ラウンダーズ 《1998 米》 ROUNDERS 個人的評価:☆☆☆☆★
- 監督
- ジョン・ダール
- 出演
- マット・デイモン/エドワード・ノートン/ジョン・トゥーロ/ファムケ・ヤンセン/グレチェン・モル/ジョン・マルコビッチ/マーティン・ランドー/マイケル・リスポーリ
【物語】
マイク・マクダーマット(マット・デイモン)は学費をポーカーで稼いでいる、ニューヨークのロースクールの学生。ある日、彼は全財産の三万ドルを元手にロシアン・マフィア、テディーKGB(ジョン・マルコビッチ)に勝負を挑む。互いの手の内を読み合う巧緻な心理戦の末、勝てると思った勝負に敗れ、無一文になってしまった。この日を境に、マイクはポーカーから足を洗うことを決意する。
伝説のラウンダー(勝負師)、ジョーイ・クニッシュ(ジョン・タトゥーロ)から夜勤の搬送のバイトを斡旋してもらって9ヶ月。マイクの旧友ワーム(エドワート・ノートン)が出所した。彼はイカサマもお構いなしの破滅的なカードプレイヤー。一度のつもりで手を出したポーカーが原因で恋人に愛想をつかされたマイクを、ワームは悪魔的な囁きでポーカーの世界に再び誘い込んだ。
出所以来、ワームはポーカー・サーキットで派手なプレイを繰り返し、そのうえマイクの名義で借金までする始末。ワームを連れて高利貸し屋のグラマ(マイケル・リスポーリ)に会いに行ったマイクはワームの保証人にされ、5日以内に15,000ドルの返済を迫られる。
二人は借金返済の資金稼ぎのため、ポーカー行脚を開始するのだが……。
【独断と偏見】
マット・デイモンがお得意の天才役――この映画の場合はカードの天才ですが――を演じる、ポーカーを題材にしたギャンブラー映画……かと思いきや、青春映画っぽい感じをヒシヒシ感じます。恋人には愛想つかされるわ、ロースクールもやめちゃうわで散々な主人公も、最後には自分の生きる道を見付けるんだからサクセス・ストーリーなんでしょうなあ。
マット・デイモンは良くも悪くもいつも通りというようなイメージの役柄。その代わりというわけでもないでしょうが、脇役陣にはなかなかいい面子が揃ってます。中でもエドワード・ノートンは巧すぎです。物語上、非常にイライラさせるキャラクタなんですが、見事にハマってます。注目。
物語の方も、話の流れはスムーズだし、魅力的なキャラクタと相俟って最後まで飽きることなく観られます。ポーカーが題材といっても、物語自体はルールを知らなくても問題なく楽しめます。いわゆる『ヒカルの碁』(JUMP COMIICS/原作:ほったゆみ/漫画:小畑健/ISBN 4-08-872717-7)状態って奴ですかね。知ってるに越したことはありませんが、ローカルなルール(?)も出てくるのでそんなものだと思って軽く流すが吉、というところでしょうか。最後の勝負なんかは、チャンと観てれば分かるはずですけど。
あまりギャンブルらしい“饐えたニオイ”が感じられないのが不満といえば不満ですが、十分及第点のデキです。