今月後半はひょんなことから知った新人バンド特集。

Foo Fighters "Echoes, Silence, Patience and Grace"

なんか凄くオールマイティーなりましたよね。
死角無しの王道ロックバンドって感じ。(褒めてますから)

一曲の中でもアコースティックのアルペジオからディストーションギター爆発と ものすごいダイナミクスを持つようになりましたし、曲のバリエーションも めちゃくちゃ幅が広がりました。

ただ、6曲目「ストレンジャー...」はなんだかデモテイクみたいで、 バンドサウンドのバージョンを聴いてみたくなりました。

V.A. "Freeway Jam: To Beck and Back"

ジェフ・ベックのトリビュート盤。
ジェフ・リッチマンというギタリストがアレンジ&プロデュースで ソロでも1曲参加してます。この人、同じレーベルからいろいろな トリビュート盤を出しているようです。
アレンジがジャズ・フュージョン寄りなので不満でしたが、 ドラムは聴きごたえありました。 ヴィニー・カリウタにサイモン・フィリップスですからね。

参加ギタリストのうち私が名前を知ってる人はスティーヴ・モーズ、 ジョン・スコフィールド、エリック・ジョンソン、マイク・スターン、 ウォーレン・ヘインズ。
クリス・デュアーテはテキサス・ブルースの人で、 その他はジャズ・フュージョン畑の人のようです。

さて、内容はというと、ジョンスコとマイク・スターンに期待したのですが、 肩透かしを喰わされました。

ジョンスコはヤードバーズの「オーヴァー・アンダー・サイドウェイズ・ダウン」 なんてのをジャムバンド風にやってます。 いつもの感じというやつでしょうか。 なんでこの曲? こんなのはソロアルバムに入れてくれ! もっと正々堂々と勝負しろ!と言いたい。

マイク・スターンは「ダイアモンド・ダスト」。 なんでこんなメローな曲選んじゃうの?! ハードな曲でロック魂を爆発させてほしかったなぁ。。

一番のお気に入りはウォーレン・ヘインズの「ザ・パンプ」。 メロウなこの曲でスライド・ギターの超絶技巧を駆使して ロックに攻めてるのが心地よいです。

テクニックでいうとグレッグ・ハウが凄かったです。 「ブルー・ウィンド」でこれでもかっていうくらい弾きまくってます。 メタルの人じゃなくてフュージョンの人なんですよね?

Earl Greyhound "Soft Targets"

この間のRockin' On 誌についてた付録CDがVol.6でした。
そういやVol.5ってどんなだっけ、と思って引っぱり出して、 聞き返したときに おおっ! ときたのがこのバンド。 さっそくこの1stアルバムを聴いてみた。

ひょろっとしたロン毛白人ヴォーカル&ギター、アフロ女性ヴォーカル&ベース、 マッチョ黒人ドラム、と見た目にもインパクトあり。

Vol.5に収録されてた1曲目、8分超の5曲目など Led Zeppelin を連想 させるような曲もあって良いことは良いんですが、そうでない曲との バランスが居心地悪いというかバンドの方向性が定まってないというか。

でも、とりあえずセカンドアルバムは聴いてみたいと思います。

チャットモンチー "chatmonchy has come" [2005]
チャットモンチー "耳鳴り" [2006]

NHKトップランナーで演奏を聴いて気に入ったガールズ・ギター・トリオ。

WEBで検索するまで「チャットモンキー = チャットする猿」だと思っていて、 Googleに「もしかして: チャットモンチー ?」って言われたりしてね。

公式サイトでボーカル&ギターのハシエリと同じ誕生日だということが わかったりして(丸ン十歳違い)これはもう運命的出会いだと。

前者がデビューミニアルバムで後者が1stフルアルバム。 概ね雰囲気は同じです。 ファーストに収録されてないミニアルバムの曲にも捨てがたい いい曲があったので両方聴いて大正解。

初期のレディオヘッド + 少年ナイフ なんて感じが◎。 演奏はすべて自分たちでやってるのもエライ!

サウンドをまず気に入ったんだけど、詩の独特の世界も良い! なんだか昔に呼び戻されて胸キュンしてしまうのが恥ずかしいやらくすぐったいやら、 もう聴きたくないやらまた聴きたいやら... (ええ年のおっさんがね)

もう2ndアルバム出てるんで、また来月レポしまっさ。

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