競馬予想について

競馬歴20年になるこの私も皆様と同様競馬予想については試行錯誤を繰り返してきました。
雑誌に載ってる予想方法や予想会社に従って買っていれば勝つ時もあれば負ける時もあります。
そして最終的に黒字になるという保障はどこにもありません。
そうであれば予想するのはやはり自分自身であるべきだと私は考えます。
いろんな予想方法や競馬新聞の情報、自分の経験やカンを駆使して、その場その場で総合的に予想することが競馬で暮らしていける一番地道な方法だと考えます。しかし大金持ちでもない限り大金を賭けるのは考えものです。
今年の春の天皇賞を見ればわかる通り、先行押し切りのレースができるザッツザプレンティーがいながらイングランディーレの逃げ切りを許すあの展開は春の天皇賞というレースの重さを知るファンであれば到底予想できなかったでしょう。逃げ馬の出遅れ、落馬、レース前の落テツ、放馬と競馬には不確定要素が多く大金持ちならまだしも貧乏人が大金を注ぎ込むには競馬はリスクが大きいからです。
少ない予算で楽しみながら一月普通に暮らしていける程度儲けるそんな予想を私は目指しています。
以下に競馬予想にまつわるテーマについて私の意見を述べたいと思います。

競馬新聞

初めて買った競馬新聞は「競馬エイト」です。予想がスランプに陥った時に新聞のせいにして「競馬ブック」や「競馬キンキ」等に変えた時がありますが今は「競馬エイト」で落ち着いています。
理由は紙面が見易い、縦書の馬柱(柱はやはり立ってないと)である、時々穴馬券を取る西川記者の予想に助けられることが多いからです。
皆様も御存知の通り、私が競馬を始めて以来、年間収支が黒字になった競馬新聞はありません。10人はいるであろうと思われる記者の誰かが大穴を取れば、翌週には大々的に取り上げ、その新聞紙自体が毎週当たっているように見せているのは20年間変わっていません。(営業戦略としては当然の行為)
私は昔、架空の幽霊記者をいっぱい作って、予想は散らしている(そうすれば誰かが当たる可能性が高い)のではないかという疑惑を持ったことがありました。
しかし予想するには馬柱、調教、厩舎コメントは必要不可欠なものですし、1部410円(高いと思うが)であれば今後も購入していくことでしょう。
購入者は競馬新聞に予想を求めているのではなく、自分が予想する際の判断材料を求めているのであるから、その新聞を参考に自分で予想して当たれば(新聞の予想が外れていても)その新聞は良い新聞なのです。

予想会社

予想会社には調査も含めて、何社か入会したことがあります。
会社名は伏せますが最初に入った会社は初めは儲かったのですがその後外れが続くようになり、しかも翌日の新聞には電話で言ってなかったレースを的中として載せていました。
次に入会した会社は何と予想のテープの声が最初の会社の男の声と同じで(会社名を変えて数社経営しているのであろう)、もちろんすぐに脱会しました。
この2社について言えることは外れたレースを当たったと偽ることはないのですが教えてくれなかったレースを的中実績として新聞に載せているということです。
おそらく会員のランクがいくつかあって会員毎に違うレースの情報を流しているのだと思います。このような会社で儲けようと思うと全てのランクの会員になり提供される多くのレースの予想から当たるレースだけを自分で選ばなければなりません。
あとはよく百万単位の収支を歌い文句にあげている予想会社がありますがこれらの会社は私が見る限り、ウソを言ってるわけではないと思いますし実際に成功した時に入会しており、指示通りに買っていれば100万円単位の収益を手にできたのだと思います。しかし貧乏人が手を出すものではないと思います。
的中率が50%程度、回収率が200%程度であることが多いのですが百万単位のお金を儲けようと思うと資金も半端でありません。
回収率200%で収支100万円ということは100万円儲けるのに100万円投入しているということです。
的中率50%ということは外れるレースが何レースも続くということです。
なけなしの金をはたいて用意した100万円がどんどん目減りしていく状況に貴方は耐えられるでしょうか。
しかも絶対に最終的には100万円儲かるという保障はどこにもないのですから。
損をしても取り返せる財力のあるお金持ちの方であれば試されてみてもいいと思いますが・・・

予想本

予想本については初期の頃はタカモト式からいろいろ購入して見ましたが言えることはその予想方法で当たるレースもあれば当たらないレースもあり、その通りに買っても絶対儲かる保障はどこにもないということです(どう考えてもその予想方法で当たったレースしか載せていない)。
タイム理論の予想方法もありますが、最近は安勝や、小牧、岩田、吉田稔といった過去の実績からは浮かんでこない馬を上位に持ってくる騎手が本当に多くなりました。
彼らに言えることはどんな馬でも4コーナーでは先頭集団に取りついてくるということです。馬の実力に関係なく勝機を作ろうとしているということです。そして追いに追ってゴールまで持たせてしまう。
明らかに先行有利で4角で先行集団に入らないと勝ち目のない地方競馬での騎乗経験が彼らにこのようなレースをさせるのだと思いますが、言いたいのは今の競馬予想には馬の実績やタイム以外に騎手という要素が不可欠だということです。
ただ予想の観点としてこういう見方があるということを知っておくことは競馬の予想において役立つので新しい本が出れば、買ったりはしています。

私の予想について

上記の私の見解を見て頂ければわかると思いますが何かの式に当てはめたり、パターンに当てはめても絶対に儲かる保障はありません。
「競馬は記憶のスポーツ」という言葉が私は好きです。
自分が今まで見てきたレース、馬の記憶、予想の記憶を大事にしたいと考えます。
馬柱をじっと見、厩舎のコメントをチェックし、その週に毎日読んだ大スポの記事を思い出し、自分が見てきた各馬のレース振り、騎手の乗り代わりをチェックして、かつ今までに触れてきた様々な予想方法、20年で蓄積してきた競馬の経験を生かして、その場その場で総合的に予想するのが私の予想方法です。買い方についてもレース毎に臨機応変に考えますが、不確定要素が多いなかで少ない資金で儲ける為に、3連複を中心とします。(3連複は当たりにくいと思われるかも知れませんが私には1,2着を当てる方が難しいと思いますし、配当面を考えた場合3連複の方が有利です)
もちろん私も外れることが多々あると思います。しかし過去に38ヶ月連続して万馬券を取ったことがあるというのは事実です。私には穴馬を見つける嗅覚のようなものがあると思います。
基本的には馬柱と厩舎のコメント、馬の馬券的特徴(クラフトマンシップのように数回に1回しか好走せず、来れば万馬券という馬がいます)、穴騎手(3連複で高配当の時に気がつくと和田、川島、川田がいる等)から穴馬を見つけます。
また有馬記念でダイユウサクが勝った時、前日に熊澤騎手の「メジロマックイーンにだしぬけを食らわせたい」のコメントを読み、単勝万馬券を手にしたように、騎手や厩舎のコメントからも穴馬を探し出します。
こういった私の特技を生かしてメールマガジン購読の皆様には「何か面白い馬いないかなー」、「軸がいないなー」、「1頭削りたいなー」と言った時に予想の助けになればと思っています。
競馬新聞と同じように皆様の予想の中で私の見解をうまく利用して頂ければ幸いです。

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