ホーム > 変酋長が聴く! > Mar 2009

ライブ予習用音源のヘビーローテーション体制が続いたため、 大変お待たせしてしまいました。

THE DEREK TRUCKS BAND "ALREADY FREE"

これまでで一番いいですね。

まず、長ったらしいインストや、民俗音楽やジャズなどへの冒険がないのがいいです。 かといってブルースに固執しているわけじゃなくて、ジャンルの幅広さは感じさせます。

歌ものが中心になっているのがいいです。 バンドとしてのまとまり感は薄まりますが、メインボーカルが3人というのも バラエティーに富んでいていいです。

ドイル・ブラムホールUが曲作りやボーカルで大きくかかわってるのもいいのかも。

リラックスしてる雰囲気が伝わってきてゆったり気持ちよく聴けます。

CHIRIS DUARTE AND BLUESTONE CO. "396"

以前、サヴォイトラッフルという日本のサザンロックバンドがありました。 スライドギターが入っていてオールマンブラザーズバンドの雰囲気がプンプンしてました。 海外でもかなり評価されているらしかったのですが、 どうやら解散してしまったようです。

その後継バンドがブルーストーン・カンパニーで、ボーカル不在なんでしょうか、 インストアルバムをリリースしたりしていたようです。

で、バンドにクリス・デュアルテというテキサスのブルースマンが加わったのが本作。 この形がパーマネントなものかどうかはわかりません。

中身はものすごく良質なブルースロックでご機嫌です。 ギター2本で、片方がスライド。 ジャズっぽい要素も含んでいてやっぱりオールマンズを彷彿とさせます。 かなりテクニカルな印象もあって、なかなか耳が離せません。

デレク・トラックス・バンドを初めて聴く時に期待するであろう音がここにある、 と言ってみたりして。

チャットモンチー "告白"

チャットモンチー3枚目のフルアルバム。

最初聴いた時は「あれ?前の方が良かった?」と思いました。すいません。

前のアルバムはシングル曲満載のベスト盤みたいな感じでしたからねぇ。

今作ではサウンド面、特にアレンジではけっこう凝ってたりして面白いし、 詩の世界も幅も深みも出てきた感があります。

が、曲としてのフックというか、パッと聴こえてきて虜にしてしまう感じが 欠けているような気がして...。

んー、期待しすぎですかねぇ。

戻る