安:
「もう3月。3月といえば私の好きな三御大がそろって新譜を出しちゃいます。 ブルースのカバーやサントラでお茶を濁していたE.クラプトン先生の 久しぶりのアルバム。ゲストのU2やピーター・ガブリエルに食われた1枚め、 あまりにシブすぎた2枚め、先祖帰りが高じてインディアン音楽までいっちゃった 3枚めに続くR.ロバートソン先生入魂の4枚め。そしてついに、期待するなとい うほうが無理な−カバーディルはどうした?はおいといて−ペイジ・プラントの2枚め。 いやぁ、めでたい、めでたい。は〜るがき〜た、は〜るがき〜たってかぁ」
定:
「クラプトン先生は着る物とつき合う人を景気にぐっと変わるもんなあ。ずっと 前にベルサーチなんか着るようになってフィルコリンズと組んで、ポップ系にもア ピールするようになったり(Behind the Sun? August?)渋めのメガネ掛けて大 学教授っぽくなってアンプラグドしたり。去年ダイアナさん事件のあとくらいにや ったイギリス人アーティストによる何かの救済コンサート(ジョージマーティン司 会でポールをはじめとして有名どころ目白押しのアレ)ではナイキのスポーツシャ ツ着とった。きっと今度のアルバムは若いモン意識したやつに違いない。プロデュ ーサーも変わっとるらしいし、うん」
白:
「キミキミ、この場合の『けいき』ちゅうのは『景気』ぢゃなくて『契機』と書く ぞ。まあ、それはええとして、最近そういやクラプトンは聞いてないなあ。しかし彼 の音楽は巷のおねーちゃんたちの間でお洒落な音楽として捉えられてるみたいだなあ 。これもサディーの言うようなところの影響大ってところか。まあええけど。ところ で、昨日『ビバリーヒルズニンジャ』っていうハリウッドのコメディー映画のビデオ 見てたらその中の挿入歌でウルフルズの『ツギハギブギウギ』が使われてたぞ。映画 自身1年くらい前のものだけど日本じゃそのウルフルズの曲がアメリカ映画で使われ たってそんなに騒がれてなかった記憶があるけど...そうそう、ハリウッドといや あ、この5月にアメリカではハリウッド制作版の『ゴジラ』が公開されるみたいだな 。今度のゴジラは完全CGでしかも200マイル(320キロ)で走ることができ、最終的に マンハッタンを襲うらしい...」
定:
「ビバリーヒルズ忍者ってのはジョー小杉かなんかがでるやつかい?コメディー だと違うか? ゴジラのキャラクターは公開直前まで極秘らしいね。映画館の予告 編でも逃げ回るシーンしか映らないしね」
白:
「オイオイ、『ジョー』・コスギじゃなくて『ショー』・コスギやろ。君のボケ も濃すぎるなぁなんてね...」
定:
「今日はエアロだっ! FM802は丸一日エアロ特集だと」
白:
「おお、エアロ、ついに大阪に上陸したというわけで大阪中みんな、『どや、え えやろ』って言ってんのか?」
定:
「ゆーてへん、ゆーてへん! そう言えば今日はちゃんとたむさんからのサンディエゴ土産のえーやろTシャ ツ着てるぞ。安井さんも着てるかい?」
安:
「着てまへん。持ってきたけど。Tシャツ一枚になるのはいくらドームと いえども寒かろうと、長袖の上に着るつもりなんです。 あんまりかなぁ? ジジくさいかなぁ? 浮いちゃうかなぁ? そうそう、恐らくそういうことはないと思うけど、くれぐれも チケット忘れないでくださいね。本人はどっちでもいいけど。 いやぁ、急な仕事とか、やむにやまれぬ家庭の事情とか、あるかな、 と思って書いただけで他意はありまへん。でも今日だけはそんなもん に気を取られとったらあきまへんね」
白:
「そうかあ、それ着て周りのみんなに『アメリカのツアーTシャツやで。どや、え ーやろ』って威張ってんのか?」
定:
「シャツの下に密かに着てるだよ。そっちと違ってこっちはまだ寒いんだぞ。と いっても今日はあったかいけどな。でもこの時期Tシャツで会社うろちょろしてた ら変に思われるわい。会場ではTシャツになるつもりだす。寒くないって、安井さ ん。チケットも忘れてないし、今日は目覚ましがなった瞬間に布団からガバッと起 きて9時出社よ。5時に帰るからね」
安:
「よ〜し、がんばってTシャツ一枚で踊るぜぃ! 俺のはジョーだぜ! どや、えーやろ。背中の猫ちゃんもカワイイだろ! (Tシャツ一枚になるのにいちいちがんばるところがジジくさい) それはそうと、FM802ではエアロ三昧だそうですが、今日に限ってちゃんと 受信できまへん。まわりで電動工具が唸っているからなかぁ... とりあえず『九生』でも聞いとこっと」
白:
「『九生』ねぇ...」
安:
「あと、『デカいイチモツ』も」
白:
「.....Big Ones?...頭痛っ。 ちゃんと今日のコンサートレポートはされるんだよね?この次はストーンズかい? しかし、コンサートが終わった後の飲み会のレポートで別コーナーが出来そうだけどさ」
安:
「ストーンズは3/21ですわ。でも、コンサート後の飲み会は、 途中から覚えてへんからレポートのしようがありまへんがな。 そうそう、RADIOHEADんとき、ずっと立ってたら腰が痛くなったんやった。 酔っ払った帰りの電車が辛かった... 今日も思いやられるなぁ... やっぱジジぃかなぁ...」
白:
「飲みが足らんなあ。辛いとか痛いとか覚えとるうちはまだまだ酒業が足りんわ... 俺様なんかこないだ安井さんに電話したことをすっかり忘れとったわ。わははは........」
安:
「そうそう、日曜の夕方、そろそろ暗くなって丸子ちゃんが始ろうという、 あの『嗚呼、明日から仕事かぁ』と憂鬱になる時刻に、サタデーナイトを 満喫している酔っ払いからの電話が...」
定:
「そうそう、『宵越しの記憶は持たない』これが信条ね。最近酔ったとき敷き 布団だけかぶって寝てるとき多いな。多分その時点で力尽きたんだろうな」
白:
「ところで、これって結構うまく行くもんだねえ。渋松対談みたいにくだらない身 内話が続いてさ。でも、結構仕事の邪魔するぞ。まあ、俺は夕方のちょっと息抜きし たい時間帯だからいいけど...」
定:
「しゅーちゅーりょくっつうもんが長くつづかんようになったこの頃、このくら いでちょうどよございます。でも、自分のモニターで他の人に仕事の説明してると きにポコポコと『新しいメールが届きました!』ってなるとちょっぴし気まずいな。 でもそれがどーした、No-Proよ」
安:
「メール無視してっと発言できんままオチがついたりしてしまいそうで だまっちゃおれん、つうのがホンネでんなぁ」

(おまけ)
定:
「名古屋ドームでのセットリストだす( www.aerosmith.com より入手) あと6時間! 仕事は4時間!」
安:
「Domo, domo. あの重いページから、よくぞ。 仕事になんないですね。では、4時間15分後に」
白:
「う〜ん、アメリカに比べ前座がないのと料金高い分曲数が多いざんす。 サンディエゴのときには、アンコールでトレインケプトアローリンをやってたよ。 たのしんできてちょ」

「爆笑! まぐろっち」第二十一話

戻る