行って来ましたボブ・ディラン。大安BOYSハーピスト松本さんと同行。

開演前には音楽はかかってませんでした。 それに、舞台のスモークに混ぜてあったと思うんだけど、 お香の匂いが充満していて、なんか違和感あり。

今回は3列目でよーく見えました。 けっこう奥まったところに舞台がセッティングされていたので そんなに近くはありませんでしたが。
いやぁ、年とりましたねぇ。60歳ですか。 そのせいかどうか、アクションが剽軽すぎ。
この人はハーモニカホルダでギタージャカジャカというイメージで いましたけど、ハーモニカは持って吹いてたし、 ギターはほとんどリードラインを弾いてました。 音数少ないソロでしたが、そこはそれなりいい味でございました。
歌唱はけっこう力の抜けた感じがメインでした。

今回はキーボードなしのギターバンドで、けっこう若くてうまかった。 2人のギターの片方はチャーリー・セクストン。 チャーリーじゃない方のギタリストはすごく器用な人で、 ギターの他にバイオリン、マンドリン、ペダルスティールも こなしていました。

知らん曲ばっかりやなぁと思ってたら、オリジナルとは似ても似つかない ほど違えて演奏してました。 アレンジはともかく、歌メロも節もまったく別物で何歌ってるか聞き取れないのに、 曲が始まったとたん拍手が起きてたのは不思議。 全国追っかけてるやつと、ブートレグで勉強したやつと、あの英語を聞き取れるやつが 1割未満で、あとはわからんまま拍手していたに違いない。

この曲はこういう感じでやってみよう、ってのはやはりディランさんが 言い出すんでしょうか。それともバックの方々がディランさんにご提案 さしあげているんでしょうか。
ともあれ、最新型のディラン・サウンド、堪能させていただきました。 最近はずっとこのメンバーでツアーしてるのでしょうか、 散漫な感じは一切なく、すごくまとまっていたと思います。

1時間20分くらいで本編終了。アンコールは長めで、ラストの「風に吹かれて」が これまたオリジナルとは全く違ってましたが、コーラスありのサビには感動。 松本さんはラス前の「ハイウェイ61」に感動。

やはり客層はけっこう上の方でした。が、若い女性グループが ライク・ア・ローリング・ストーンで踊ってたりしたのは驚き。 どこでボブ・ディランを知ったのでしょう?

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