行ってきましたストロークス。

いやぁ人が多いこと多いこと。 やっぱり注目度ナンバーワンのバンドだけある。 オーシャン・カラー・シーンの2倍まではいかないか。 ほとんどが若者でスーツ姿もほとんどいないし、 オヤジも2人くらいしか見なかった。

この日は前座があるというアナウンスが流れ、 出てきたのはキング・ブラザーズ。 ベースレスのギター×2(片方は6弦ベースかも?)とドラムの編成で アバンギャルドなハードなサウンドとほとんど叫びまくりのボーカル。 さっそくティッシュ耳栓するも、けっこうつらかった。 好きになれなかったので疲れました。

その後たっぷりセッティングに時間をかけて、やっと本番。 シンディー・ローパーの「NYはダンステリア」がかかって フェードアウトしてメンバー登場。やるな。

さすがにこのサウンドではモッシュは起きない。ホッ。 本番始まっても客席後方はスペースがまったくできず。 それだけびっしり詰まってるってことか。

MCもわずかに、CDとそう変わらない演奏が続く。 合間に "NEW SONG" と紹介していた曲は気に入りました。 その後調べたところによると、"Ze Newie" って曲名らしい。

しかし、メンバーの雰囲気はバラバラだねぇ。 ボーカルは線の弱いリアム・ギャラガー、 右のギターはリー・リトナー、 左のギターはジミー・ペイジかジョー・ペリー、 左端のベースはジョン・ポール・ジョーンズって感じ?

この人たち、ピンスポットライトは使わない主義らしい。 たいがい逆光で顔がよく見えない。 ドラムなんかまったく顔も見えないぞ。

やがて、照明が当たったドラムセットは変でした。 すっきりし過ぎ、と思ったらシンバルがバスドラの上の 一枚しか見当たらない。 金物の少ないドラミングがストロークスサウンドの秘密のひとつだったか。

ライブとしてはもひとつおもしろくなかったけど、この人たち、 完全に自分たちのサウンドを持ってるところがすごいですね。 しかもあの若さで。 激しい場面、メロウな場面、レゲエっぽい部分などなど様々な局面で、 どの曲のどこをどう切っても彼らならではの雰囲気を持ってるもんね。 普通なら、あ、ここはアレ風ね、って部分が必ずあると思うんだけど。

全体では2時間だったけど、前座40分、セッティング30分、本番50分。 アンコールもなく客電がついたときには「金返せ」って思っちゃいました。 次回はもっと長くやってくれるかな。

P.S.この日はドリンクチケットでちゃんとビール飲みました。

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