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前回から2ヶ月にしては多かったかな。

KISS "ALIVE II" [1977]

黄金期の3作を聴いたら、これが聴きたくてしようがなくなったと。 リマスター盤だし。

これを耳にするのはレンタルレコードをダビングしたカセットテープ以来かな。

やっぱ、いいわー、これ。

ZZ TOP "TRES HOMBRES" [1973]
ZZ TOP "FANDANGO!" [1975]

ワーナーのキャンペーンで抽選に当選した1枚と、3枚買ったらもれなくもらえる、の1枚。 賞品アルバムリストからなんとなく選んでみました。

前者が3rdアルバム、後者が4thアルバムで、初期の出世作という位置づけらしいです。 MTVで有名になる9thアルバムはこの約10年後になります。

ひとことで言うとブルースロックですが、なかなか小気味いいバリエーション も持っているので楽しめます。 砂ぼこり舞うアメリカの田舎道を走る車で聴くのが断然似合いそう。

スタジオ音源ももちろんいいのですが、ライブ音源が熱いです。 とてもトリオとは感じさせません。

後者はレコードでいうA面がライブ音源。 またどちらにもボーナストラックが収録されていて、すべてライブ音源となってます。

WEATHER REPORT "8:30" [1979]

ジャコパスをもう少し堪能したくてこれをチョイス。 ジャコパス在籍時の(というか全盛期の)ウェーザー・リポートのライブ盤。

ちょっとポップ過ぎるところが好みじゃなかったけど、 メンバー全員凄いのがひしひしと伝わってきます。

全体的になんとなく音が薄く思えて、ギターの1本でも居ればなぁという 気がしますが、その分ベースが良く聴こえるとも言えます。

ビッグバンドのジャコパスもいいけど、このジャコパスもゴキゲンです。

AMY WINEHOUSE "FRANK" [2003]
AMY WINEHOUSE "BACK TO BLACK" [2006]

ポール・ウェラーのBBCライブのゲストで歌ってるのを聴いて気に入って たのですが、今年7月に27歳で亡くなってしまいました。

60年代ソウルミュージックなんかの雰囲気で作りこまれた後者よりも、 文字通りフランクで素直な表現の前者の方が気に入ってます。

THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE "WINTERLAND"
THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE "LIVE AT MONTEREY"
JIMI HENDRIX "IN THE WEST"

知らないうちに聴きたかったライブ音源がリリースされてました。

"WINTERLAND"はエレクトリック・レディ・ランド前夜の音源。 4枚組BOXも出てますが、ハイライト盤(1CD)をチョイス。 この3枚の中では一番こなれた演奏で聴きごたえがあります。

"MONTEREY"はイギリスから戻ってきての凱旋公演ということもあってか、 勢い(気負い?)がみなぎる若い感じ。

"WEST"はライブ音源のコンピレーション・アルバム。 昔レコードで聴いて以来で懐かしかった。 でも、リトル・ウィングはレコードとはテイクが違うんじゃないかな、たぶん。

そして、本当にいまさらなのですが、出音のニュアンスの豊富さに驚きました。 ピックアップ切換やボリュームの操作をけっこう頻繁にやってたんですね。 ワウをトーンコントローラーとして使ってるようにも聴こえました。

LENNY KRAVITZ "BLACK AND WHITE AMERICA"

レニクラ、あいかわらず健在です。

今回もバラエティーに富んだハイクオリティーな楽曲群を届けてくれました。 (ある程度パターンが決まってる感は無きにしもあらず)

バラードやストレートなロックもいいけど、やっぱりファンキーな曲が この人の真骨頂だと思ってます。 今回、その点では若干もの足りないかも。

お、そうだ。『5』以降のファンキーチューンを集めたプレイリスト作ろうっと。

RED HOT CHILI PEPPERS "I'M WITH YOU"

レッチリ、ギターが代わったんですよね。

このギタリストはあまり前に出ないタイプかな。 環境的な音の鳴らし方で、雰囲気作りを大事にしてる感じ。 その分、ベースとドラムが前に出てます。

楽曲的には大人しいというか歌をじっくり聴かせる方向と言えます。 あまり激しいものもなく、リズムは素直なのが多いです。

その歌モノ志向が、こんなのレッチリじゃない、なんてことに はなってなくて、けっこう心地よく響いてきます。

ライブで昔の曲とどう同居してるのか聴いてみたいですね。

NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS "NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS"

元オアシス、ノエル・ギャラガーのソロプロジェクト。

オアシス的なものを期待してしまったので、第一印象はあまり良くありませんでした。

後期オアシスの延長線にあるとは思いますが、最も違うのはギターが全面に出てきてないこと。

ソングライティング的にはそれほど変わったという印象はありませんが、 ピアノやストリングスが多用されているため、かなりマイルドに感じました。

マイナーキーの曲がほとんどですし、ペニーレインリズム?ミスターカイトリズム? (四分音符ノリ?2ビート?)も目立ちます。

そう。なんとなく「ロック」が感じられないんですよねぇ。

とか言いながら、毎日聴いてるわけですが。

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