いやあ、よかったよ。ジェフ・ベック。今回は、いつも行ってるCOX ARENAと同じ SDSUの大学内にあるちょっと小さめな野外会場。日比谷の野音や、大阪城公園音楽堂 くらいの広さ。
なんと今回は特上の席で、ステージから6列目のステージからやや左よりの席。ジ ェフ・ベックの奏法が肉眼で見える距離。
最近は雨が多くてどうなるかなと思っていたところ今日の昼間は暑いぐらいで前座 の始まる8時ころにはちょうど過ごしやすい気温になっていた。
客層はというと、圧倒的に年配者が多く、おいら達も若い部類に入るんじゃないか と思うような感じだった。ただ、客の入りは8割くらい。
前座は、あこぎの弾き語りの兄ちゃんで、MCや歌詞で客からウケを取っていた。
9時過ぎいよいよジェフ・ベックの登場。
まず最初は、バックメンバーのみ出てきてニューアルバムの1曲目のイントロを弾 き出した。
バックメンバーは、基本的にはニューアルバムの参加メンバーと同じのようだ。 MIDIギターを弾くちょっとがたいのいいおねーちゃんと、黒人のベース、ドラム、 そしてジェフベックというシンプルな構成。
しかし、MIDIギターを弾くおねーちゃんが馬鹿うま。結構CDで聞いてたときには ジェフ・ベックが弾いてるのかなって思うところ、このおねーちゃん弾いてます。 でもアクションから察するとメタルをやってたなって感じだけど。 このMIDIギターで、バッキングギターもシンセもこなしていた。

しかし、ジェフ・ベックを生で見たのは初めてだけど、おとーさんまだまだ健在じ ゃんって言うよりこんなに凄かったんだってのが本音。
ほとんど、ピックを使わず親指で弾いてるし、トレモロアームを使わず、ブリッジ を押さえて揺らしてビブラートなんかの微妙な音のコントロールをしてるし、そう かと思うとアームもがんがん使ってあの独特な音を出してる。当然ピッキングハー モニクスやボトルネックも使いまくり。
凄いね。

今回やった曲は、ほとんどニューアルバムからって感じだったんだけど、後半、 ビートルズの「A Day In The Life」をやって、「悲しみの恋人達」「Led Boots」 「BlueWind」なんかの往年の名曲をやった。特に「BlueWind」では、ギターパートを客と 掛け合いをやるという変わった場面もあった。

今回日本でのコンサートも期待していていいです。とにかく凄いの一言。やっぱ、 生で見て聞くとCDで聞いたときと印象が違うね。CDで聞いたときはなんかテクノと いうかダンス系を取り入れたのって感じだったけど、それはそれで正解だったねっ て感じがした。

しかし生で見たジェフ・ベックは鼻がでかいばかりでなく結構顔もでかかったとい う点で、妙に親近感を持ってしまった。
とは言ってもあの相変わらずのヘアスタイルに黒のTシャツ、ブラックジーンズとい ういでたちからは、とても50を過ぎてるオヤジには見えなかったね。

帰任を目前にして、いいアメリカの思い出になったよ。
あ、そうそう、ツアーTシャツをお二方にお土産に買っておいたからね。 自分用にはBlowByBlowの25周年記念のTシャツを買っちゃったけど。

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