先週に引き続き、今週もコンサートに行ってきたぞ。
今週は、パールジャム。今アメリカで、絶大な人気を持つグランジの帝王。最新作 「Yeild」をひっさげてUSツアー中だぁ。
アメリカに赴任したての3年前、なにげで情報誌を見たらパールジャムのコンサー ト情報が載ってた。しかし、どうやってチケットを買うかも知らなかったがそれで も何とか調べてみたら、すでにソールドアウトだった。

だから今回はラジオや新聞やWEBなどでいち早く情報をキャッチしてチケットを 買ったのさ。(とは言っても会社の後輩に買いに行かせたのだが)噂によると今回 は発売して45分で完売したそうだ。しかも急遽更に200席ほどシートが増設された らしい。
前座はスペースフォグ。なかなかいいぞ。ということで、コンサート会場にわくわ くしながら行った。さあ席はどこかな?
えーっ!ステージの裏側!?まいったなあ、こんなの初めてだよ。まあ、でもステ ージに近いということで我慢するしかないか。

前座のスペースフォグが始まった。ボーカルの声がデビッド・ボウイを思い出させ るようなんで、まあ好きなバンドのひとつだ。
どんなライブを見せてくれるかと期待してたが、うーん、ステージ裏は結構音が悪 いぞ。壁に反射した残響音の為なにをやってるかがさっぱり分からん。こういう時 は耳栓をするに限る。反射音をカットして直接音だけ聞こえるようにするフィルタ ーなるのだ。(しかし同時に高音もカットされるけど)
が、しかし、しまった、耳栓持ってくるの忘れた!
爆音系のバンドの場合はそもそもPAの音がでかいので、耳栓は必需なのだ。 なにか耳栓に出来るものはないかと考えてるときと、ふとひらめいた。そうだ、 たばこのフィルターなんか良いんじゃないかと。
もったいないけどたばこ2本を犠牲にして、フィルターの部分を千切って、まわりの 紙を剥がし、耳の穴に突っ込む。おー!こりゃあええ案配だわ。適度にフィルタリ ングされて、演奏がはっきり聞こえる。
これは、コンサートを聞く時だけでなく、バンドで演奏する時にもええかもしれん。 これからはこれで決まりだな。

話がそれてるうちに、メインのパールジャムの登場。メンバーは、ボーカルのエデ ィー・ヴェーダー遺骸は、見んなTシャツに短パンスニカーって格好。エディーは 下手するとドカチンの兄ちゃんって感じの格好。
1曲目はややスローな曲で始まり、2曲目以降は新作からアップテンポな曲でしばら く責めて観客を盛り上げた。
おいらは途中で、階段を少し降りて、後ろ姿ながらもっとステージに近い位置を陣 取った。エディーはギターソロのパートの時に後ろを振り向いてくれたので、うれ しかった。

ミディアムテンポな曲をやってもばっちりグルーブしてるし、それよりも何も客が ノリまくってる。何か、ちょっと宗教がかってる感じすらした。まあ、それほどエ ディー・ヴェーダーにカリスマ性があるということなのだろうか?
1時間半ほどやって、メンバー全員がステージのすそに引っ込んだ。当然ながら会場 はアンコールの要請で盛り上がる。

アンコールに出てきて、また演奏を始めた。1曲、2曲、3曲....えっ、いったい 何曲アンコールするの?結局5、6曲はやったと思う。そのあとまた、ステージから 引っ込む。
盛り上がった会場はまたアンコールを要求。
あっ、また出てきた。新譜からスローなテンポのナンバーを1曲やって、これで、コ ンサートは終わった。

今回は、コンサートの始まる前から、会場周辺にチケット持ってない連中なんかも いっぱいたむろしてた。会場に入っても通常は、ステージ裏は席が用意させてない のに今回は全席埋まった上に予備のいすまで用意されてたから、全部で、1万5千人 以上は来てたんじゃないかな?
とにかくアメリカじゃあ、パールジャムは絶代な人気を保っていることが分かった。 ステージングは、ちょっといまいちほとんど仕掛けが無かった。
が、チケット代が安いということで許そう。

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