『コンスタンティン』を鑑賞。『ヘルブレイザー』という大人向けのアメコミが原作らしいのだけど、読んだことがないので割愛。
キアヌ・リーブス主演のVFX全開映画というと『マトリックス』を連想しがちだがアクションは控えめ。アクションよりもオカルト知識のけれんみを楽しむ映画だったらしい。宗教知識前提のわりにその手の説明がほとんどないので、うっかりすると物語の流れも掴めず雰囲気を味わうのが精一杯とかになりかねないけど。もちろん個人的には満足。こういう捻くれた世界観とかキャラクタとかは大好きなので、それだけで充分である。ネオよりもこっちのキアヌの方が全然カッコいい。ただ、ちょっと人には薦め難い映画ではある。先に書いた前提知識とかグロテスクな映像とか。
というわけで個人的評価は“★★★★”である。『マトリックス』みたいな派手なアクションを期待する向きにはお薦めできないが、理解できる分には結構楽しめる映画のはず。神と悪魔の戦いといってもスケールはかなり身近な範囲で収まっているので勘違いなきよう。
ちなみにエンドロール後にちょっとしたネタがあるので観るつもり人がいたら注意。
めぼしい新作もなかったので、ずっと観たいと思いつつ何故か足が向かなかった『オペラ座の怪人』をようやく鑑賞。一日一回、最後の回だけの上映だったが、やっていてくれただけで僥倖である。
おそらく誰でもタイトルぐらいは聞いたことがあるミュージカルの映画化。といっても映画の方もミュージカルなのだが。オープニング(というか、物語の冒頭)がかなり良かったので期待が高まったものの、最後までそのレベルが続かなかったのはちょっと残念。とはいえ充分素晴らしかったが。ただ、冒頭に出た“字幕:戸田奈津子”に嫌な予感がし、当然のように違和感を覚える字幕が続出。帰ってから調べたらこんなサイトが。
というわけで個人的評価は“★★★”である。ミュージカルという時点で万人に薦められるものではないが、嫌いでないならそう悪くないと思う。正直なところ、本物のミュージカルを観たくなったが。
時間までに起きられれば西京極にサンガの試合を観に行こうかと考えていたのだけれど、案の定ギリギリの時間にしか起きられずに断念。いつも通り河原町に買い出し&映画鑑賞に出かけることにした。観た映画は『アビエイター』。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の伝記映画。だが、肝心のハワード・ヒューズという人物について知識も興味もそれほどなかったりする。そのせいか長い上映時間がより一層長く感じてしまった。もう少し短くできなかったのだろうか。ヒューズの奇行奇癖っぷりはよく分かったけれど。映像的にはさすがにかかっている金額が違うせいかやたらと豪華で、特に飛行機の出ているシーンはどれも迫力があって見所として充分。とはいえそれだけのために観れる映画ではないが。
というわけで個人的評価は“★★★”である。全体的に起伏がないので途中で飽きてしまうかもしれない。興味深い話ではあるがおもしろい話ではないので、自分から観るつもりがないとつらいだろう。上映時間も長いため体調も万全で。
劇場を移して『オペラ座の怪人』はまだ上映されている模様。だが、結局今回も見送って『ナショナル・トレジャー』を鑑賞。観たいと思っているはずなのに何故か足が向かないのは何故だろう。
さておき『ナショナル・トレジャー』だが、まさに由緒正しいジェリー・ブラッカイマーの作った映画。上映時間をハッタリと勢いだけで乗り切るが、全く退屈させないのはさすがとしか言いようがない。話のネタはアメリカに縁のあるものだらけだが、雰囲気だけでも充分楽しい。ついでにアメリカの観光名所めぐりもできてお得である。答えを最初から知っていたとしか思えない自作自演っぽいスピーディな謎解きも、娯楽に徹するためだと思えばその割りきりが潔い。
というわけで個人的評価は“★★★★”である。まあ、ブラッカイマー節全開なので大味さに食傷気味という向きにはどうかとも思うが、そのあたりを気にしないなら楽しめるだろう。ブラッカイマー作品ではかなり楽しめる方だと思う。
