去年に続いて行ってきました、ベック師匠。 大安BOYSのリーダー大野さんと同行。

去年はZEPP大阪のミキサー席前だったんですが、 今年は厚生年金、しかも前から4列目、真ん中ブロック! 師匠とジェニファーのちょうど中間あたり。 アンコールまで座ってじっくり見られてよかったよかった。

客層は仕事帰りのサラリーマンとか昔バンドやってました(今も?)風の おっさん多し。すぐ前の列には決して若くない女性二人連れも。 去年、けっこう若い人が多かったのはスタンディング(ZEPP大阪)だったから?

舞台でまず目をひいたのがドラムセット。 丸い足場にシンバルやマイクが上から釣り下げてありました。 で、3バスドラ大中小。 バスドラ大は Rollin' and Tumblin' 専用のようでした。

ライティングは去年よりじみなような気がしたけど 後方から見るとそうでもなかったんでしょうか。

ジェニファーのギターのネックから垂直に何か部品がついてたけど あれはいったい何なのでしょうか。やはりギターシンセに関係あるのかな。 近くで見るとけっこうお年なのがわかりました。(失礼) Rollin' and Tumblin' でのボーカルも良かったですが、 歌ってるときはまったくギター弾きませんでしたね。 (この曲ではベースの兄ちゃんがギター弾いてました)

そしてお師匠。やはり近くからだとお皺が... やはり何本かの白ストラトをご使用でした。 去年は遠くて気がつかなかっただけかもしれませんが、 アームは途中で斜め上方に曲げてありました。 とにかくいろんなことしていろんな音を出しておられました。 ミスったときやフィードバックし損ねたときのリアクションやら 得意技を決めた後ジェニファーと見合わす表情やらも含めて 視覚的にも非常におもしろかったです。

とはいえ、やはりバンドとしてみたらもうひとつかなぁ。 (誰もそんなの期待してないって?) ベースはけっこういろんなこと弾いてそうなんだけど、 低音しか出てなくて伝わらず。 ダンスビートの曲ではそれでもいいんですが、そうじゃない曲や ベースソロなんかのチョッパーが全く生きてませんでした。
そして、特にジェニファー。ギタシン弾き過ぎ、ユニゾンやり過ぎ。 ちょっと師匠をたて過ぎじゃない? メローな曲のどれかで敢えてギタシン使わないとか、 もっと師匠の邪魔するくらい弾いたりしたらおもしろいのに。 スタジオ盤にしばられない二本のギターによるアンサンブル ってぇのを追求してみていただきたいです。 (って去年も同じようなこと書いてましたね)

セットリストは新作と前作からがほとんど。 オープニングは新作から何曲かやって Brush with the Blues につなげて 懐かしき Star Cycle なんぞも交えつつ A Day in the Life で終わり。 アンコールでは掛け合い Blue Wind もやってくれました。 終わってみればちょうど90分でした。

帰りは心斎橋「魚民」に寄り道。 マイルス・デイヴィスが生きてたら今ごろは師匠のような感じで やってそうやね、なんて話をしておりました。

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