高山のてんの道道標
この道標は石造遺物調査報告書のNo.2、最初のページに記載されているものです。現地に行って、探してみましたが、ちっとも見つからない。やむを得ずWANTEDページに掲載していました。ところがこいわいさんからメールをいただいて、「今年の6月に見たよ。」ということで写真まで添付して頂きました。その写真を見ると、道標が道路壁の一部になっている!!!
これでは独立した道標を探している私の目にとまらなかったのも道理です。現地に行って確認してきました。こいわいさんに感謝してWANTED欄から削除します。
道路脇ブロックの中央付近の様子が少しだけ違いますね。
少し近づくと文字があるとわかってきます。近接写真は一番下に掲載。
YAMAPのほうにもレポをあげています。
WANTED欄データ
NO | 所在地 | 資料名称 | 総高 | 幅 | 厚 | 紀年銘 | 西暦 | 時代 | 銘文 |
2 | 高山町傍示 天満神社 |
道標 | *64.0 | 24.0 | 11.0 | 江戸 | 右てんの道 左乃みち |
ところでこの道標は次第に道路壁に同化していっています。移り変わりの様子をまとめてみました。
調査報告書(1990〜1992調査) 独立しています。
「生駒の古道」(2010〜2013調査) 半分ほどの高さにブロックが積まれています。
2018/11/20の状態 ブロック壁と道標が同じ高さで、完全に壁の一部です。6月のこいわい写真も既にこの状態です。
今後はどうなっていくのでしょう。もっとも無くならなかったのは幸いというべきなのでしょう。