今回は急遽決まった日本出張より戻った翌日の晩にジェットラグの回復もないまま ライブを見に行くというちょっとハードスケジュールだった。
しかも、会場が最近おなじみのCOX ARENAから急遽ちょっと小さ目なクラブのSOMA Liveに変わったということが当日判り、一緒に行く友達の連絡なんかで夕方ばたば たした。
多分予想してたまではチケットが売れなかったんだろうな。キャンセルにならなく て良かったけど。

会場のSOMA Liveは以前BLIND MELONを見に行ったところである。ここは、クラブな がらガキも入れるので、アルコール類の販売は一切ない上にジュース類の飲み物さ え売っていない。したがって、はっきり言って、中はステージがなければただの倉 庫のみたいなものである。そのくせ対バンのブッキングだけは多くて終了はいつも 夜中の12時を回ることが多い。今回も終わったのは夜中の12時半でアンコール が終わった後に店のオーナーが出てきて、「サンディエゴの条令では、12時以降 は18才以下のガキはクラブなんかでダンスなんかして遊んではいけないんだけれ ど、パドレスが西部地区優勝決めたときなんかもみんなストリートで、踊り狂って たりしたじゃないか。しかも今パドレスは、(まさにワールドシリーズに向けてナ ショナルリーグ決勝戦で)ブレイブスに対して勝ち続けているので、それで優勝し た暁にもオールナイトで騒げるように今日は目立たないようにおとなしく帰ってく ださい」みたいな事を言ってた。(ちなみにこの日本語訳は友達に聞いたのと俺が 理解できたところを総合した意訳)
がんばれパドレス!ちなみに横浜とサンディエゴは姉妹都市。これでパドレスがワ ールドシリーズに出ることになればきっとプロ野球ニュースなんかで、これは何か の因果があるって話題になるだろう。

ということで、今回のレビューだが、4時間以上も立ち続け、踊り続けたためかな り疲れて書く気力がないのが正直な話。しかも出張の疲労もあるし。この後漫画も 書かなければならんし...

しかし、いま日本では、ROでもそれほど取り上げられてなくアメリカでかなり流行 りつつあるスイング系の代表選手ともいえるチェリポピのライブ評は書かずにはい られない。(きっとそのうち日本でもブレイクするよ。)
それで前座は3バンドあって、最初のバンドはわりと正統派のスイング系バンド、 2番目はスカ系バンド、3番目はポップ系レゲイすか?って感じの東京スカパラダ イスオーケストラみたいな音のバンド。みんなに共通して言えるのはホーンセクシ ョンがあるということだ。

さて前座が3個もあるのがそもそも疲れる原因だったが、さすがトリのチェリポピ は違うね。
何が違うって、ボーカルとギターの兄ちゃんがちょっとかっこいい。この手のスイ ング系のメンバーは通常むさいおっさんが多いんだが、チェリポピの場合、ボーカ ルがちょっとデビッド・ボーイを連想させるようなルックスである。若い女のこの 黄色い観声も多い。もしかして、チェリポピはアメリカの中ではアイドル扱いなのか? スイング系というぐらいだから、ビート自身は結構速いが、それでもボーカルは終 始踊りまくる。間奏の部分ではマイクをズボンの中に入れたりして、それがまた女 のこの歓声を呼ぶ。
結構この手の曲にあわせてのって踊るのは難しい。(試しに「A列車で行こう」なん かをちょっと速めに再生してあわせて踊ってみると分かると思う)しかしこの手を ばっちにおどってるカップルが居たがかっこよかったねえ。(ああいうダンスはジ ルパップって言うのか?)
でもなぜスイング系であるチェリポピがロックにカテゴライズされているかという と、太鼓が2バスだったり、ギターがぶりぶりのディストーションかけたり、ZEPの ように、ほんのちょっとの効果音のためにテルミン使ったりとかしているからかな? いずれにしても楽しいコンサートではあったが、ちょっと疲れていたのが難点のど 飴だな。(まあ、年だって事もあるけど)

まあてな訳で、日本でブレイクする前に皆さんもちょっとチェリポピを聞いてみて はいかがでしょうか?(たまにはこんなコンサートレビューもあってもいんじゃな い?)

戻る