
 ◇株式会社 蔵屋鳴沢(静岡県田方郡韮山町中272-1)
    (TEL 0559-49-1208 FAX 0559-49-5022)
     http://www.kuraya-narusawa.com/






飲める所
 ◇ 蔵屋鳴沢 地ビールレストラン(静岡県田方郡韮山町中272-1)
      (TEL 0559-49-1208 FAX 0559-49-5022)
      年中無休 (年末年始を除く)
    営業時間 10:00〜21:00 オーダーストップ21:00
    席 数  314席
    大型駐車場完備

足:車の場合、東名高速道路沼津IC降りる。国道136号線を修善寺方面へ。
  伊豆箱根鉄道、伊豆長岡駅の南を東にまがる。
  最寄り駅は伊豆長岡駅。タクシーまたはバスで5〜8分。
 

飲んでみました(99年8月)
 

  • お国を守れ:韮山反射炉

  •  時は幕末。安政元年(1854年)、ペリーが浦賀に来航した翌年のこと。以前から自宅の庭に小反射炉を築造していた伊豆の代官、江川太郎左衛門は、国防の重要性を説く建議書を幕府に提出。幕府の許可もおりて大砲鋳造のための製鉄施設築造が開始されました。それが韮山反射炉です。
     江川太郎左衛門本人は反射炉の完成をみることなく翌年に亡くなりますが、4年後に反射炉は完成し、造った大砲は品川のお台場まで運ばれました。
     しかし、1858年には日米修交通商条約が調印され、幸か不幸か、大砲も一度も使用されることなく終わったのでした。日本で唯一、完全な形で現存する反射炉は、精巧な構造とはいえ悲しいほど小さく、出来上がった大砲も、破壊力の乏しいものだったとか。
     今となっては、お国のことを考えた江川太郎左衛門の意気込みだけが伝わって来る施設です。
     入場料100円説明つき。

  • 太郎左衛門さんのパン

  •  反射炉ビア工場の裏手は茶畑になっていて、ビール工場より大きな製茶工場があります。茶の自園栽培、製茶から直売までやっていて、5月1日から6月30日までの間は茶摘みにチャレンジすることもできます(要予約1人1000円)。
     みやげ館ではその場で詰めた香り高い茶や、抹茶ではなく、煎茶のアイス(緑のつぶつぶが入っている)、煎茶入りソーセージなど、お茶を使用した商品が並んでいます。
     かわったところでは、パン祖のパン。大砲を造った江川太郎左衛門はアイデアマンだったらしく、日本で最初のパンも作ったのですが、当時のそれを再現したものがパン祖のパン。
     大砲とパン、江川太郎左衛門 も、よくもかけ離れたものを作ったものだ、と思うかも知れませんが、どっちも堅い、というところが共通点かも。
       

  • 昔酒屋、今地ビール

  •  蔵屋鳴沢はこの地に湧き出るおいしい水を利用して、明治から大正にかけて造り酒屋を営んでいたとか。その水を今度は地ビールに活かしているというわけです。
     ここのレストランは網焼きレストラン。伊豆の海の幸山の幸を無煙ロースターで焼きます。肉はカルビ、タンなど500円からリブロース2200円など。海の幸ではタラバ、ホタテ、ニジマス300円〜800円、駿河名産黒はんぺん300円など、たくさんの具から好きなものが選べます。
     もっと軽く、と思う方には麺、ごはんもの、鍋600円〜950円。おつまみとして、馬刺しやハム、ソーセージ、揚げ物280円〜1000円。かわったところでは、バジリコならぬ茶ジリコスパゲティー850円や、煎茶ソーセージ。緑がかった色でほのかに茶の香りのする変わり者です。その他、コースメニューも豊富。
     ビールの方はそれぞれ韮山にかかわりの深い人物の名前を冠したビール3種。各グラス400円、ピッチャー1500円。3種お試しセット650円、季節のビールをあわせた4種お試しセットが850円。太郎左衛門はさきほど紹介した通りの人物。 味は飲みやすいペールエールタイプ。
     頼朝は御存じ源頼朝。韮山に流刑されましたが、後に鎌倉幕府を開きました。味はほのかな甘味の黒ビールタイプ。
     政子は北条政子。ご当地韮山で生まれ、頼朝と結ばれました。尼将軍として名高い人物。味は甘口のケルシュタイプ。う〜ん、ビールの説明か、歴史の講議かわからなくなってきた。いずれも飲みやすくあっさりとした味わいです。  
     


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