Lenny Kravitz / Black Crowes

これがアメリカ滞在の最後のコンサートだと思うとなんか感慨深いものがある。しかも前回のJeffBeckといい、今回といい、スゲー良い席がゲットできた。
前回ほど、まん前ではないがステージ直前のオーケストラピットの次の少し高くなっているブロックの前から3列目（ステージ直前から数えると23列目）で、ミキサー席に近いほぼセンターの席。会場は、約2万人集客可能な野外コンサート会場。過去B B52'sやMetalicaを見に行った所だ。
さて、今回は、レニーとブラッククロウズがジョイントでLIVE99と名を打ってミニUS ツアーをしていてレニーと、ブラッククロウズが一遍に見れるなんて、なんてお得なコンサートなんだろうとわくわくしていた。（ただ、レニーに関しては去年の秋に見たので、今回の会場はえらい大きな所だからステージセットがどんなのかなという楽しみがあった）
彼ら以外に前座は2つあって6時半よりスタートしていたが、ブラッククロウズが主演するという7時45分よりちょっと前の7時半ごろに会場に到着。ビールを買ったりTシャ Tシャツを買ったりしているうちに前座が終わった。
席につきブラッククロウズを待つ。この季節夏時間というせいもあり、7時45分でもまだ薄明るいが、客電が消え、メンバー登場。
うわー、やっぱ、かっこいいぜ、こいつら！
メンバーのほかに黒人女性コーラス二人を連れてブリブリ曲をかました。
決して派手ではなく、案外地味なロックロールかもしれないが、客は、もうノリノリ。そのほかの客のノリを見た一緒に行ったレニー目当ての女の子達に、このバンド有名なんですかと聞かれたが、当然本場アメリカだと有名だろう。アメリカのノリにこのブルージーなロックンロールはピッタシだぜ。
メンバー全員が痩せててLooks So Goodでロックスターって感じだし（結構最近アメリカのバンドはデブが多い）、ボーカルは、ミックが良くやるような踊りや手拍子を始終してるしギターの兄ちゃんもキースに通じるアクションしてるし、ストーンズに影響されてるんだろうなとも思った。でも曲のアレンジはなんかZepに影響されてるところがあるよなあと前々から思っていたら、なんと、ある曲（曲名忘れた）の途中で、ZepのWhole Lotta Loveの間奏部分を挿入したので、これはおいらの推理は正解だと思った。
個人的には2枚目が気に入っているんだけど、そこからの選曲が多かったのが良かったね。アンコールはあるのかなと思ったけど、それはなかった。
さてさて、レニーちゃんの登場だ。
その前にちょっとしたトラブルがあった。一緒に行った連中とセット入れ替えの間、ビールを買いに行ったりトイレに行ったりして席に戻ると知らない奴がおいら達の席に座ってる。
おいおい、そこおいらの席だぜというと、何言ってんだよ、俺の席だと抜かしやがる。チケット見せろよというとおまえこそ見せろという。見せ付けるとそいつはすごすごと退散。
その後、同じ様な事が一緒に行ったのおねーちゃんにもあった。相手は、カルフォルニアギャル。そいつは、凄かった。自分の席だと言い張って、チケットを見せつけるとそいつを奪い取った。まあ、何とか面倒なことにならずに済んだけど。こっちの奴らは、こういう指定席のコンサートでは、自分の席より良い席で空いてるところを見つけるとラッキーとばかり勝手に座るみたいだ。
ま、それはそうと、今回のレニーのセットは凄い。前回は、下手すると学園祭のセットみたいなところがあったが、今回は最新のクラブって感じだ。しかもギターアンプなどは置かれてなく、セットの一部にスピーカーが組み込まれていた。
さて、前回同様、Whole lotta loveのラップバージョンのBGMにのせてメンバーステージに登場。おや！今回はメンバーみんなスーツ姿じゃん。ま、前回は海上のせいもあるけど余りにもラフ過ぎたもんなア。レニーはこれじゃないと。変に派手じゃないと。前回短く切った髪も今はアフロ君て感じまで伸びてます。
セットリスト的は、定番は押さえて、若干曲順が前回と違うかなって感じだった。当然1回目の締めはLetLoveRule。これまた前回同様会場を徘徊し、ミキサー席の近くまで来て客をあおり会場大合唱。すぐ近くでまた今回もレニーを目撃。
これで、第1部は終わりだなと、レニー歴約10年のおいらとしては思っていたらアンコールを受けるまでもなくいきなり最新ヒット曲のFlyAwayが始まった。おいら達のそばにいた客がセキュリティーの壁を強行突破してオーケストラピットのブロックまでなだれ込んだのでおいら達もそれに便乗してステージ直前までなだれ込んだ。うわー、これじゃあ、よくいくオルタナ系のノリじゃん、いてっ、ボディーサーフかい、あれ？ダイブしてる奴いるじゃん、何だこれ、レニーでこうなるとは思わんかったぜ。
しかし、もまれながらもレニーをかぶりつきで見た。
そしていったんレニーは引っ込むものの、メンバーはそのままステージ居る。ローディーがフライングVを持ってきた。こりゃあ、あれしかないじゃん。もっと盛り上がるぜ。
レニーが出てきたフライングVを持った。AreYouGonnaGoMyWayが始まった。うわー、スゲーこのノリ、いつもながら盛り上がるよな、この曲。息も絶え絶えになりながら、何とか最後まで持ちこたえた。しかし、今まで見た中で、ダイブをここまでしたコンサートはこれが初めてだと思う。多分レニーだからといったセキュリティーの読みの甘さがあったのかもしれん。おいらもそう思ってたが。
ま、アメリカ滞在最後のコンサートとして良い想い出になったで。

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