『オペラ座の怪人』を観ておきたかったのだが、気付いたときには上映時間の長さと上映開始時刻のタイミングから考えて難しそう状況になっていたので早々に断念。代わりに『ローレライ』を観ることにした。巷でヲタクのリトマス試験紙といわれているが実際に観るとよく分かる。まったく終戦直前の軍隊に見えないとか普通の戦争映画として観れば突っ込みどころは満載。「潜水艦ものに外れなし」のセオリーを期待しても、潜水艦ものを潜水艦ものたらしめている閉塞感はまったくない。むしろよく言われるように『宇宙戦艦ヤマト』のように接するのが正しい。映画好きとしてまっとうな映画としてのどうこう言いたくなる理屈はよくわかるが、自分の中でそんな理屈を軽く吹き飛ばして余りあるほど盛り上がりすぎる。あくまでアニメ的な要素の集合体としてなので、ヲタクとしての素養があればシチュエーションに酔えるということだろう。まさにリトマス試験紙。自分は紛れもなく陽性だった。ラストの方はかなり卑怯なシーンが連続するので注意。ただ、某キャラだけは何とかして欲しかった。あれではあんまりに馬鹿すぎる。
というわけで個人的評価は“★★★★★”、ただしアニメ的な実写映画という視点で観ることが必須条件である。まっとうな戦争映画や潜水艦ものを期待している向きにはがんばって“★★”だと答えよう。
気が付くともう三月。すっかり映画館から足が遠のいてしまったためにこのサイトの更新も滞りまくりである。元々存在意義の薄いサイトではあるのでこのまま自然消滅させてしまった方がいいのかもしれない。日記ならblogというのが世の流れでもあるし。とはいうものの、今すぐどうこうというには余裕がなさ過ぎるので当面はこのまま放置気味に継続ということになってしまうのだが。
ジャッキーファンとしては『香港国際警察』を観たかったのだが京都では上映していないので泣く泣く諦める。代わりに『ローレライ』あたりを観ようかと考えていたのだが、中々のいい評判と上映期間が短さを聞いていたのところに上映時間のタイミングがばっちりあってしまったので急遽『セルラー』に変更した。上映時間からして90分少々と小振りな映画ながら、緊張感を持続したまま突っ走る良質のサスペンス。あの手この手で飽きることなくハラハラさせ続け、ところどころで笑いを交えて息抜きさせる、緩急自在の展開が気持ちいい。些細な粗は強引に乗り切ってしまうパワーがある。素直におもしろい。
というわけで個人的評価は“★★★★”だ。粗も多いとは思うが、上手く話に乗れたので気にならずに最後まで楽しめた。このところ忙しいため映画館から足が遠ざかっていたが、こういうアイデア勝負の映画に出会うと映画のよさを再確認してしまう。
ここ二週ほど疲れで週末にダウンしてしまった。部屋で『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のSEEを観たりはしているのだが、映画館には行けず。『オペラ座の怪人』と『Ray』はわりと観ておきたい映画だったのだが、このままだと観ずに終わりそうな感じ。とりあえず今週は前売り券を買っておいた『ボーン・スプレマシー』を観たが、なかなかおもしろかった。前作から引き続いて、絵は地味だがスマートな動きが小気味よい。細かい描写が丁寧に描かれていて、アクション一辺倒の映画とは一味違う風味。大満足とはいかずとも充分に楽しめた。“★★★★”。
ここしばらく右目の裏側に時折刺すような痛みが走ったりして少々不安。仕事の方も期間と仕事量を考えると憂鬱な気分になるし、確定申告の作業もしなければいけないし、本棚の前に積まれていた漫画の塔が崩れてしまったので部屋も片付けないといけないし、ちょっと時間が惜しい状態。
