【岐阜】 博石館ビール
 岐阜県恵那郡蛭川村5251-1
 TEL 0573-45-2110
 FAX 0573-45-3006   


飲める所
 ◇博石館ブルワリー
  (岐阜県恵那郡蛭川村5251-1)
  入館料(大人800円、小人500円)が必要だが、ビールを飲む人は無料で入館できる。
  営業時間 博石館    9:00〜17:00
       ブルワリー  11:00〜17:00
  休館日  年末年始
  席数   120席程度
  駐車場  有り

足:中央道恵那I.C.降りて、恵那峡ランド方面へ。恵那峡ランドを通り越してすぐ。
  恵那峡I.C.から約12分。
  最寄り駅、JR中央本線恵那駅よりバスにて、博石館前下車。

飲んでみました(97年12月)
 

  • 岩の中の小宇宙

  •  恵那峡と言えば、高速のインターチェンジの名前としか知らない方も多いかも知れませんが、一口で言えば巨岩の渓谷です。目のあたりにしないことには想像もできない巨岩がそそり立つ景観は雄大そのもの。
     実はそのあたり一帯の地盤は岩でできている、というより巨大な岩の上に町が乗っているという状態なのです。そんな土地柄ゆえに昔から石切が盛んだったのも当然なことでしょう。道路脇の採石場の巨岩を見ると、人間の卑小さを思い知らされます。
     そんな恵那郡蛭川村にある博石館は、岩の中に秘められた小宇宙を紹介してくれるユニークな博物館。昔から人間を魅了し続ける美しい結晶が武骨な岩の中に生まれる不思議。中でも8トンもある岩の空洞に成長した水晶はまさに壮観です。

  • 石のゲージュツだ!

  •  博石館の敷地の中には他にも内部が迷路になったピラミッドや、オベリスク、石像などがゴロゴロしています。よく探せば、石を削っているカンナだとか、いろんな格好をした童など、発想の豊かな像があちこちにあって見飽きません。また、30分500円でせせらぎの中から宝石探しをする宝石パニング場、トイレに関するうんちくを傾けた「うんちく館」、無料で貸し出されている石造りの円形美術館など見所がいっぱい。売店でさえ、宝石や石の置物いった鉱物グッズを置いています。値段や重量を気にしない方なら、石灯篭や石の浴槽なんていうのはいかが?



  • 頭が固くちゃできないビール

  •  博石館ブルワリーは堂々とした風格の建物で、まるでギリシャかどっかの大使館のよう。広々とした店内には、もちろん特産の石がふんだんに使ってあります。吹き抜けの天井まである柱も、床のタイルも、テーブルも石。ついでにサーバーカウンターの後のピザ用石釜ももちろん石。
     このレストランのおすすめは石釜で焼いた石釜ピザ600円。パスタやハヤシライスなど軽食800円〜1200円と、和風のおつまみセットやソーセージ盛り合わせなど680円〜980円。午後2時以降は軽食メニューがなくなるのでご注意。
     さて、ビールのほうはさわやかな飲み口のゴールデンエール、すっきりとしたアメリカンエール、苦味が効いて通におすすめのペールエール、スモークの香りと苦味のスモークエール、どれもグラスが380円、ピッチャー2200円。
     博石館をくまなく回りビールを味わうにつけ、固い石を扱ってはいても、柔らか頭の仕事だなと感心することしきりでした。   
     


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