ついにやってきたこの日。日曜と言うことで開演6時なので4時に変酋長、O君と京橋に集まって軽くジ ャブかまして行くことに。

中村君は現地集合とのこと。当初狙っていた京阪改札内のミニたこ焼き屋のカ ウンターは満席。OLD BARも開店1時間前。仕方なく改札を出てコムズガーデンへ。軽く飲むのにちょ うど良いお店がなかなかなかったけど、とりあえずぼてじゅうに入る。

割とガランとした店内の中程に陣 取ると隣にはポールの話題で盛り上がるとーちゃん、息子、とーちゃんの友達といった3人がミニご宴会 開始中。こちらのO君が印刷してきた東京ドームのセットリストを見せるとさらに盛り上がりをみせる。 飲み食いしてるうちにさらにあっちでもポールの客が席に着く。豚平焼き、いかげそ&ビアを軽く流し込 んでいざ出発。小さな車両の鶴見緑地線はドームに近づくに連れだんだん満員に。

ドームに入ると中央付 近の通路はまさに老若男女で溢れ返ってる状態。場内に進むとドーム内全体はお香の匂いのスモークで充 満。席は外野に近い1塁側内野スタンド席のまあ前の方、めっちゃ遠くは無けれども近くはない。角度的 には正面から50度ってところか...もっとも最初の先々行予約にしてはやや不満。とりあえずさっきのビ アをトイレで放出、演奏中のトイレ駆け込みを回避。定刻の6時になってもまだ始まる気配なし。アリー ナにもまだまだ人が入ってくる。平均年齢高いけど結構若いやつらも多く、年齢幅は今まで入ったコンサ ートの中では一番広かった。

20分くらい遅れたところで客電が落ち内野スタンドとアリーナから仮面舞 踏会みたいな人達が出てきて会場を歩き回る。箱に入った超柔軟ねーちゃんやいろんな大道芸人が出てき てステージで踊ったり、でっかい風船や花やら「愛」とか「友情」とか書かれた提灯とかをぷかぷか浮か せて会場を一周。最初は珍しげに観ていたけどあまりに長いんで5万人みんないらついてた模様。これな かったら二千円は安くあげられたんではと思った人はかなり多いはず。とか言ってるとついに...

ステー ジ中央の大道芸人が踊っていたスクリーンの後ろから照明が当たり、スクリーン後ろにベースを持つシル エットが浮かび上がりついに登場。真っ赤なTシャツに青紫(?)のジャケット。Hello goodbye で皆さん 大合唱いきなりピークへ。しかし開口一番は予想してた「毎度っ」ではなく「もうかりまっか」やった。 「毎度っ」はちょくちょく曲が終わった後にThank youの代わりに連発してました。ヘフナーを弾きな がら首を揺らして唄うポールを肉眼で観られてるちうことに初っぱなから感動。最近のライブ、ビデオや DVDで観てたのよりずっと声がよく出てる。若い嫁さん貰うと若返るンかなあ。Jet, All myloving, Getting better と続き否が応でも会場は盛り上がる。

バンドメンバーはずっと前から結構長いこと一緒に やってたギターのおっちゃんでなく、若い兄ちゃん。ギターソロはオリジナルのフレーズをややルーズめ に弾いてた。キーボードは長いこと一緒にビートルズナンバーやってる人。

Comming upでソロナンバー が始まり観客はやや小休止といったところ。Let me roll itは別だけど。Jetやこの曲でポールはレスポー ル弾いてた。新曲など知らない曲数曲やったあと、「君らと僕だけや」と英語で言うてポールひとりだけ になりアコギでBackbird。なんとも素晴らしくジーンとくる。

それからフレミングパイに入ってるカリ コスカイって曲をやったんだけど、あのアルバム以前MDにダビングしてもらったんだけど、唯一印象に 残ってた曲があの曲。後で知ったけど大阪公演だけでやった曲らしい。ラッキー。We can work it のあ とサイケ塗りのピアノが出てきたんでFool on the hill が来るかなって思ったらいきなり You never give you money/ Carry that weight。期待してた曲の一つでまたまた盛り上がってくる。そしてその次 がFool on the Hillだった。

そんでもってジョンやジョージ追悼コーナー始まる。ジョンやジョージの懐 かしい映像がスクリーンにフラッシュバックされる。ジョンへは自作の追悼ソング。ジョージにはジョー ジに貰ったというウクレレで速いテンポでのSomething。追悼って感じではないけどジョージのようにポ ールがやるとしっくりこなかったのかもしれないとふと思った。

もうあとはメジャーなナンバーオンパレ ードっす。Band on th run, Back in the U.S.S.Rでまたこれ大盛り上がり。ついでにBirthday とかHelter Skelterやってほしかったな。Maybe I'm amaized、イントロ聞いただけで何かもう... 聞けて良かった。 ホントに声は凄くいいコンディション。しかしスクリーンにピアノ弾く手元が映されると手はやっぱ歳と ってました。

She's leving home、本日最高のボーカル。バックメンバーのハモりもがんばってたけど、 ファルセットもうひと頑張り欲しかった。でもジーンときたよん。

ビックリしたのがLive and let dieで の大爆発。ドームだから特に凄いのかな?わかっていてもホントにビックリした。まあメンバーは耳栓し てるだろうけどステージ近くの客は大変やったはず。

Let it beに続きHey Jude、これはいろんなコンサ ートでよくやってるんで客席との大合唱を映像で何度もいろいろ観てきてたけども今回はその大観衆の 一人として参加。Da da da ...のとこをオトコダケ、オンナダケと仕切って唄わせたんだけど、前の席に座 ってた50?60代の夫婦、奥さんは熱狂的ファンらしくずっと盛り上がってたけどコンサート開始から終 始おとなしく鑑賞してる旦那さんは男だけ唄わされてるときに唄わないんで奥さんから唄いなさいよっ てな感じで突っつかれてました。

ここで一応ステージ本編は終了。アンコール第一弾では赤い地雷反対の Tシャツに着替えて登場、Long and winding road, Lady Madonna, I saw her standing thereと続き、 5万人の皆さん至福状態へ。

またまた引っ込んで最後のアンコール。まずはアコギでYesterday。今度は 会場内の涙腺を一気に緩める。そしていよいよ最後、Sgt Peppersからthe End. ポールさん感謝。もう 満腹状態ですが、演ってくれたらまだまだ入ります。

事実1万4千円は高かったけど来てホントに良かっ た。唯一、欲を言えばドラムは白人でやって欲しかった。ポールは気に入って採用してるんだろうけど、 グルーブがチト違うなって感じしました。大道芸人のショーやめてフィルコリンズでも連れてくりゃよか ったのに。(それでは1万4千円で収まらないか)

ドームを出ると通り道にはアンオフィシャルグッズの 露天だけでなく、たこ焼きや唐揚げ、カステラなどの露天が軒を並べ、さすが大阪って感じ。勝手知ったる 我々4人は雑踏をすり抜けJR大正駅近くの裏道に居酒屋を求めて足を急ぐ。わりと直ぐに席の空い てる居酒屋を発見、テーブルにつく。まだ観客がたどり着いてないようだったけど10分もしないうちに 同様の客で満席に。ビール片手に「いやあ良かった」の連発で酒も話も進む。変酋長とO君が試しで頼んだ その店オリジナルの「スタミナチューハイ」はデカビタで割ってあるのか、これは失敗。

もっとじっくり飲みたかったけど日曜の夜だし仕方なく皆さんご帰宅。

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