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聴き出したばかりのサンタナとクラプトンは来月レビューします。

STONE TEMPLE PILOTS "STONE TEMPLE PILOTS"

ヴェルヴェット・リヴォルヴァーを辞めたスコット・ウェイランド が合流した再結成ストテンの新作。

ストテンは、ハードでちょっとアバンギャルドなサウンドに親しみやすいメロディー というのが特徴と思ってましたが、本作ではサウンドがわかりやすくなっていて トータルで親しみやすいという印象。

曲のサイズもコンパクトで弛み無く聴き通せてあっという間に終わってるという感じ。

BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB "BEAT THE DEVIL'S TATTOO"

このバンド、1stアルバムが大好きでした。 1stだけで終わってしまうバンドが少なくないので、その後は期待もせず、 ウォッチしてませんでした。ごめんなさい。

ロッキン・オンの付録CDの中にあったアコースティックなツェッペリン みたいな曲がこのバンドだと気づいた時点でまた聴き出せばよかったなぁ。

5枚目となる本作ですが、まず、1stの雰囲気に余分な不純物が混ざって なかったことに何より安心しました。

3rdアルバムあたりから取り入れたというアコースティックな面も、 元々の雰囲気を損わないばかりか、彼らならではのアプローチが いいバリエーションとして骨肉化されてるようです。

新しいドラマーは女性だとか。 雑誌かなんかで読まなかったらまったくわからなかったでしょう。 女性かどうか、というより、ドラマーが代わったことが。

ライブ行きたいなぁ。

2nd 〜 4th も復習のために聴こう、と思ったら、一部廃盤のものが...。

22-20s "shake/shiver/moan"

このバンドはアルバム1枚だけで解散しちゃった方。

再結成して来日するというのでとりあえずチケットを買いました。

チケット買ってからこれを聴いたのですが...ショックでした。

あのトンガった激しいブルース風味はどこ行った?

よく言えば幅が広がったってことなんでしょうが、 バーズのようなさわやかサウンドは何回聴いても違和感あり。

解散せずに出た2ndだったら間違いなく様子見だったのですが、 再結成というから期待してしまったのでした。

これを聴いたあとには、解散前のライブ盤に手が延びてしまいます。

ライブ、どうしようかなぁ...。

PRINCE "20ten"

欧州各地の新聞や雑誌の付録として配布された殿下の新作。

少し前なら安く新品が出回ってたそうですが、気がつけばどこにもなくて、 結局、アマゾンのマーケットプレイスで中古品を¥1,980(+配送料¥340)でゲット。 今はもうちょっと値下がりしてるようです。

9曲目の後、5秒の無音トラックが延々と続いて77トラックにシークレットトラックを収録。 無音トラックを除くと全10曲40分。

80年代回帰とか、Sign O The Times に並ぶ傑作だとかの前評判でしたが、 あまりそんな印象は受けなくて、前作の流れで自然に聴けました。 リズムに着目すると確かに80年代っぽい曲もあります。

曲調はポップとバラードが多くてファンク色は薄いかな。 全編ギター弾きまくりなところはうれしい限り。 生ブラスが入ってる曲ではシンセの伴奏との溶け込み具合が心地よいです。

曲の並び順が計算されていて、曲間が短めだったり、曲が続いたりと、曲の切り替わり がいちいちかっこいいです。とか思ってるうちにすぐ終わります。40分ですから。

今のところ、一番のお気に入りはシークレットトラック。 ヘビーで重くてかっこいいです。

そろそろ、また来日してくれないかなぁ。

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