交渉人 《1998 米》 THE NEGOTIATOR   個人的評価:☆☆☆☆☆

監督
F・ゲイリー・グレイ
出演
サミュエル・L・ジャクソン/ケビン・スペイシー/デイビッド・モース/ロン・リフキン/ジョン・スペンサー/J.T.ウォルシュ/シボーン・ファーロン/ポール・ジャマッティ/リジーナ・テイラー/ブルース・ビーティ/マイケル・カドリッツ/カルロス・ゴメス/ティム・ケラハー/ディーン・ノリス/ネスター・セラーノ/ダグ・スピヌッザ/レオナルド・トーマス/スティーブン・リー/ポール・ギャルフォイル

【物語】
 シカゴ警察でNo.1の実力を誇る“人質交渉人”ダニー・ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、今日も事件を無事に解決したばかり。その夜の部署仲間たちとのパーティでも彼の活躍が話題になっていた。そんな賑わいの中、ローマンは相棒のネイサンから「警察の年金基金が何者かに盗まれ、内務捜査局の人間もそれに関わっている」ことを知らされる。深夜、さらに詳しい話をするために待ち合わせた場所でローマンが目にしたものは、ネイサンの射殺死体だった。警察の疑いの目はローマンに集中し、状況証拠ばかりか家宅捜索で海外口座預金書が見付かるに至って、彼への容疑は決定的となってしまう。
 誰かが自分を罠にはめた。真犯人を自らの手で付きとめるしかないローマンは、ネイサンが名前を挙げていた内務局のニーバウム(J.T.ウォルシュ)の元へ赴く。しかし、彼は何も知らないと言う。一か八か、ローマンは彼に銃を突き付け、その場にいた人間を人質に立て篭もった。
 事件を知った同僚たちがいつも通り行動を開始するが、その道のプロであるローマンには通じない。そんな中、ローマンは交渉の相手に別地区の交渉人であるクリス・セイビアン(ケビン・スペイシー)を指名する……。


【独断と偏見】
 予告編のときからサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーの顔合わせというコトで結構期待していた映画なんですが、『交渉人』という地味極まりないタイトルはやめて欲しかった。他の映画で『ネゴシエーター』が使われてるから仕方ないのはわかるんですが……。まあ、重要なのはタイトルではなくて内容なんですけど。
 で、その内容はというと……コレが面白い! パンフレットによると、元々スタローンが主演する企画が、紆余曲折を経てこの二人の共演に至った模様。おかげで屈指の演技合戦に痺れることができるわけですから、降りてくれたスタローンには感謝感謝というところでしょうか(^^;;) ともあれ、それぞれのキャラがハマリ役で、非常に魅力的。サミュエル・L・ジャクソンの方は冒頭の事件から仕事振りとキャラクタが説明されていきますし、ケビン・スペイシーの方に至っては出てきて間がないうちからその魅力を全開させてるからスゴイ。そして、その二人が繰り広げる知力の真剣勝負が熱くないわけがない!
 ハッキリ言って、この二人のやり取りだけで十分満足できますが、更に言うなら脇役陣も良いです。強いて難点を挙げるなら事件の全貌が分かり難いコトですが、さして不満を感じなかったあたり、却ってこの映画の魅力の在り処を証明してる気がします。


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