行ってきました、ロック・オデッセイ2004。
こっちを先に知っていたら13日のエアロはやめてたのに、とか、 エアロに行ってなかったら土曜もロック・オデッセイに行ったのに、とか、 エアロがレッチリかレニーと替わったらいいのに、とか いろいろ考えましたが、そこはそれ。 やっぱザ・フーは文句無しではずせません。 ついでといっちゃあなんですがポール・ウェラーも見られるしね。

そうそう、着替えのTシャツやタオルは現地でグッズでまかなおうという考えは甘かった。 午後3時前にはすでにパンフ以外は全部売り切れ。 エアロの高額商品やウルフルズ・グッズはまだ残ってましたけど。

会場に入ったときはまだウルフルズがやってました。 最後の「いい女」ではトータスがJBのマントショーみたいに ステージから降りて観客に呼ばれて出てきてというのを繰り返してた。 やはり大阪のバンドだけに客席のノリも抜群のようでした。



さて、ポール・ウェラー。
好きだ好きだというわりには生は初めて。なのに、 ビール買いに行ってるうちに始まってました、失礼。 会場外にそこそこ人がいたので安心してしまったのでした。 ということは...やっぱりウルフルズに比べて客席が寂しい感じでした。

しかし、そんなことは気にせず、ううっ、 やっぱりいいです、この人。こういう音って他にないんじゃないでしょうか。 枯れるでもなく甘くなく、熱くてソウルフルなんだけど渋いんですよね。 んでもって期待通りギターがオーシャン・カラー・シーンのスティーヴ・クラドック。 椅子にすわってたのはエフェクタを両足でコントロールするためでしょうか。 くぅぅぅこの人のギターもたまりません。

この日ももちろん双眼鏡持って行ったので、 ほとんど踊らず手拍子もせず日本野鳥の会と化しておりました。反省。

ジャムもやってくれて盛り上がったんだけど、後にザ・フーが控えてるだけに、 はでな選曲でもよかったんじゃないでしょうか。「モダン・ワールド」とか。 後で調べたところ、ジャムもスタカンも3曲ずつでした。

ついでに調べてみるとソロの曲は最近のアルバムからは1曲だけで、 あとはほとんど93年〜95年の頃のもの。 うーむ。ピークが過ぎたとは思いたくないなぁ。



さて、さて、さて、ザ・フー。

登場したときは、普段着のような格好だったので、 普通のおっさんに見えました。

んでいきなり「エクスプレイン」「サブスティチュート」「エニウェイ」の 初期ナンバー3連発。マイク回す回す、風車ピッキングするする、で、 なんかボーッとしてしまってずっと夢の中のような感じでした。

以降は「ネクスト」と「四重人格」が中心で「フー・アー・ユー」にが 「ジェネレーション」(ラス前)という構成でした。
おっさん二人はアクション的にはおとなしいのですが出てくる音の元気なこと。 ボーカルもギターも迫力満点。年齢なんてこれっぽっちも感じさせませんでした。

バックの面々もがんばってました。 観客が持ってるザ・フーのイメージを損なうどころか、 2人しかいないってことを忘れてしまいそうでしたもの(ちょっと褒めすぎ?)。 特にザック・スターキーは良かった。
あっという間に本編終了。えーっもう終わり?って真剣に思ったライヴは久しぶり。 本編の構成からいくとアンコールはやはり...
そう、そうです。トミー・メドレー。 今年の春まで、まさかこれが生で聞けるとは思っても見ませんでした。 アンコールにしては長めでお得感もあって大満足。

なんかまとめておかねばと思いましたが、もう何も書くことありません。 来てくれて本当にありがとう。



さて、トリは今月2度目のエアロ。
セカンドステージがないだけで中身は13日と変わらないんだろうな、と思ってました。

んん?1曲目が「ママ・キン」かぁ。ちょっと変えてきたのかな。 んー、とりあえず音のグジャグジャ感はこの間と一緒だ。 ザ・フーはそんなことはなかったということはやはり狙ってやってんの?

さすがに3バンドめともなると疲れが出てきて「クライン」(6曲目)で座ってそのまま 立ち上がれなくなっちゃいました。 「ドリーム・オン」(14曲目)の次の「ドロー・ザ・ライン」で立つまで座ったまま 双眼鏡モード。

実はこの座ってみてた時間帯がこの日だけのスペシャルメニューだったのでした。 てなことになってるとはその場ではピンと来なかったんですけどね。 今思えば1曲目の「ママ・キン」がその予兆だったんだなぁ。 ザ・フーに触発されてか、1stアルバムや2ndアルバムに入ってるブルーズ・ロック系の ナンバーを連発したのでした。来日直前のアメリカツアーでも来日中も日替わりで古い 曲をやってたようですが、この日はそういうのを一気に放出したようです。

この日はちゃんと「ウォーク・ディス・ウェイ」の後に「スイート・エモーション」で 本編終了。アンコール1曲目は13日に聞けなかった「エッジ」。 締めはやはり「レモンティー」じゃなくて「トレイン」。

二度目といえどもそこはそれエアロだし、内容が少し違ってたこともあって、 十分楽しめたのですが、オデッセイだけでよかったよなぁ、財布のことを思えば。

13日も来た人達なのか、フーは好きだけどアエロは嫌いという人達なのか、 遠方の人達なのかわかりませんが、帰っていく人が本当に多かった。 アンコールのときなんかスタンドはすかすかでした。



ロック・オデッセイが来年以降も続くならまた行きたいと思います。 屋内で体がきつくないのが年齢的にありがたいし、 それぞれの持ち時間がわりと長いのも良し。 なにがなんでも2日間のチケットを買うしかないような プログラムを期待しております。

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