ホーホケキョ となりの山田くん 《1999 日本》 個人的評価:☆☆☆★★
- 監督
- 高畑勲
- 出演
- (声)朝丘雪路/益岡徹/荒木雅子/五十畑迅人/宇野なおみ/矢野顕子/柳家小三治/中村玉緒/ミヤコ蝶々
【物語】
日本によくある地方都市のとある企業に勤める父、たかし(益岡徹)。関西弁を話す怠け者の専業主婦である母、まつ子(朝丘雪路)。若者には結構厳しく、めっぽう元気でパパさんバレーやボランティアのゴミ拾いに参加したりしている祖母、しげ(荒木雅子)。テストの成績も丁度真ん中、何をやらせても平凡な中学二年生の長男、のぼる(五十畑迅人)。特徴、特技は大きな口と大食いしっかりものの小学三年生である長女、のの子(宇野なおみ)。呼んでも応えないし吠えもしない、お手もしないし尻尾も振らないが突発的に噛み付く仏頂面のペット兼番犬のポチ。
たかしが電車通勤するのにさほど遠くない住宅地の一軒家に住む、平凡な山田家の5人と1匹。彼らとその周囲の人々の日常とは……。
【独断と偏見】
延々4コマ漫画が続く感じのお話なんで、結構苦し紛れの【物語】になってしまいましたがご容赦を。とはいっても、こうでも書かなきゃ書きようがないんですけど。
ソレはさておき、製作が発表された時から企画自身の「意味不明」っぷりに加え、膨大な制作費、フルデジタル処理、世界配給と、期待以上に不安が膨らむばかりだったこの映画。松竹とディズニーに対する大掛かりな嫌がらせ以外の何物でもないとまで言われては、むしろ逆方向の興味が湧くのも詮ないことです。
映画が始まってしばらくは、絵がえらくよく動いていたということに加えて、それなりにおもしろいエピソードが続いたこともあって楽しく観ることができたのですが、中盤以降、いきなり退屈になってしまいました。特に、暴走族の話から月光仮面のくだりに関してはもう最悪。いくらなんでもソレは言わないだろう、と思ってた台詞をしげが口にしたのには心底脱力させて頂きましたよ、ええ。わかってたコトとはいえ、あまりの毒のなさはちょっと……。中村玉緒が声を当ててた病院の話はよかったんですけど。
という感じで、前半“☆”4つ、中盤以降“☆”2つということで、トータルは「辛うじて」“☆”3つというところでしょうか。ただ、はっきり言ってこの映画、対象年齢が相当上っぽい。いくらなんでも月光仮面にあんなに時間割いちゃなあ……。それに、全身全霊をかけて「適当」と言ってるのもかなり「なんだかなあ……」って感じです。