それほど観たいわけでもないのだが、何故か前売り券を買っていたので公開初日に『オーシャンズ12』を観に行く。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシアといった豪華キャストの共演で話題だった『オーシャンズ11』の続編。もちろん前作のキャストとスタッフは引き続き、さらにキャサリン・ゼタ=ジョーンズやヴァンサン・カッセルが加わってパワーアップしている。ドン・チードルを観るのは久しぶりだ。ひそかに好きな役者なのだが、ソーダバーグの映画でしか観なくなってしまった。前作はそれほど特徴のある内容でもなかったので細部をすっかり忘れてしまったため、観ていて微妙な部分も多い。さすがに主要メンバは覚えているが、脇のキャラクタになると中国人以外は何のエキスパートだったかすら思い出せない。そして思い出せなくても今回の映画には何の影響もないあたりが悲しい。今回は豪華なキャストを楽しむ映画(今回はサプライズもあるし)止まりで、“盗み”のシーンが適当に処理されてしまっているのががっかり。キャラの掛け合いはそれなりに楽しいのだが、さすがに上映時間をそれだけで持たせるには無理がある。各分野のエキスパートとしての個性が感じられない犯罪映画で緊迫感のない緩い展開では眠気を誘われるのも仕方ないところだろう。
というわけで個人的評価は“★★”だ。これでも多いくらいである。前作に輪を掛けて俳優を観にいくだけの映画になっている。一番面白かったのが内輪受けのメタなネタというのが救いようがない気がする。目当ての俳優がいないなら観なくていいと思う。いたとしても期待に沿えるかどうかは微妙なところだ。
年末の公開からかなり時間が経ったが、前売り券を買っていたので今更の感がありつつも『ターミナル』を鑑賞。この時期は他にこれといった映画も見当たらないので妥当な選択ではあるのだが。スティーブン・スピルバーグが監督、トム・ハンクスが主演の人情もの。空港を舞台に法律の隙間に落ちて身動きの取れなくなった主人公のサバイバルを、そこにいる人々との人情話として描き出す。空港内でのどうやって生活していくのかというあたりはなかなかアイデア豊かで非常に面白い。だが、敵役となる空港警備局の主任とのやりとりや、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるスチュワーデスとの恋、そして何より“大事な約束”あたりはまとまりがなく蛇足感が漂う。奇跡が連発する御伽噺なのか、現実的な話なのかはっきりしないので観たあとに違和感が残ってしまう。
というわけで個人的評価は“★★★”だ。前半というか空港内でどうにかして生活していく部分は文句なくおもしろいのだが、その上に載っているものが過剰装飾な上に統一感がないため台無しにしている感じがして勿体無い。空港での生活のみに絞ったものを観たかったが、それだと尺が余るだろうか。
年末年始は冬コミと実家への里帰りでその他には何もできず。映画の方も年末からの積み残しがそのままになっている。この三連休で片付けようと思っていたのだが、飲み会と体調不良で一本を観るに留まった。どうも忙しかった時期にサイクルが狂ったまま、以前の調子に戻っていないようだ。
新年早々も早々、元日から公開開始されていたおかげで新年休み明け以降最初の週末だというのになんだか乗り遅れた感がある『カンフーハッスル』。『少林サッカー』に続いてチャウ・シンチーが監督・主演する趣味全開のカンフー映画である。映画のノリも『少林サッカー』のノリのまま、VFX全開の荒唐無稽を絵にしたようなアクションの連続になっている。ただ、今回は主演の自分よりも監督の自分が撮りたい共演者を優先したようで、圧倒的に目立つのは見た目にしょぼくれた伝説級の達人たちの方だ。チャウ・シンチーの見せ場もあるが、やはり数でも印象に残るのも共演者たちの方になっている。物語はあってないようなものだし下らないナンセンスなギャグも多い。だが、そこに期待する人間はもともとこの映画を観ないだろう。キャスティングや映画自体には数多くのオマージュが散りばめられているらしいが、残念ながらそれを楽しむ素地は自分にはなかった。
というわけで個人的評価は“★★★★”だ。オマージュは理解できなくとも馬鹿な映画を気楽に楽しむのに障害にはならない。ただ『少林サッカー』と比べると趣味を優先した分、乗れない部分もところどころにあってやや落ちる印象ではある。あれほどのものを期待すると物足りなさも感じるが、それでも充分楽しい映画なのであのノリが嫌いでないなら是非。