もう4月だというのに、最近サンディエゴの天気は変だ。今日も雨が降ったりして、 おいおい今までで一番寒いぞって感じ。 そんな中、COX ARENAに行った。このくそ寒いのにTシャツ一枚で来てる奴も結構いて、 いったいこの国の奴らは何考えてんだかと思った。

今日は、珍しくマイナーな前座がいない。前座はガーベッジだ。 以前スマパンの前座で来ていたが、その時は、会社を出るのが遅れて見る事はできなかった。 彼らも2枚目もそこそこセールスを出してるのに前座をしてしまうというところが アメリカのショービジネスの厳しいところだな。 今回席は、ステージの真横。うわーこりゃあ、ちょっときついなあ、てな感じで予 定通り8時にスタートした。 メンバーは、ギター2人にベース、ドラムにボーカルというオーソドックスな構成。 サポートで、キーボードがいるのかと思ったが、ギターのおっちゃんが時々シンセを弾いていた。 しかし、アクションは、ボーカルのねーちゃんを含めて、カッチョよかった。 しかし、ルックスがちょっとあかん。ギターのおっちゃんたちは二人ともゲーハーだし、 サイドギターのおっちゃんにいたってはブーデーだし。ボーカルのねーちゃんは金太郎 の前掛けかって感じの服で、背中は丸見え。 演奏のほうは、安定していて、意外にうまいと思った。CDで聞くより、視覚的な効果が 相乗されてよかった。しかし前座ということで、40分であっさり終わった。

さて、ステージの準備も整い、アラニスの登場。バックバンドのメンバーはギター 二人に、ベース、キーボード、太鼓。前半は2枚目のアルバム中心に演奏される。 CDレビューでも書いたけど、結構インド系というか、ZEPというかペジプラっぽいと いうかそんな感じの曲が多い。 アラニスはどちらかというとポップスのように捉えられがちだけど、生で聞くと、 結構ロックっぽい。 それからアラニスは、結構女性ファンが多いようで、実際おねーちゃんの客が多かった。 ステージは、ギター二人が両サイドに立ち、その他のキーボード、太鼓、ベースは 後ろのほうに固められ、ステージが広くなるように配置されていた。 そこをアラニスが走り、時には飛び跳ねた。でも、客に対して頻繁に手を振るとこ ろが女のこのようで、かわいいという感じがした。2枚目からの曲は、ほぼCDと同 じようなアレンジであったが、1枚目からの曲のアレンジは結構変えてあった。 そういえば、ギターの兄ちゃんは結構Ebow(www.ebow.comを参照)を使ってたな。

アンコールは、3度もした。 3度目はアンプラグドだった。しかし3度目のは、メンバーが引き上げた後、 スタッフがアンプラグド用にステージを作っているのが見え、ちょっと予定調和過ぎて 興ざめというか、客もそれが見えたとたんおとなしくなった。

しかしながら、彼女の歌はうまい。生で聞くと彼女の実力がいかに凄いかが分かった。 約2時間のステージで、終わりまで、疲れることなくあの声で歌えるのだから凄い。 もうちょっと、ルックスがよければ完璧だったのになあ。

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